朝刊:2020/01/28

ダウは大幅に続落。前日比453ドル安。ゴールドは続伸。オイルは本日も続落。

NY為替

本日のNY為替市場、新型コロナウイルスの感染による中国本土の死者数が少なくとも80人に達する中、市場は中国経済を中心に世界経済への影響を懸念している。そのような中、米株や米国債利回りの動向をにらみながら、ドル円は109円付近での神経質な動きとった。ドル円は週明けの東京時間の早朝から下に窓を開けて始まり、一時108.75円近辺まで下落する場面が見られた。直近高値の110.30円付近から150ポイント超下回った水準でもあり、108.70円付近に来ている100日線にも接近したことで、値ごろ感やショーカバーから、109円台に戻すものの上値も重い。円の対ユーロ相場は7日続伸した。70銭円高・ユーロ安の1ユーロ=119円90銭~120円ちょうどだった。中国は春節の大型連休中だが、2月2日まで3日間延長。市場からは、感染の広がりや深刻さがどの程度なのか、見えないことが不透明感をさらに強めているとの指摘も聞かれる。米中が第1段階で合意し、中国経済回復への期待も高まっていただけに、突如沸き上がった災難に、市場の失望感は強いようだ。影響がどの程度かは未知数ではあるが、1-3月期の中国経済への悪影響は必至だ。

NYダウ

株式米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に5日続落した。前週末比453ドル93セント(1.6%)安の2万8535ドル80セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が175.60安の9139.31、S&P500が51.84安の3243.63。新型コロナウイルスの感染による中国本土の死者数が少なくとも80人に達する中、市場は中国経済を中心に世界経済への影響を懸念している。IT・ハイテク株や産業株など中国関連株を中心に売りが広がっており、ダウ平均の下げ幅は取引開始直後に一時549ドル安まで拡大した。値ごろ感や、中国市場が2月3日に取引を再開するとも伝わり、下げ渋る動きも見られたが、戻りは鈍い印象。中国は春節の大型連休中だが、2月2日まで3日間延長し た。市場からは、感染の広がりや深刻さがどの程度なのか、見えないことが不透明感をさらに強めているとの指摘も聞かれる。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸。銀は小反落。終値の前日比は、金が5.4~5.7ドル高、中心限月の4月限が5.5ドル高、銀が6.2~5.1セント安、中心限月の3月限が5.7セント安。金4月限は続伸。時間外取引では、中国の新型肺炎の感染拡大によるリスク回避の動きを受けて8日以来の高値1594.7ドルを付けたのち、上げ一服となったが、押し目は買われた。日中取引では、ドル高などに上値を抑えられた。新型肺炎の感染拡大への警戒感から世界的に株式相場が下落し、逃避資金の受け皿となりやすい金の買いが優勢となった。銀3月限は金堅調につれ高となり、8日以来の高値1837.5セントを付けたのち、ドル高を受けて上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで、期近の3月物は前週末比1.05ドル安の1バレル53.14ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.05~1.02ドル安。その他の限月は0.99ドル安~0.50ドル高。中国を中心に新型コロナウイルスの感染者数が拡大を続けており、石油需要は下振れする見通し。感染源である武漢などの交通網が遮断されているほか、中国政府は海外旅行を禁止し、中国国内における長距離バスの運行制限も開始した。中国は米国に次ぐ石油の消費大国で、原油輸入量は世界最大。石油輸出国機構(OPEC)関係筋の話として、OPEC加盟国は必要であるならば減産規模の拡大や期間の延長を検討すると伝わっている。新型コロナウイルスの感染拡大で石油需要が減少することが背景。ただ、3月の会合を控えて協議は始まったばかりであるという。現在、ロシアやサウジアラビアが中心となったOPECプラスは日量170万バレルの協調減産を行っている。減産期間は3月まで。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは続落。終値の前営業日比は6.75~0.25セント安。期近3月限は前日比6.75セント安の380.50セント。大豆は期近の主要限月が続落。終値の前営業日比は5.25セント安~6.25セント高。期近3月限は前日比4.75セント安の897.25セント。 新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、経済への影響に対する懸念も広がり、リスク回避ムードが強まったことで売り優勢で運ばれた。欧米株式市場の軟調な足取りも弱材料。ただ、今月17日以来の安値となる377.25セントまで値を落とした後は買い戻す動きが広がり、終値ベースでは380セント台を回復した。3月限は、384.25セントで取引を開始した後に値位置を落としながらもアジアの時間帯は381セント割れに抵抗を見せていたが、欧州の時間帯を迎えるとあっさりとこの水準を割り込んだ。


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