朝刊:2020/01/23

ドル円は若干下落。ダウはほぼ横ばいで前日比9ドル安。ゴールドは続落。オイルは下落。

NY為替

本日のNY為替市場は落ち着いた動きとなった。中国湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大懸念が重石も、昨日東京午前に少し懸念が落ち着く形で110円台を回復。もっともその後は再び調整売りの動きが広がり、NY市場では109円83銭まで値を落とす展開となった。もっとも下がると買いが出る流れで値幅は限定的。中国政府が武漢市に発着する航空機、長距離バス、電車、市内の公共交通機関の停止方針を示すなど、積極対応に出ている事も下値しっかり感に寄与、最も発表後のドル買い円売りの動きは目立たず、反応は鈍かった。 円相場は横ばいだった。前日16時時点と同水準の1ドル=109円90銭~110円ちょうどだった。 カナダ中銀金融政策決定会合は10会合連続での据え置きを発表。事前に織り込み済みで、据え置き自体は材料とならなかったが、声明が予想以上に慎重なものとなり一気のカナダ売りとなった。声明ではこれまで見らえた主要金利水準は適切との文言が外された。昨年第4四半期の経済成長見通しを大きく引き下げ、今年第一四半期の見通しも下方修正に。また、直近の景気鈍化がどこまで続くのかを注視など、現状への警戒感が強く出る展開となっている。

NYダウ

米株式相場は小幅に続落した。ダウ工業株30種平均は前日比9ドル77セント安の2万9186ドル27セントで終えた。ナスダック、S&P500は小幅ながらプラス圏。中国武漢を中心に広がる新型コロナウイルスへの警戒感がやや落ち着き、アジア市場からの時間外で米株先物買いが入る中で、主要指数はしっかりで始まった。ダウ平均の上げ幅はすぐに100ドルを超えたが、そこからは一転して調整の動き。ヘルスケア関連株を中心にコロナウイルス動向をにらむ展開で、少しポジション調整の動きに。ダウ平均が午後にマイナスに転じるなど、やや冴えない動き。その後再び米株の買いが入る展開となったが、引けにかけて再び米株の調整が入り、ダウ平均はマイナス圏となった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が9.77ドル安の2万9186.27ドル、ナスダック総合指数が12.96高の9383.77、S&P500が0.96高の3321.75。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反発。終値の前日比は、金が1.3~0.8ドル安、中心限月の2月限が1.2ドル安、銀が1.9~2.0セント高、中心限月の3月限が2.0セント高。金2月限は続落。時間外取引では、中国の新型肺炎に対する警戒感が一服したことを受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ユーロの戻りが売られたことに上値を抑えられた。新型肺炎の感染拡大の影響で中国人による金買い需要が減るとの思惑が相場の重荷となった。ただ、影響を見極めたいとのムードも強く、方向感に乏しかった。 銀3月限は、金軟調につれ安となる場面も見られたが、押し目は買われた。日中取引では株高などを受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は下落した。WTIで、この日から期近となった3月物は前日比1.64ドル安の1バレル56.74ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.64~1.58ドル安。その他の限月は1.50~0.40ドル安。中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの感染者が拡大している。25日から始まる春節の中国人の大移動に伴って、世界各地に蔓延しジェット燃料などの石油需要が下振れすることが警戒されている。中国国内における感染者は少なくとも550人、死亡者は17人とそれぞれ日を追うごとに増加しており、不安感が高まっている。新型肺炎の感染者は、米国、タイ、マカオ、台湾、韓国、日本ですでに確認されている。メキシコやロシアでも感染の疑いが報告されている。中国当局は武漢市内の公共交通機関を閉鎖し、感染拡大を抑制しようとしているものの、すでに各地に広がっている。時間外取引から3月限は軟調に推移し、通常取引開始後は一段安。56.54ドルまで下げ、安値からあまり戻すことなく引けた。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近の中心限月は反発。終値の前営業日比は1.00セント安~1.25セント高。期近3月限は前日比1.25セント高の388.75セント。 シカゴ大豆は続落。終値の前営業日比は2.25~0.50セント安。3月限は2.25セント安の913.75セント。16日に大きく下落した後の修正が続くなか買い優勢となった。ただ新規の材料に欠けるうえ、大豆市場が軟調な足取りとなったため上げ幅を縮小している。この日の動きで昨年12月16日から1月3日にかけて高下した取引レンジに復帰。弱材料を消化してチャート面から買い戻された動きとなった。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。