朝刊:2020/02/07

最高値更新のダウは力強く4日続伸。前日比88ドル高。ゴールド続伸。オイルは小幅続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=109円95銭~110円05銭で取引を終えた。一時110円00銭まで下落し、1月22日以来ほぼ2週ぶりの円安・ドル高水準を付けた。110円付近にはオプション絡みなど売り圧力も強そうだが、きかっけ待ちといった雰囲気も強い。110円突破なら、目先は先月高値の110.30円が意識される。中国のコロナウイルス感染の世界経済への影響は懸念されるものの、市場には楽観的なムードが広がっている。足元の決算や米経済指標が好調な点に市場は関心を集めている模様。加えてきょうは、中国が約750億ドル相当の米国からの輸入品に対する関税率を14日から半分に引き下げると発表したことも、ロング勢の追い風となっているようだ。ユーロドルは売りが強まり、ストップを巻き込んで一時1.0965ドル近辺まで下落。この日発表のドイツ製造業受注が弱い内容で、同国経済への不透明感は依然として根強い。さらに、ドイツのテューリンゲン州首相の選出を巡って、ドイツの連立政権内で意見不一致が発生しており、政治的リスクの高まりもユーロを圧迫していた模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比88ドル92セント(0.3%)高の2万9379ドル77セントで終え、3週間ぶりに過去最高値を更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が63.47高の9572.16、S&P500が11.09高の3345.78。中国のコロナウイルス感染の世界経済への影響は懸念されるものの、株式市場には楽観的なムードが広がっている。足元の決算や米経済指標が好調な点に市場は関心を示している模様。また、きょうは、中国は約750億ドル相当の米国からの輸入品に対する関税率を14日から半分に引き下げると発表したことがフォローとなったようだ。ただ、さすがに今週の急上昇から、上値では戻り売りも出るものの、下値での押し目買い意欲も強く、プラス圏を維持している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が7.0~7.3ドル高、中心限月の4月限が7.2ドル高、銀が21.4~22.0セント高、中心限月の3月限が21.6セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、中国の米製品に対する追加関税率の引き下げなどを背景に株高に振れたことを受けて軟調となったが、中国の感染拡大に対する懸念から押し目は買われて地合いを引き締めた。日中取引ではドル高・株高に上値を抑えられる場面も見られたが、押し目は買われて堅調となった。5日にブラジル中央銀行が利下げを決めたこともあり、各国の金融緩和を受けて金市場に資金が流入しやすい環境が続くとの見方が強まった。ただ、新型肺炎に対する懸念の後退は低リスク資産とされる金の上値を抑えた。銀は金堅調につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.20ドル高の1バレル50.95ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.20~0.22ドル高。その他の限月は0.24~0.71ドル高。サウジアラビアやロシアを中心とした石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産目標の拡大を目指していることが相場を押し上げた。世界最大の原油の輸入国である中国で新型コロナウイルスの感染拡大によって石油需要が減少しており、主要な産油国は供給を一時的に調整する必要がある。ただ、予定を延長して3日目も行われたOPECプラスの共同技術委員会(JTC)では、日量60万バレルの減産規模拡大が提案されたが、従来から減産に否定的なロシアが同意を引き続き見送っていると伝わっており、上値は重かった。ロイター通信が伝えた関係筋の話によると、提案されている追加減産が合意に至るならば直ちに開始され、暫定的に6月まで行われるという。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは軒並み続落。終値の前営業日比は3.25~変わらず。期近3月限は前日比1.50セント安の379.25セント。大豆は期近の中心限月が続伸。終値の前営業日比は、2.00セント安~1.25セント高。期近3月限は前日比1.00セント高の881.00セント。米農務省(USDA)が発表した週間純輸出成約高は前週に続いて100万トン台の大台を記録するなど、強気な内容だったにもかかわらず、欧米株式市場の堅調な足取りに伴うドル高を受けて今後の輸出見通しに不透明感が強まったとの見方が弱材料となり、期近3月限は終値ベースで380セントを割り込んだ。


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