朝刊:2020/02/05

ダウは力強く続伸。前日比407ドル高。ゴールドは大きく売られ大幅続落。オイルは5日続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比90銭円安・ドル高の1ドル=109円50~60銭で取引を終えた。きょうの市場はリスク回避の雰囲気を後退させ、米株式市場でダウ平均が一時500ドル超上昇する中、ドル円も買い戻しが強まった。きょうの中国株が反転し、中国のコロナウイルス感染の影響への懸念を後退させている。中国当局の金融市場でのサポートが続いており、中国人民銀行はきょうも大量の資金供給を実施し、リバースレポで差し引き4000億元を供給した。1日の供給額としては2019年1月以来の高水準。人民元も反転しており、ドル・人民元はポイントとなっている7元を下回っている。中国当局の強いサポート姿勢に市場では、安心感が広がったようだ。しかし、ウイルス感染の拡大はなお続いており、死者も増えている。中国経済の成長見通しの下方修正も相次ぐ中、このまま110円を突破して行くかは未知数。ただ、ひとまず21日線までは戻す展開になっているようだ。

NYダウ

米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比407ドル82セント高の2万8807ドル63セントで終えた。上げ幅は一時500ドルを超えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が194.57高の9467.97、S&P500が48.67高の3297.59。中国のコロナウイルス感染による懸念を一服させており、きょうの中国株が反発したことを好感しているようだ。中国当局のサポートも続いており、中国人民銀行はきょうも大量の資金供給を実施しており、リバースレポで差し引き4000億元を供給。1日の供給額としては、2019年1月以来の高水準となった。人民元も反転しており、ドル・人民元はポイントとなっている7元を下回っている。

NY貴金属

ニューヨーク金は大幅続落、銀は続落。終値の前日比は、金が26.9~26.0ドル安、中心限月の4月限が26.9ドル安、銀が11.2~10.7セント安、中心限月の3月限が10.9セント安。金4月限は続落。時間外取引では、ドル堅調を背景にアジア時間から売り優勢となった。欧州時間でジリ安となり、10ドル超の下落に下げ幅を拡大し、一時1570ドルをわずかに下回る下落となった。日中取引では、ドル高、株高からが下げが加速し、支持線とみられた1月29日の安値1567.9ドル、1560ドルの節目を割り込み、投機家中心に手じまい売りが執行された商状となり、1月21日以来の安値となる1552.8ドルまで下落。後半から終盤の戻りも鈍く、25ドルを超える下落となった。世界的な株式相場の上昇を受けて、リスク回避時に買われやすい金には売りが優勢となった。 米大統領選挙の民主党指名候補者争いのアイオワ州党大会で開票作業において不一致が見つかり結果発表ができず、与党である共和党に有利になったこともドル高要因となり、金にとっては逆風となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は5日続落した。WTIで、期近の3月物は前日比0.50ドル安の1バレル49.61ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.50~0.48ドル安。その他の限月は0.44ドル安~0.01ドル高。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることによる需要減少見通しが引き続き重しとなった。中国では感染者数の拡大が続いており、需要見通しは悪化している。OAGアビエーション・ワールドワイドによると、今週欠航となった中国国内および国際便は2万5000便を超え、運休や欠航が拡大する傾向にある。 英石油大手BPのブライアン・ギルバリー最高財務責任者(CFO)は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年の世界の原油需要は最大0.5%押し下げられるとの認識を示した。日量で30~50万バレル減少する可能性がある。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは概ね反発。終値の前営業日比は0.25~3.50セント高。期近3月限は前日比3.50セント高の382.25セント。大豆は反発。終値の前営業日比は、1.75~3.25セント高。期近3月限は前日比2.50セント高の879.50セント。アジアに続き欧米株式市場が上昇場面を演じるなか、新型コロナウィルスに対する懸念が後退したことが強材料となった。また、これまで下落した後で売り警戒感が強まっていたことも買いを促す要因となり、3月限は1月30日以来の高値まで上昇。価格下落に伴う輸出用需要の拡大期待もあって、高値では転売が見られながらも下げ幅は限られ、380セント台を維持して取引を終えている。


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