夕刊:2020/12/30

日経平均株価は昨日の大幅高の反動安。大阪金は小幅安。オイルも小安い。

為替

外為市場、序盤は全般に閑散小動きとなっていたが、中盤はややドル安と円安の傾向となっている。時間外取引で米国株先物がプラスに切り返していることや、日経平均株価が底堅さを見せ、前日の大幅高の反動が限定的となっていることが好感されているもよう。ユーロが堅調に推移しており、ユーロドルは1.2295ドル近辺まで、ユーロ円は127.14円近辺まで強含んだ。欧州連合(EU)が本日中にも、中国の首脳と投資協定に関する合意を発表する見通しと報じられていることが材料視されているようだ。協定は自動車や通信などの産業で、中国市場への外国人投資家のアクセスを拡大する内容とされている。午後は閑散小動きとなっていたが、時間外取引の米国株先物がプラス圏に浮上すると、中盤以降はドル安、円安傾向となった。とりわけ対豪ドルでのドル安傾向が鮮明になっており、豪ドル/ドルは2018年6月以来の高値水準となる0.7664ドル近辺まで上値を伸ばした。ポンドドルも上昇基調を維持しており、終盤に1.3557ドル近辺まで上昇した。欧州連合(EU)加盟国政府が29日、英国との間で24日に合意した自由貿易協定(FTA)などを承認したと伝えられており、ポンド買いにつながっているようだ。ユーロドルは中盤にかけて1.2295ドル付近まで強含んだが、その後は1.2280ドル台で小動きとなっており、上値の重さがみられている。市場では1.2300ドルより上に大口のストップ・ロス(損失確定)のオーダーが観測されており、その防衛のための売りが断続的に出ているもよう。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比123.98円安の27444.17円。前引けの日経平均株価は前営業日比155円91銭安の2万7412円24銭と反落。東証1部の売買高概算は3億8351万株、売買代金概算は8527億7000万円。値上がり銘柄数は701、対して値下がり銘柄数は1356、変わらずは119銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前日の急騰の反動で利益確定売りに押される展開を強いられた。新型コロナ感染拡大による経済活動への影響が懸念されるなか、鉄鋼や鉱業、機械などの景気敏感株の一角に下げる銘柄が目立つ。ただ、日経平均の下げ幅は一時200円を超えたもののその後は押し目買いが入り、前場中ごろを境に下げ渋る展開となった。前引け時点の売買代金は8500億円台と低調だった。午後はマイナス圏でのもみ合いとなった。売り一巡後は下げ渋りを見せるなど、マイナス圏でのもみ合い。前日に700円超の急伸となったことで、その反動安となっている。下げはしたものの、大きな崩れはなく、安値からは戻すなど底堅い動きとなった。

貴金属

金先限帳入値6279円(前日比-2円)銀先限帳入値91.4円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3511円(前日比+36円)パラジウム先限帳入値 出来ず金はまちまち、銀は反落。金はドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル安を受けて下げ一服となった。銀はニューヨーク安と円高を受けて軟調となった。金はリスク選好のドル安を受けて押し目を買われたが、株安を受けて上げ一服となった。米下院で個人給付額を2000ドルに引き上げる法案が可決されたが、米上院共和党が動議を阻止した。ただ米共和党上院トップのマコネル院内総務は審議するとした。国防権限法案の再採決も行うとしており、採決の行方を確認したい。米コロラド州で新型コロナウイルスの変異種が確認された。英国で確認された変異種と同じもので感染拡大が続いていることは短期的に景気の下振れリスクを高める要因となる。また英国での新規感染者が過去最多となった。ただ欧米でワクチン接種が開始され、感染拡大を抑制するかどうかを確認したい。午後に入ると、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けて小幅安となった。銀はニューヨーク安と円高を受けて安寄りしたのち、ドル安を受けて下げ一服となり、プラスサイドに転じた。前営業日比は、金標準、金ミニが8円安~変わらず、ゴールドスポットが3円安、銀が4.8円安~0.5円高。

石油

原油先限帳入値32620円(前日比-110円)ガソリン先限帳入値44450円(前日比-140円)灯油先限帳入値47620円(前日比-160円)東京石油市場は小動き。新型コロナウイルスのワクチンの効果を見定める期間に入っているなか、海外原油はもみ合いを続けており、国内市場の動意は限定的。本日が大納会であることも売買見送りにつながっている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油や石油製品の在庫が減少したことは支援要因である一方、1ドル=103円前半まで円高・ドル安となっていることは重し。APIが発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比478万5000バレル減、ガソリン在庫は同71万8000バレル減、留出油は同187万7000バレル減となった。原油、製品ともに需要は弱く、供給が限られていることが在庫減少につながっている。自動車の利用が減る冬場であるうえ、新型コロナウイルスの流行もあって需要は低迷している。午後は主要3油種では、ガソリンの期近のみマイナス引けして、他の約定した限月はおおむね軟調に引けた。前営業日比は、ガソリンが170円安~170円高、灯油が300円安~変わらず、軽油が出来ず、原油が140円安~変わらず。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値226.9円(前日比-3.9円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、1月限除いて下落だが下げ幅は縮小。夜間取引では、売りが先行した。28日の上海夜間は軟調に推移したが、夜間取引の下げ幅が大きかった反動から、夜間取引の下げ幅を縮小する展開となっている。RSS3号は、1月限を除てい軒並み安となっている。先限は、夜間取引で一時225.0円まで下落し、11日の安値226.0円を割り込んだ。これで次の下値目標は、11月18日の安値220.9円となる。期近1月限が、しっかりとなっているため、ここからの下げ余地は、現時点では限られるとみる。ただ、産地価格をみると、軟調に推移していることから、1月限の上昇は、内部要因とみられる。期近が崩れるなら、期先の下げは加速しそうだ。午後はもみ合いとなったが、日中取引の上海ゴムが売り物がちの展開となったことから、弱もちあいとなった。TSR20は出来ず。帳入れは3.0円安~変わらず。大引けのRSS3は、前営業日比は5.8円安~1.1円高、6月限は同3.9円安の226.9円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25710円(前日比+270円)とうもろこしは、軒並み高。シカゴコーンが続伸し、一代高値が続いていることから買い優勢。先限は日中取引で2万5600円の高値をつけた。期中から期先4本が一代高値を更新。シカゴ夜間取引が反落しているが、小口の利食い売りを吸収し、高値圏で推移。午後は大幅高状態を維持。先限は2万5700円台を維持して引けた。2番限以降の全限月が一代高値を更新。前営業日比は270~810円高。先限は同270円高の2万5710円。


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