夕刊:2020/12/23

大阪金は軟調。日経平均株価は小幅高。オイルは小幅安。

為替

午前中の外為市場は、材料難かつクリスマス休暇入りで市場参加者が少ない中、株価にらみの展開となっている。プラス圏で推移していた日経平均株価がマイナス圏に沈んだ場面では円高、ドル高に振れたが、株価の持ち直しとともにその動きは一服した。トランプ米大統領が議会に経済対策法案の修正を求めたと報じられ、リスク回避ムードが高まったものの、一時的なものにとどまった。ユーロドルは1.21ドル台後半を中心に、ポンドドルは1.33ドル台後半を中心にもみ合い。変異した新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、英国と欧州大陸の物流の大動脈となっているドーバー海峡周辺が混乱している問題に関し、英国とフランスが混乱解消に向けて対策をとることで合意と伝えられたが、為替市場への影響は限定的のようだ。午後のドル円は103円40銭台まで値を落とす展開となった。昨日NY市場でドル買いが強まり103円70銭台まで上昇。東京市場は朝からややドル売りの動きも、トランプ大統領が米追加経済対策案に修正を求めたことなどが懸念されてリスク警戒のドル買いが入る場面も見られた。トランプ発言でのドル買い一服後はじりじりとドル売りが入る展開で、午後も頭の重い流れが続いた。104円手前の売りが意識されているほか、株式市場が堅調な動きを見せたことなどがリスク警戒感を後退させた。ユーロドルやポンドドルでもドル売りが見られ、ドルはほぼ全面安に。ポンドドルは1.34台を回復する動きが見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比88.4円高の26524.79円。前引けの日経平均株価は前営業日比34円55銭高の2万6470円94銭と反発。東証1部の売買高概算は5億569万株、売買代金概算は9181億1000万円。値上がり銘柄数は1012、対して値下がり銘柄数は1075、変わらずは100銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の欧州株の上昇や米国株市場でナスダック総合指数が過去最高値を更新したことなどを受け、買い優勢のスタートとなったが上値も重く、マイナス圏に沈む場面もあった。その後は持ち直し、前引けはプラス圏で着地したが上げ幅は小幅にとどまっている。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強い。半導体関連に買われる銘柄が目立つが、時価総額上位の主力銘柄は売りに押されるものも多くなっている。TOPIXはマイナスだった。売買代金は1兆円台に届かなかった。上昇に転じるなどもみ合いの動きとなった。26,500円近辺でのもみ合いとなった。前日の270円超の下げを取り戻すほどの力強さはなかったものの、押したところでは買いに支えられた。前日と今日は連日で25日移動平均線付近での推移を見せている。

貴金属

金先限帳入値6214円(前日比-36円)銀先限帳入値85.0円(前日比-2.9円)白金先限帳入値3333円(前日比+22円)パラジウム先限帳入値7850円(前日比+150円)金、銀は続落。金はニューヨーク安を受けて売りが先行。その後、買い戻す動きも見られたが、戻り待ちの売りに下押され当限は3ケタの下げ幅を付ける急落となった。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。金は英国で従来よりも感染力の強い新型コロナウイルスの変異種検出を受け、欧州経済への不安が強まるなか、リスク回避のドル高が弱気材料となり続落。開発されたワクチンが変異種へも有効との見方が広がっているが、新規感染者の拡大が続く米国経済への懸念も根強い。米国では米議会では追加経済対策法案が可決されたことで、金融緩和政策長期化見通しが一段と強まりを見せている。長期に渡る低金利や財政悪化から将来的なドル安が見通されるなか、バイデン次期米大統領がコロナ禍の長期化に対する警戒を呼びかけたことで、同氏が大統領に就任した後は、更なる緩和策が取られる可能性が高まっている。この追加経済対策とこれに伴う財政悪化やドル安観測は金にとっての買い支え要因となるため、ここから先の金の下げ余地は限られそうだ。ただ、目先はクリスマス休暇と年末を控える中、ポジション調整のための売買を受けた不安定な足取りを演じる可能性がある。午後は25円程度の下落で推移後、終盤にジリ安となり、30円超の下落で引けた。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが114~32円安、ゴールドスポットが39円安、銀が6.1円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値31420円(前日比-250円)ガソリン先限帳入値43320円(前日比-330円)灯油先限帳入値46570円(前日比-370円)東京石油市場は重い。新型コロナウイルスの感染力の強い変異種が流行していることが、石油需要の回復期待を後退させている。各国でワクチン接種が始まっているものの、需要回復期待の高まりは一巡した。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が増加したことも重し。円相場は1ドル=103円半ばで前日よりも円安推移しているが、東京時間帯が始まった後はやや円高に振れている。報道によると、バイデン次期米大統領は国防生産法によるワクチンの増産を検討しているもよう。コロナショックのなかでトランプ米大統領はこの法律を医療品の生産拡大のために発動しており、ワクチン増産に関しても発動される可能性はあるが、今のところ見送られている。午後は総じて続落。為替が1ドル=103円台半ばでのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が続落し、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段安となったことに圧迫された。またこの日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種は、約定しなかった原油の当限を除き軒並みマイナス引け。とくに25日に納会を控えているガソリンの期近1月限は4ケタ安の急落となった。前営業日比は、ガソリンが1020~250円安、灯油が740~360円安、軽油が出来ずだが、名目値で300~200円安。原油が350円安~変わらず。中京ガソリンは500円安~変わらず、灯油は110円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値230.0円(前日比-円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、続落。夜間取引の上海ゴムが大幅安となったことから、売りが先行して寄り付いた。売り一巡後は、下げ渋る場面もあったが、日中取引の上海ゴムが一段安となると下げ幅を拡大させている。なお、新甫2021年6月限は、229.4円で発会後、226.6円まで下落している。発会したゴムRSS3号2021年6月限は、一時226.6円まで下落し、先限ベースで11日に付けた安値226.0円に接近している。同水準を下抜くと、11月18日の安値220.9円を目指すことになる。午後は、上海ゴムが下げ幅を縮小したことから、地合いを引き締めた。なお、2021年6月限は、229.4円で発会後、226.6円まで下落し、231.5円まで戻したのち、230円で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は3.3円安~1.3円高、5月限は同1.7円安の229.5円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25380円(前日比+130円)とうもろこしは期先2本が小幅高。期近から期中は出来ず。先限は前日のシカゴ続伸、円小幅安から買い先行となり、前半で130円高の2万5380円まで上げ幅を拡大。シカゴ小反落が圧迫要因となり、上げ幅を縮小しているが、高もちあい状態を維持して推移。期先11月限はプラスサイドに浮上しているが、上げ幅は限定的。シカゴコーンは今月15日以降、取組高の増加を伴い、上値を追う展開。クリスマス休暇前だが、投機家は再度、買い姿勢を強めている動きだ。午後はシカゴ夜間取引の小反落が圧迫要因となったが、今日のほぼ高値引け。前営業日比は10円安~130円高。先限は同130円高の2万5380円。


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