夕刊:2020/12/29

日経平均株価は大引けにかけて大幅続伸。大阪金は軟調。オイルは小幅高。

為替

外為市場は、全般にドル安と円安が優勢。日経平均株価が寄り付きから堅調に推移し、上げ幅を前日比400円超としており、リスク選好ムードが強まっている。米国で経済対策法が成立し、政府閉鎖も回避されたことで、景気への懸念がいったん後退した。ポンドが堅調に推移しており、ポンド円は139.94円近辺まで、ポンドドルは1.3485ドル近辺まで上昇している。前日は英中銀(BOE)のマイナス金利導入に関する報道でポンド売りが広がったが、本日はその買い戻しがみられている。午後のドル円は103円70銭前後での推移。一時103円62銭を付けるなど、午後に入ってもドル安の動きが優勢に。もっともクロス円がしっかりで対ドル以外では円売りが目立つこともあり、値幅は落ち着いている。朝からしっかりの日経平均が午後に入ってさらに上値を伸ばす動きを見せ、一時27600円台を付けたことなどがリスク選好のドル売り円売りに。ユーロドルが朝の1.2200台から1.2240台まで上昇するなど、ドルは全般にしっかり。株高を受けてリスク選好のドル売りが優勢に。昨日のドル全面高に対するポジション調整の動きも。ユーロ円は126円70銭台から126円99銭まで上値を伸ばした。日経平均が700円を超える大幅な上昇を見せ、30年ぶりの高値を付ける中で、リスク選好のドル安円安に。全般に序盤から中盤にかけては日経平均株価や時間外取引の米国株先物の動向につれて上下に振れる展開となっていたが、昼ごろからは小動きになっているものが目立つ。トランプ米大統領が経済対策法案に署名したことを好感し、日米の株価指数やアジア株は上昇しているが、年末で市場参加者が限られる中、為替市場では動意薄となったようだ。ポンドのリバウンドも一服している。序盤は英国紙が英中銀(BOE)のマイナス金利導入の可能性を報じたことでポンド売りが優勢となっていたが、中盤は買い戻しがみられた。ただ、終盤はその動きも一服。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比714.12円高の27568.15円。前引けの日経平均株価は前営業日比438円34銭高の2万7292円37と大幅続伸。東証1部の売買高概算は4億7174万株、売買代金概算は1兆25億2000万円。値上がり銘柄数は1494、対して値下がり銘柄数は595、変わらずは82銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要株指数が揃って過去最高値を更新したことを受け、リスクを取る動きが優勢となり日経平均は大幅続伸となった。寄り付きは80円高あまりの上昇でスタートしたが、取引開始後早々にフシ目となっていた2万7000円大台を回復し、その後は買いの勢いが強まった。先物主導でインデックス買いを誘発して日経平均は2万7000円大台回復後も上げ足を緩めることなく次第高の展開に。上げ幅は400円を超え2万7300円目前まで水準を切り上げた。時価は30年4カ月ぶりの高値圏に浮上している。午後は高寄り後は上値を追う展開となり、大きく上値を伸ばした。連日の陽線引け。上げ幅は700円を超えるなど、力強い上昇となった。これまで26,800~26,900円台で上値を抑えられてきたものの、27,000円の節目を一気に上に抜けて、一時27,600円台まで上昇した。これまで縮小傾向にあったボリンジャーバンドのバンド幅が拡大に転じており、一段と上値を追う展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6281円(前日比-20円)銀先限帳入値90.9円(前日比+1.4円)白金先限帳入値3475円(前日比+15円)パラジウム先限帳入値 出来ず。金は反落、銀は続伸。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、リスク選好の動きを受けて下げ一服となった。銀はニューヨーク高や円安を受けて堅調となった。トランプ米大統領が追加経済対策や歳出法案に署名し、リスク選好の動きとなった。米政府機関の一部閉鎖が回避された。米主要株価指数が史上最高値を更新した。米下院で個人給付額を引き上げる新たな法案が可決されたが、上院で可決される可能性は低いとみられている。欧州で新型コロナウイルスのワクチンの接種が開始された。ただ新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、短期的には景気の下振れリスクが残っている。英国で確認された変異種が11月にドイツで検出されたと伝えられた。変異種に対する懸念もあり、先行き懸念が強い。米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、12月21日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは27万8196枚となり、前週の27万1584枚から拡大した。3月以来の高水準となっており、年末を控えて手じまい売りが続くと、上値を抑える要因になりそうだ。午後の取引は、ジリ安となり、一時、先限は30円近い下落となった。引け前に下値を切り上げ、20円安で引けた。銀はニューヨーク高や円小幅安を受けて買い優勢。午後も堅調に推移。先限は91円台は維持できなかったが1.4円高で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが31~15円安、ゴールドスポットが29円安、銀が1.4~5.6円高。

石油

原油先限帳入値32730円(前日比+280円)ガソリン先限帳入値44590円(前日比+300円)灯油先限帳入値47780円(前日比+240円)東京石油市場は堅調だが、通常取引開始後の動意は鈍い。新型コロナウイルスのワクチン接種が世界各国で行われているなか、来年以降の景気回復が期待されている一方、ワクチンの効果や景気に対して慎重な見方も根強く、売買見送りムードが優勢。年末であることも変動を抑制している。円相場は1ドル=103円後半と、前日よりも円安推移。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。米下院は個人向けの給付額を2000ドルに引き上げる法案を賛成多数で可決した。ただ、給付額の引き上げについて民主党やトランプ米大統領は支持してきたものの、共和党は否定的。本法案が共和党が多数派である上院で採決されるのか不明。午後は総じて上伸。前日の海外原油先物は下落したが、すでに前日の国内大引け時点から軟調で弱気のインパクトが軽減されたうえ、この日のアジアの時間帯の夜間取引で上昇して、為替も1ドル=103円台後半まで円安に振れたことで、プラスサイドに振れる限月が多くなった。主要3油種では、最終取引日が近づいている原油の12月当限が唯一小幅安で引けたものの、他限月はプラス引けした。前営業日比は、ガソリンが160~310円高、灯油が90~400円高、軽油は出来ずだが、名目値で変わらず~300円高。原油が20円安~330円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値230.8円(前日比+3.7円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。28日夜間のゴムRSS3号は、軒並み高となった。寄り付きでは、上海夜間が上昇したものの、ゴムRSS3号の夜間の上げ幅大きかったことから、やや売り優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドに沈むと、上げ幅をさらに縮小している。RSS3号は、軒並み高となっているが、上げ幅を削っている。先限は、一時228.2円まで下落するなど、上値の重い展開が続いている。前日の取引で226.2円まで水準を引き下げる場面がみられたが、11日の安値226.0円割れは回避された。ただ、徐々に戻りも鈍くなっていることから、226円割れに注意したい。午後は、手掛り材料難となり、狭いレンジでのもみ合いとなった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は2.3~7.3円高、6月限は同7.3円高の30.8円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25440円(前日比-50円)とうもろこしは、まちまち。28日のシカゴコーンは上昇し、期近が一代高値を更新したが、反応は鈍く、限月間で方向性がない。期中9月限が100円高の2万5200円をつけ、一代高値を更新。しかし先限は小幅安状態でもちあいで推移。期先11月限は弱含みで小安い。先限は小幅安。2万5500円の抵抗線を試すに至らず。最も取組高の多い多い期先11月限は2万4980円で戻りを抑えられ、買い戻しの動きが増えない。午後は期中7、9月限が一代高値を更新にも、期先は小幅安で推移し、そのまま引けた。前営業日比は50円安~240円高。先限は同50円安の2万5440円。


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