朝刊:2020/01/16

ダウは大台の29000ドルを付ける。前日90ドル高。ゴールドは反発。オイルは反落。

NY為替

本日のNY為替市場、ドル円は109円台後半での振幅。午後になって米中が合意に署名し、詳細も伝わった。中国が2年間で2000億ドルの米製品の輸入を増やす内容のほか、知的財産保護強化や為替の透明性、金融サービスの開放なども盛り込まれた。一方、ロンドン外国為替市場で円の対ユーロ相場は下落した。30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=122円60~70銭だった。米製品の輸入については事前に伝わっていた内容の通り。また、知的財産保護などについては、コミットメントと言うよりも野心的目標に近いとの指摘も出ていた。全体的には目新しい内容もなく、為替市場は限定的な反応に留まった。全体的にはドル売り優勢の展開で、ドル円も戻り売りが出ているものの、株式市場が底堅さを堅持しており、円安がドル円をサポートしている。市場では、今回の合意で貿易問題の緩和が期待されるものの、中国経済への圧迫が緩和することはないとの指摘も聞かれる。米国は12月に追加予定だった関税を見送っただけで、既存の関税は残っている。一部関税については、2月中旬から半分に引き下げられる予定。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比90ドル55セント(0.3%)高の2万9030ドル22セントで終え、終値で初めて2万9000ドル台に乗せた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が7.37高の9258.70、S&P500が6.14高の3289.29。取引開始前に発表になったゴールドマンの決算が冴えなかったことで売りが先行したものの直ぐに反転した。午後になって米中が合意に署名し、詳細も伝わった。中国が2年間で2000億ドルの米製品の輸入を増やす内容のほか、知的財産保護強化や為替の透明性、金融サービスの開放なども盛り込まれた。米製品の輸入については事前に伝わっていた内容の通り。また、知的財産保護などについては、コミットメントと言うよりも野心的目標に近いとの指摘も聞かれる。全体的には目新しい内容もなく、株式市場は限定的な反応に留まっている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が9.1~9.7ドル高、中心限月の2月限が9.4ドル高、銀が24.2~24.6セント高、中心限月の3月限が24.6セント高。 金2月限は反発。時間外取引では、米国の中国製品に対する関税引き下げが米大統領選後になるとの見方などを受けて堅調となった。日中取引では、予想以下の米生産者物価指数(PPI)などを受けて買い優勢となった。ドルが主要通貨に対して売られ、ドルの代替投資先とされる金先物が買われた。 銀3月限は、金堅調を背景に押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の2月物は前日比0.42ドル安の1バレル57.81ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.42ドル安。その他の限月は0.56~0.34ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫は減少したものの、石油製品の在庫が増加を続けたことが重しとなった。第1弾の米中通商合意が正式に成立したことで下値は支えられたが、戻りは限られた。EIA週報で、ガソリン在庫は過去5年のレンジ上限を上回って拡大を続けているほか、留出油の在庫は急速に積み上がっている。石油製品需要が日量2000万バレルの大台を3週連続で下回って低調に推移していることが背景。製油所稼働率は92.2%まで2週連続で低下し、石油製品の生産量はやや抑制されているが、製品在庫の増加に歯止めはかかっていない。原油生産量は日量1300万バレルまで拡大し、過去最高水準を更新した。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは続落。終値の前営業日比は2.00~0.25セント安。期近3月限は前日比1.50セント安の387.50セント。シカゴ大豆は大幅安。終値の前営業日比は13.50~8.75セント安。3月限は13.50セント安の928.745セント。この日はコーン独自の新規の材料に欠けるなか、大豆市場の軟調な足取りに追随。期近3月限は前日の安値を下抜く水準まで下落したものの、動意の乏しさから13日に付けた安値を下抜くことは無く、この日の安値圏での取引終了とはいえ、13日以降の取引レンジ圏内での高下にとどまった。


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