朝刊:2020/01/29

ダウは6営業ぶりに反発で前日比187ドル高。ゴールドは反落。オイルもようやく反発に転じる。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=109円10~20銭で取引を終えた。新型肺炎への過度な警戒感が高まらず、米株式相場が反発し、リスク回避の際に買われやすい円が下落した。中国での新型コロナウイルスの世界経済への影響が警戒される中、きょうは世界保健機構(WHO)テドロス事務局長が、中国には新型コロナウイルスの感染を管理抑制できる能力があると確信していると表明したことでひとまず安心感に繋がった模様。そのような中、この日発表になった米消費者信頼感指数が強い内容となり、米消費者のセンチメントの力強さを示したことをきっかけに、米株や米国債利回りの上げと伴にドル円も買い戻しが優勢となった。しかし、感染の死者は106名に拡大しており、中国政府の対応に不透明感も根強い中、動向を見極めたい雰囲気も強い。ドル円は週明けに下に窓を開けて始まったが、109.25円付近が窓埋めの水準にあたり、目先の上値メドとして意識される。その上には21日線が来ている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発した。前日比187ドル05セント(0.7%)高の2万8722ドル85セントで終えた。前日に453ドル安と大きく下げた反動で、自律反発狙いの買いが入った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が130.37高の9269.68、S&P500が32.61高の3276.24。中国での新型コロナウイルスの世界経済への影響が警戒される中、前日の米株式市場でダウ平均は400ドル超下落したが、きょうは下げが一服した。世界保健機構(WHO)テドロス事務局長が、中国には新型コロナウイルスの感染を管理抑制できる能力があると確信していると表明したことでひとまず安心感に繋がった模様。しかし、感染による死者は106名に拡大しており、中国政府の対応に不透明感もある中、動向を見極めたい雰囲気は根強い。また、取引開始前までに3Mとファイザーの決算が発表になっていたが、ともに冴えない決算となったことでダウ平均の重石となったようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落。銀は大幅続落。終値の前日比は、金が7.9~7.5ドル安、中心限月の4月限が7.9ドル安、銀が60.0~59.6セント安、中心限月の3月限が59.8セント安。金4月限は反落。時間外取引では、中国の新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大にもドルが堅調に推移したことから売り優勢となった。欧州時間の取引開始後。ジリ安となり、前日の上げ幅を削る下落となった。日中取引では、ドル堅調に続き、カンファレンスボード発表の1月の消費者信頼感指数などの米経済指標が強気の数字となったことや、米株の反発から軟調に推移。後半から終盤の取引も戻り鈍く推移した。米10年債利回りが1.65%水準まで上昇したことも嫌気され、手じまい売りが先行ムードとなった。前日の取組高が期近2月限の手じまい売買により、急減したが、28日も引き続き4月限への限月移行も含め、2月限の手じまい売買が続いたもよう。銀3月限は時間外取引からの欧州時間から18ドル(1800セント)割れまで下落

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の3月物は前日比0.34ドル高の1バレル53.48ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.34ドル高。その他の限月は0.05~0.36ドル高。中国で広まっている新型コロナウイルスが石油需要を圧迫する要因として引き続き警戒されているが、米株式市場が反発したことがきっかけとなり原油市場にも買い戻しが入った。新型肺炎の感染者数は中国を中心に世界全体で4500人超まで拡大。このウイルスによる中国国内の死者数の106人まで増加している。石油輸出国機構(OPEC)関係筋の話として、協調減産期間の延長や、減産目標の拡大についての検討が始まったと伝わっていることは下値を支えた。ロイター通信が報道している。減産期間を少なくとも6月まで延長することが協議されているもよう。関係筋の一人は、減産期間が6月まで延長される可能性はかなり高いと述べている。2020年末まで延長することも選択肢にあるという。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは反発。終値の前営業日比は0.50~6.00セント高。期近3月限は前日比6.00セント高の386.50セント。大豆は総じて続落。終値の前営業日比は4.25~2.00セント安。期近3月限は前日比4.75セント安の897.25セント。米農務省(USDA)がメキシコ向けの大口成約を発表したことが買いを支援した。米国産コーンは国際的にみて廉価、との見方から現在の価格水準では輸出がさらに拡大するとの期待感が高まったことも買いを支援した。3月限はこの日の反発で前日に記録した下げ幅を概ね相殺した。


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