夕刊:2021/01/04

今年の発会は大阪金、白金の大幅高でスタート。日経平均株価は軟調。オイルはしっかり。

為替

前場の外為市場は序盤は日経平均株価の下げ幅拡大を背景にドル円、クロス円ともに円高傾向となったが、中盤は日経平均の下げ渋りを受けて、円高一服となっている。ドル円は103円付近でもみ合いとなっているが、クロス円は戻りを試す展開がみられている。豪ドル/ドル、NZドル/ドルがしっかり。豪ドル円やNZドル円の軟化につれて弱含む場面があったものの、下げを帳消しにしている。豪ドル/ドルは午前10時45分に中国の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果が公表されると一段高となり、0.7721ドル付近まで強含んだ。ポンドドルも堅調。ジョンソン英首相が3日、国内の新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないため、より厳格な制限措置がおそらく必要になるだろうとの見方を示したと伝えられ、前週末よりもポンド安の水準で週明けの取引を開始した。その後はドル安を背景に前週末のクローズを回復し、中盤は1.3691ドル近辺まで上昇している。午後は103円ちょうど前後でのもみ合いとなった。12月30日の安値を割り込んだものの、そこからの売りには慎重姿勢が見られた。菅首相が緊急事態宣言の発令を検討との報道でプラス圏から400円を超えるところまで売り込まれた日経平均が下げ渋り、もみ合いとなる中で、次の流れを見極める動きに。朝方に1.2250台まで上昇を見せたユーロドルは高値圏もみ合いが続いた。当面ドル安基調が続くとみられる中で、下がると買いが出る流れ。ただ、昨年末に2018年4月以来の高値圏となる1.23台を付けたことで、上値一服感も出ており、ここからの買いには慎重姿勢が見られた。ユーロ円は126円20銭台、朝方の円買い一服後はドル主導の展開に戻っており、やや方向性が見えにくい。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は185.79円安の27258.38円。前引けの日経平均株価は前営業日比99円30銭安の2万7344円87銭だった。東証1部の売買高概算は5億4066万株、売買代金概算は1兆787億1000万円。値上がり銘柄数は420、対して値下がり銘柄数は1694、変わらずは70銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は買い先行で始まり、日経平均が朝方は高く始まったものの、その後は急速に値を消し取引開始10分弱でマイナス圏に沈んだ、更に下げの勢いが強まり、一時下げ幅が400円を超える瞬間もあった。菅首相が東京をはじめ1都3県に緊急事態宣言を発令することを検討していることが伝わり、リスク回避の売りが加速した。ただ前引けにかけて押し目買いが入り下げ幅を縮小させ、結局100円を下回る下げで着地している。午後は値を崩した。ただ、売り一巡後は下げ渋りを見せるなど、荒れた動きとなった。「菅首相が、週内にも東京都と神奈川・埼玉・千葉の3県の緊急事態宣言を発令する方向で検討している」などと報じられたことで、高寄り後に売りに押される展開となった。

貴金属

金先限帳入値6384円(前日比+105円)銀先限帳入値91.2円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3615円(前日比+104円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は反発。金はドル建て現物相場の一段高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高などに上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀も年明けのドル安を受けて堅調となった。金は各国中銀の量的緩和や景気刺激策などを背景としたリスク選好のドル安見通しが支援要因である。新型コロナウイルスの感染拡大が景気回復を遅らせる要因となっている。英国は変異種の感染拡大を受けて最も厳しい対象地域を拡大した。ワクチン接種が開始されたが、ロックダウン(都市封鎖)が長期化すると景気の二番底に対する懸念が出るとみられる。一方、米国ではワクチン接種が目標に届かなかった。また米上院はトランプ米大統領が拒否権を行使した国防権限法を再可決した。個人給付額を2000ドルに引き上げる法案は審議されたが、採決は見送られた。今週は米ジョージア州で5日に行われる米上院の2議席を巡る決選投票を確認したい。民主党が2議席とも確保すれば上下両院を支配することになる。午後に入ると、ドル建て現物相場の一段高を受けて上値を伸ばしたが、買一巡後はもみ合いとなった。銀も年明けのドル安を受けて堅調となったが、買い一巡後は期先2本が小幅安となった。前営業日比は、金標準、金ミニが102~118円高、ゴールドスポットが121円高、銀が0.2円安~3.3円高。

石油

原油先限帳入値33410円(前日比-円)ガソリン先限帳入値45310円(前日比+860円)灯油先限帳入値48390円(前日比+770円)東京原油市場は上昇。製品相場は限月間で方向性がなく、まちまちとなったが、原油高に支援され、ガソリン期近2月限を除き買い優勢。12月30、31日の海外原油相場が買い優勢となり、堅調な展開となったことから、序盤はガソリン、灯油も含め、概ね買い優勢。円相場が1ドル=103円台前半に小高くなっていること、週明けのニューヨーク原油時間外取引が弱含みで推移から原油は期先を含む複数限月が上げ幅を縮小。原油21年6月限は3万2830円で新甫発会となった。その後、小口の売りが優勢となり、3万2590円まで軟化した。先限で昨年12月30日の安値3万2580円が支持線となり、下値を切り上げ、その後、ニュー原油時間外取引が小高くなると、地合いを引き締め、3万2860円まで上昇。製品相場は閑散商いで玉の出方次第の展開のなか、ガソリン、灯油とも先限は400円近い上昇幅を維持して推移。午後も比較的しっかりした形で終了。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値240.4円(前日比+13.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、30日夜間のゴムRSS3号が下落したものの、31日の上海高を好感し、買いが先行した。その後、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、上げ幅を拡大している。RSS3号は、軒並み高となっている。先限は、夜間取引で一時218.0円まで下落したが、日中取引では235.0円まで水準を引き上げる場面があった。強地合いを継続となれば、節目の240円を目指すことになる。ただ、上海ゴムの上昇は、自律反発とみられ、追撃買いはなければ、戻りは叩かれそうだ。ゴムRSS3号も240円接近では戻りが鈍くなりそうだ。午後は一段高となり、期先4、5月限とともに2ケタ高となった。終盤に先限は一段高となり、240円を突破し、240.4円の高値をつけ、今日の高値で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は6.5~13.5円高、6月限は同13.5円高の240.4円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は26450円(前日比+740円)とうもろこしは、軒並み続伸。12月30、31日のシカゴコーンが続伸し、上値追い継続となったことを背景に3ケタ高。買い一巡後、円相場が1ドル=102.90円台を試すまで上昇したことで期先中心に上げ幅を縮小した。しかしシカゴ夜間取引が続伸となっていることで再度、上げ幅を拡大し、大幅高。先限は序盤で2万6200円の高値をつけた後、2万6020円まで上げ幅を縮小。2万6000円割れなく、2万6160円まで再上昇。午後は一段高となり、先限は2万6500円の高値をつけた。期近から期中は4ケタ高まで暴騰。全限月が一代高値を更新。前営業日比は740~1510円高。先限は同740円高の2万6450円。


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