朝刊:2020/01/15

ダウは前日比32ドル高。対中関税の継続が要因か。ゴールドは続落。オイルは反発。

NY為替

本日のNY為替市場、ドル円は後半にやや戻り売りに押された。心理的節目の110円台を回復し、東京時間の早朝には一時110.20円近辺まで上昇する場面も見られた。ただ、さすがに一服感もあるのか、ロンドン時間には戻り売りも見られ、109円台に値を落としていた。しかし、109円台に入ると買いも入り下値はサポートされている。きょうの動きを見た限りでは、まだ上値追いのモメンタムは残っている模様。一方、ロンドン外国為替市場で円相場は小幅続落した。英国時間16時時点では、前日の同時点と比べて10銭円安・ドル高の1ドル=110円ちょうど~10銭だった。ただ、後半になってドル円は伸び悩む動きを見せた。ブルームバーグが関係者の話として、「対中関税は大統領選挙後まで継続」と伝えたことに反応した模様。中国からの輸入品に米国が現在課している関税は、11月の米大統領選挙が終わるまで維持される可能性が高く、引き下げの有無は中国による第1段階合意の順守状況次第だという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比32ドル62セント(0.1%)高の2万8939ドル67セントで終えた。JPモルガン・チェースなど米銀行大手が14日発表した好決算を受け、買いが優勢となった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が22.61安の9251.33、S&P500が4.98安の3283.15。前半は147ドル高まで上昇する場面が見られたものの、後半になって伸び悩んでいる。ブルームバーグが関係者の話として、「対中関税は大統領選挙後まで継続」と伝えたことに反応した模様。中国からの輸入品に米国が現在課している関税は、11月の米大統領選挙が終わるまで維持される可能性が高く、引き下げの有無は中国による第1段階合意の順守状況次第だという。ただ、一部からは何も新しい話ではないとの声も聞かれる。元々、今回の合意によって12月に追加予定だった関税を見送っただけで、現行の関税は残っているという。それは第2段階の交渉で、トランプ大統領は、第2段階の合意は大統領選挙後と述べていた。なお、一部の関税については、2月中旬から半分に引き下げられる予定。いずれにしろ、市場自体が少し期待し過ぎている面はあるのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が6.3~5.7ドル安、中心限月の2月限が6.0ドル安、銀が26.2~25.2セント安、中心限月の3月限が25.4セント安。ドルが対主要通貨で上昇した場面で、ドルの代替投資先とされる金が売られた。ただ米中問題への不透明感が意識され、引け後は下げ渋った。金2月限は続落。時間外取引では、株高を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、安値拾いの買いなどが入って下げ一服となった。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)やドル安を受けて底堅く推移した。銀3月限は、金軟調につれ安となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は6営業日ぶりに反発した。WTIで期近の2月物は前日比0.15ドル高の1バレル58.23ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.15~0.18ドル高。その他の限月は前日比横ばいから0.20ドル高。 第1段階目の米中通商合意の正式な成立が目前に控えているなかで、買い戻しが優勢となった。合意内容が公表され、景気見通しが改善し石油需要の下振れ懸念が後退することが期待されている。関係筋によると、米ワシントンで行われる調印式は現地15日午前11時半(日本時間16日午前1時半)から始まる予定。合意内容は調印式に先立って発表される。合意内容はまだ正式に発表されていないが、報道によると米国が課している対中関税については、11月の米大統領選が終わるまで維持される見通し。署名から10ヶ月の結果次第で引き下げが行われる可能性があるということで両国は理解していると伝わっている。今後2年間で中国が米国から500億ドル規模のエネルギーを購入するとの報道もある。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは小反落。終値の前営業日比は1.25~0.25セント安。期近3月限は前日比0.50セント安の389.00セント。シカゴ大豆は期近の中心限月は変わらず。終値の前営業日比は1.25セント安~0.25セント高。3月限は変わらずのの942.25セント。この日はコーン独自の新規の材料が見当たらなかったことに加え、米中間での通商協議第一段階合意への署名を控えるなか様子見ムードが強まった。3月限は一時は前日の高値を上抜いて1月3日以来、初めて390セント台に達する場面も見られたが、玉整理基調が強くすぐに上げ幅を縮小。狭いレンジ内での高下にとどまった後、転売を受けてマイナスサイドでの終了となった。


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