朝刊:2020/01/31

ダウは取引後半になって上昇。前日比124ドル高。ゴールドはしっかり。オイルは続落。

NY為替

本日のNY為替市場、終盤に入ってドル円は買い戻しが強まり、108円台後半まで戻した。前半は戻り売りが強まり、一時108.60円近辺まで下落し、下値のポイントとなっていた100日線を一旦下回る場面も見られていた。しかし、コロナウイルス感染について、WHOが緊急事態を宣言。ただ、貿易や渡航制限は推奨しないとしており、テドロスWHO事務局長も会見で、「脅威ではない、いまは事態を確認するときだ」と述べたことで、ひとまず安心感に繋がった模様。円の対ユーロ相場も上昇した。10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=119円90銭~120円ちょうどだった。ユーロは対ドルで反発した。0.0040ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1030~40ドルだった。前半のドル円は戻り売りが強まり、ストップを巻き込んで108.60円近辺まで下げ幅を拡大した。前日のパウエルFRB議長のFOMC後の会見以降、改めて中国のコロナウイルス感染の影響を警戒していたようだ。昼になって米国で初めて人から人への感染を確認したと伝わったことも下げを加速させた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比124ドル99セント(0.4%)高の2万8859ドル44セントで終えた。新型肺炎の感染が中国の国内外で拡大しており、世界景気の下押しリスクになるとの見方から売りが先行した。前日比は、ナスダック総合指数が1.09高の9276.25、S&P500が0.53安の3272.87。コロナウイルス感染について、WHOが緊急事態を宣言した。ただ、貿易や移動制限は推奨しないとしており、テドロスWHO事務局長も会見で、「脅威ではない、いまは事実を確認するときだ」と述べたことで、ひとまず安心感に繋がっている模様。前日のパウエル議長のコロナウイルス感染への言及をきっかけに引け間際に急速に伸び悩む動きが見られた。きょうもその流れを引き継ぎ、株式市場は売りが先行した。中国のウイルス感染に関しては、中国での死者が170人、感染は7711件に拡大しており、1-3月期の世界経済への影響を警戒する動きも出ている模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が12.6~13.2ドル高、中心限月の4月限が13.2ドル高、銀が変わらず~50.5セント高、中心限月の3月限が50.5セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、中国の新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて堅調となった。日中取引では利食い売りが出る場面も見られたが、ドル安や株安を受けて押し目を買われた。新型肺炎の感染拡大への懸念が広がり、現物資産の裏付けがある金にはリスク回避目的の買いが入った。銀3月限は金堅調やドル安を受けて急伸した。ニューヨーク金4月限は続伸。時間外取引では1580.0~1588.0ドルのレンジで推移、前日比9.6ドル高の1585.6ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、中国の新型コロナウイルスの感染拡大による株安などを受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が続落した。WTIで期近の3月物は前日比1.19ドル安の1バレル52.14ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.19~1.18ドル安。その他の限月は1.15ドル安~0.31ドル高。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、石油需要が落ち込むことだけでなく、中国経済の減速が早まることが警戒されている。中国・武漢から発生した新型肺炎の感染者数は世界全体で8000人を超え、2002~03年にかけて感染拡大が懸念された重症急性呼吸器症候群(SARS)を上回った。中国国内における交通網の遮断や、中国への航空便停止が拡大することによって石油需要が一段と減少することが危惧されている。日本だけでなく、米国で初めて人から人への新型コロナウイルスの感染が確認されたことも圧迫要因。米疾病管理予防センター(CDC)が確認した。中国以外で死者は発生していないものの、各国でも感染が拡大する兆しが出てきている。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは軒並み反落。終値の前営業日比は5.00セント安~0.25セント高。期近3月限は前日比4.75セント安の379.50セント。大豆は大幅続落。終値の前営業日比は、16.75セント~5.00セント安。期近3月限は前日比16.75セント安の876.25セント。 新型コロナウィルスの感染拡大とこれに伴う経済への影響に対する懸念を受け、商品市場が全面的に軟調に運ばれていることが弱材料となった。ただ、米農務省(USDA)が発表した週間純輸出成約高報告が強気な内容だったことが下支え要因となったため、下げ幅は限られた。


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