朝刊:2020/01/07

中東情勢への警戒感続くもダウはしっかり。前日比68ドル高。ゴールドは続伸。オイルも三日続伸。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は108円台半ばまで買い戻されている。東京時間には先週末に引き続き、107円台に下落する場面が見られた。正月休み明けの東京勢が売りを活発に入れたものと思われる。連休中に中東情勢が緊迫化し、日経平均も大幅安となったことが売り誘発したようだ。ただ、先週末同様に107円台に入りると買い戻しが入り108円台を維持してNY時間に入った。一方、ロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで3営業日ぶりに反発した。きょうも市場は、中東情勢の緊迫化を受けてリスク回避の雰囲気が見られている。トランプ大統領は日曜日に、「議会がイラクから外国軍を追放するよう政府に求める決議を可決した後、イラクに対する制裁を発動できる。イラクには非常に高価な空軍基地があり、構築には数十億ドルかかった。彼らが返済しない限り去らない」と語った。イランの文化施設への攻撃も改めて言及しており、緊張が高まっている。しかし、続落して始まった米株式市場に買い戻しが入り、米国債利回りも上昇に転じたことから、ドル円も買い戻され108.50円付近まで一時戻している。米中合意への期待感がドル円をサポートしているとの指摘もあるが、昨年末から正月にかけての連休中に109円台半ばから107円台まで急速に下げ、東京勢の戻りを機に海外勢のショートカバーが入ってる可能性もありそうだ。200日線が108.65円付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。

NYダウ

ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比68ドル高の2万8703ドルと反発した。中東情勢への警戒感はこの日もくすぶり、ダウ平均は下げ幅が200ドルを超える場面もあった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が50.70高の9071.47、S&P500が11.43高の3246.28。引き続き中東情勢の緊迫化を嫌気し、朝方は売りが先行して始まった。トランプ大統領が日曜日に「議会がイラクから外国軍を追放するよう政府に求める決議を可決した後、イラクに対する制裁を発動できる。イラクには非常に高価な空軍基地があり、構築には数十億ドルかかった。彼らが返済しない限り去らない」と語った。イランの文化施設への攻撃も改めて言及しており緊張が高まっている。銀行株や産業株、ハイテク株などが売られ、ダウ平均は寄り付き直後に216ドル安まで下落したものの、売りが一巡するとIT・ハイテク株中心に買い戻しが強まった。来週15日にも署名が予定されている台段階の米中合意への期待感も根強いようで下値での押し目買い意欲も旺盛なようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が16.4~17.0ドル高、中心限月の2月限が16.4ドル高、銀が2.7~3.0セント高、中心限月の3月限が2.8セント高。金2月限は続伸。時間外取引では、中東情勢の緊張を受けて一代高値1590.9ドルを付けたのち、上げ一服となったが、押し目は買われた。日中取引では、イランに動きが見られず、利食い売りなどが出て上げ一服となった。中東の地政学リスクの高まりを受け、資金の逃避先とされる金先物に買いが集まった。銀3月限は、金急伸につれ高となり、昨年9月以来の高値1855.0セントを付けたのち、日中取引で上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が3日続伸した。WTIで期近の2月物は前週末比0.22ドル高の1バレル63.27ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.22ドル高。その他の限月は0.09ドル安~0.24ドル高。先週末、米国のイラク空爆によってイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害され、米国とイランの武力衝突が始まる可能性が高いとみられていることが相場を押し上げた。ただ、今のところイランは宣言した報復攻撃を行っておらず、高値から押し戻されて引けた。トランプ米大統領はイランが報復した場合に反撃すると繰り返し発言しており、イランの52カ所を攻撃すると警告している。一方で、イラン側は300カ所を攻撃すると表明したほか、核濃縮の制限を撤廃するとも伝わっており、米国が離脱したイラン核合意の維持は難しくなっている。スカイニュース・アラビアによると、イスラム教シーア派組織のカタイブ・ヒズボラ(KH)は、トランプ米大統領がイラクで米軍の駐留を続けるならば、空軍基地を瓦礫に変えると警告した。イラク議会は駐留する米軍の撤退を要求しているが、トランプ米大統領はイラクに軍事基地建設に要した費用の返還を求めたほか、イラク制裁を示唆した。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近の主要限月が続落。終値の前営業日比は1.75セント安~1.25セント高。3月限は前日比1.75セント安の384.75セント。 シカゴ大豆は反発。終値の前営業日比は2.25~3.50セント高。3月限は3.25セント高の944.75セント。小麦の下落に追随する売りが見られたうえ、米国とイランの緊張高まりを受けたリスク回避の動きにより売り優勢となった。また、1月10日の米農務省(USDA)月例需給報告発表を前にして玉整理基調が強まっていることもを上値を抑制する要因となった。3月限は、386.25セントで取引を開始した後に値位置を切り上げ、アジアの時間帯は387.00セント割れに対する抵抗を見せていたが、欧州の時間帯に軟化


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