朝刊:2020/01/20

ダウは小幅だが続伸し、再び過去最高値更新。ゴールドもしっかり反発。オイルは小幅高。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=110円10~20銭で取引を終えた。円の売り持ち高を抱えていた市場参加者の買い戻しが入った。先日の米小売売上高に続き、きょうの住宅着工件数も13年ぶりの高水準となった。市場の反応は鈍かったが、米経済の好調さを示している。FRBの利上げまではさすがに期待感は無いが、利下げ期待は後退させているようで、据え置きの見方を更に強化しているようだ。米国債利回りも上昇し、米株も小幅ではあるが最高値更新が続いており、ドル円にとっては追い風が吹いている状況だが、その割には上値追いの勢いは鈍いように思われる。米中貿易協議も第1段階の合意で、ひとまず安心感に繋がっているようだが、厄介な課題はなお山積みで、警戒は続くとの声も少なくない。このような中、ロング勢も上値に慎重になっているのかもしれない。一方、ショート勢は戻り売りを試すタイミングを狙っている雰囲気もあり、米株の調整待ちといったところかもしれない。いずれにしろ、ドル円は110円台を維持しているものの、次のアクション待ちの雰囲気は依然として続いているようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら5日続伸した。前日比50ドル46セント(0.2%)高の2万9348ドル10セントと3日連続で過去最高値を更新した。ただ、小幅高に留まっている。他銘柄の前日比はナスダック総合指数が31.81高の9388.95、S&P500が12.81高の3329.62。米中合意の署名を通過して市場には楽観的ムードが広がっている。直近発表の米経済指標も好調で、今週の金融機関の決算も、まずまずの内容で来週以降に期待感を残している。きょうはGDPなど一連の中国の経済指標が発表になっていたが、2019年を底堅く終了していたことも安心感に繋がっていたようだ。取引開始前に発表になった12月の米住宅着工指数は13年ぶりの高水準を記録した。住宅ローン低下の中で住宅市場の回復が軌道に乗っていることを示唆。ただ、それ自体への反応は限定的だった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が9.8~10.4ドル高、中心限月の2月限が9.8ドル高、銀が13.3~13.8セント高、中心限月の3月限が13.4セント高。金2月限は反発。時間外取引では、株高が圧迫要因となる場面も見られたが、世界経済の先行き懸念から押し目は買われて堅調となった。日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られる場面も見られたが、押し目は買われた。週末で持ち高調整の買いが優勢となった。世界的に緩和的な金融政策が続くとの見方から、余剰資金が金市場に流入するとの観測が相場を支えた。銀3月限は、ドル高を受けて戻りを売られたが、金堅調が下支えとなって地合いを引き締めた。ニューヨーク金2月限は反発。時間外取引では1549.3~1559.9ドルのレンジで推移、前日比8.6ドル高の1559.1ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、株高を受けて戻りを売られたが、世界経済の先行き懸念から押し目は買われて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が小幅に続伸した。WTIで期近の2月物は前日比0.02ドル高の1バレル58.54ドルで終えた。終値の前営業日比は、期近2限月が0.02~0.05ドル高、その他の限月は変わらず~0.09ドル高。中心限月の3月限は0.05ドル高の58.58ドル。今週の米中合意や米上院の新たな米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の法案を可決などを好感して、この日もダウ平均株価やナスダック指数などの米株式が過去最高値を更新していることなどで、リスクオンの動きとなり、前日の高値を小幅に更新したが、すぐに上値が重くなり、その後は週末を控えた利食い売りで上げ幅が抑えられ た。米国の稼働中の掘削装置(リグ)数が増加していたことも米国の時間帯後半の圧迫要因となった。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近から急反発。終値の前営業日比は1.50~13.75セント高。期近3月限は前日比13.75セント高の389.25セント。シカゴ大豆は反発。終値の前営業日比は2.25~5.75セント高。3月限は5.75セント高の929.75セント。前日の急落幅を完全に取り戻す急反発。期近の主要限月は2ケタ高となり、シカゴ穀物全体の上昇を主導した。仕入れ地選択権付きながら韓国やインドから大口の買い付けが報じられるなか、前日大豆に一日遅れで米中合意調印に対する「事実で売る」展開で、推定4万枚の大口投機玉の売り越しが出たことで崩れたことに対する反省高の様相となった。米株高でリスクオンの動きとなり、米国の時間帯に騰勢を強めて、大口投機玉はこの日大量に買い越したとみられる。


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