朝刊:2020/02/04

ダウはようやく反発。前日比143ドル高。ゴールドは続落。オイルは四日連続続落。

NY為替

本日のNY為替市場、ドル円は買い戻しが優勢となった。先週末に急落した米株が反発したほか、この日発表のISM製造業景気指数が予想を上回り、景気判断の分岐点の50を回復したことがサポートしている。50回復は昨年7月以来。世界的に製造業の低迷が続く中、今回の数字はポジティブ・サプライズとなった模様。ただし、同指数は月内を通じてアンケート調査の回答が企業から返ってくるが、今回の中国のコロナウイルス感染の影響がどの程度指標に反映されているかは未知数。一方、ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落した。警戒されていた中国株は予想通りに急落したが、中国当局が成長見通しを下方修正するとしたうえで、新たな刺激策を検討とも報じられていた。そのほか、中国人民銀行が金融システムに、1日としては2004年以降で最大の1.2兆元の大量資金を供給し、リバースレポ金利も0.1%引き下げた。中国当局の支援姿勢に、世界の株式市場全体としては、ひとまず静観している模様。ただ、ウイルス感染は拡大しており、死者数は中国国内で少なくとも361人、感染者は1.7万人以上に達している。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前週末比143ドル78セント(0.5%)高の2万8399ドル81セントで終えた。新型肺炎の感染拡大への懸念から前週末に大きく下げた反動で、幅広い銘柄に自律反発狙いの買いが入った。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が143.78ドル高の2万8399.81ドル、ナスダック総合指数が122.47高の9273.40、S&P500が23.40高の3248.92。この日から中国市場が再開したが、中国株は予想通りに急落した。しかし、中国当局が成長見通しを下方修正したうえで、新たな刺激策を検討と報じられていたほか、中国人民銀行が金融システムに、1日としては2004年以降で最大の1.2兆元の大量資金を供給し、リバースレポ金利も0.1%引き下げた。中国当局の支援姿勢に、中国株は急落したものの、世界の株式市場は、ひとまず落ち着いて静観している模様。ただ、ウイルス感染は拡大しており、死者数は中国国内で少なくとも361人、感染者は1.7万人以上に達している。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反落。終値の前日比は、金が5.7~5.1ドル安、中心限月の4月限が5.5ドル安、銀が34.2~33.2セント安、中心限月の3月限が34.2セント安。金4月限は続落。時間外取引では、中国の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月8日以来の高値1598.5ドルを付けたのち、株安一服などを受けて上げ一服となった。日中取引では、株高を背景に利食い売りなどが出て軟調となった。中国人民銀行(中央銀行)が3日、1兆2000億元の資金を金融市場に供給した。中国景気を下支えするとの見方が広がり、リスク回避時に買われやすい金先物には売りが優勢だった。銀3月限は高寄りしたのち、金の戻りが売られたことを受けて地合いを緩めた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4日続落した。WTIで期近の3月物は前週末比1.45ドル安の1バレル50.11ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.45~1.40ドル安。その他の限月は1.32ドル安~0.19ドル高。中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、春節が明けても収束する気配は見られず、中国経済への打撃が警戒されている。多くの中国企業は営業再開を当面見合わせることから景気減速が加速し、石油需要は減少を続ける見通し。中国は世界最大の原油の輸入国で、石油消費量は世界最大の米国に次ぐ。中国の石油需要は日量1000万バレル超の規模で、世界全体の約1割を占める。国営石油会社の中国石油化工集団(シノペック)は、今月の処理能力を日量で約60万バレル削減すると発表した。独立系の石油企業が集中する中国の山東省でも、石油製品の減産が続く見通し。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは総じて反落。終値の前営業日比は2.50セント安~0.25セント高。期近3月限は前日比2.50セント安の378.75セント。大豆は反発。終値の前営業日比は、0.75セント安~4.50セント高。期近3月限は前日比4.50セント高の877.00セント。 中国発の新型コロナウィルスの感染拡大懸念を受けたアジア株式市場の軟調な足取りが売りを呼ぶ要因となった。また、USDA輸出検証高報告が前週を下回ったことも材料。ただ、価格が下落したところでは輸出用需要が拡大するとの見方が根強く、下げ幅は限定された。3月限は、380.50セントで取引を開始した直後に382.00セントの高値を付け、その後、アジア株式市場の軟調な足取りを受けてやや地合いを緩めたが378.75セントを下値支持線にしての底意の強い足取りを欧州の時間帯を終えるまで維持した。


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