朝刊:2020/01/17

四日連続ダウは続伸。力強く上昇し最高値更新。ゴールドは反落。オイルは反発。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は110円台を回復。この日発表の米経済指標が予想を上回る堅調な内容となったことや、米株が再び最高値を更新しており、ダウ平均の上げ幅が260ドルを超える中、ドル円は110円台に戻している。前日の米中合意の署名以降、109円台後半での狭い範囲での振幅が続いていたが、下値も堅かったことから買いが膨らんだ模様。 一方、円の対ユーロ相場は横ばいだった。前日と同水準の1ユーロ=122円60~70銭だった。しかし、さすがに買い疲れもあるのか、きょうの相場の雰囲気の割には上値追いの勢いは鈍いようにも感じられる。直近高値の110.20円を勢いよく試す雰囲気までは見られなかった。米中合意については、中国が米製品の購入を向こう2年間で2000億ドル増やすことや、それと引き換えに、中国製品への関税の一部引き下げで合意した。事前に伝わっていた内容とほぼ同様で目新しさはなく、市場の反応は限定的だった。第1段階の合意が成で、ひとまず安心感に繋がっているようだが、厄介な課題はなお山積みで、警戒は続くとの声も少なくない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比267ドル42セント(0.9%)高の2万9297ドル64セントとこの日の高値圏で終え、連日で過去最高値を更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が98.44高の9357.13、S&P500が27.52高の3316.81。 前日の米中合意への署名を通過してもなお、市場の雰囲気はポジティブなようだ。この日発表のモルガン・スタンレーの決算が好調だったことや、小売売上高やフィラデルフィア連銀指数といった米経済指標が予想を上回ったこともフォローとなった模様。 米中合意については、中国が米製品の購入を向こう2年間で2000億ドル増やすことや、それと引き換えに、中国製品への関税の一部引き下げで合意した。事前に伝わっていた内容とほぼ同じで目新しさはなく、市場の反応は限定的だったが、第1段階の合意が達成したことで、ひとまず安心感に繋がっている模様。しかし、厄介な課題はなお山積みで、警戒は続くとの声も少なくない。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が3.6~3.1ドル安、中心限月の2月限が3.5ドル安、銀が4.9~4.7セント安、中心限月の3月限が4.9セント安。金2月限は反落。時間外取引では、ドル安一服を受けて戻りを売られたが、米中の通商合意に対する懸念も残り、欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、好調な米小売売上高などを背景にドル高に振れたことを受けて売り優勢となった。米株式市場でダウ工業株30種平均が大きく上昇し、前日に付けた過去最高値を上回って推移した。実物資産の裏付けがあり逃避資金の受け皿となりやすい金には売りが優勢となった。 銀3月限は、ドル高や金軟調を受けて反落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで、期近の2月物は前日比0.71ドル高の1バレル58.52ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.69~0.71ドル高。その他の限月は0.22~0.66ドル高。第1弾の米中通商合意が正式に成立したことに続いて、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の実施法案が米上院で可決され、トランプ米大統領の署名を経て成立することになった。米景気減速懸念が後退し、石油需要の下振れ懸念が緩和している。1月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や昨年12月の米小売売上高が強かったことも支援要因。米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は+17.0まで上昇し、8ヶ月ぶりの高水準だった。国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報では、昨年10月の世界の石油需要は前年比95万5000バレル増の日量1億0110万バレルだった。中国やインドの旺盛な需要が続いていることが背景。2019年と2020年の需要増加見通しは、それぞれ前年比100万バレル増、同120万バレル増で据え置かれた。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは概ね大幅続落。終値の前営業日比は12.00~2.25セント安。期近3月限は前日比12.00セント安の375.50セント。シカゴ大豆は期近の中心限月は続落。終値の前営業日比は4.75セント安~1.25セント高。3月限は4.75セント安の924.00セント。 15日に米国と中国の間で通商協議第一段階合意の署名が実施されたが、中国が確約した農畜産物の輸入増額分が実行可能かどうか、疑問視する向きが広がり、これが売りを促す要因になった。3月限は12月12日以来の安値まで下落したが、そこからの戻りは浅く、終値ベースでは12月11日以来の低い水準で取引を終えた。コーンは前日は大豆の大幅安にもかかわらず大きく値を下げていなかったが、この日も大豆が前日に続いて下落したことで前日に下げ渋った反動が出た形となった。


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