朝刊:2020/02/13

ダウは大幅反発で最高値更新。ゴールドは小幅反発。オイルは三営業日振りに反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=110円05~15銭で取引を終えた。新型肺炎の感染拡大への懸念が和らぎ、投資家のリスク選好姿勢が強まった。NY時間に入ってドル買いが強まり、ドル円をサポートしているようだ。ただ、110円台に入ってからの上値追いの動きも鈍い。110円台に入ると、オプション関連やヘッジ売りなどの売りオーダーも多数観測され、上値抵抗も根強いようだ。米株が最高値を更新し、米国債利回りも上昇するなど、リスク選好の雰囲気がドル円をサポートした。市場は、中国のコロナウイルス感染への警戒感を緩めている模様。感染者数は増えているものの、増え方が鈍化しており、ピークが近づいているとの期待感が高まっている。中国保健当局の発表によると、ピークだった4日には3887人増加していたが、11日には2015人に鈍化している。経済への影響に対する懸念は依然として根強く、中国当局が症例を過少報告しているリスクもある中、突然に事態が悪化する可能性はある。しかし、足元の好調な米企業決算や米経済指標、そして、FRBのサポート姿勢が、市場に安心感を与えている。中国経済への影響は必至ではあるものの、米経済への影響は最小限に留まるとの見方が増えつつある模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比275ドル08セント(0.9%)高の2万9551ドル42セントで終え、過去最高値を更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が87.02高の9725.96、S&P500が21.70高の3379.45。中国のコロナウイルス感染への警戒感が緩んだ。感染者数は増えているものの、増え方が鈍化しており、ピークが近づいているとの期待感が市場をサポートしているようだ。中国保健当局の発表によると、ピークだった4日には3887人だったが、11日には2015人まで鈍化している。ただ、経済への影響に関してはなお警戒感が根強く、中国当局が症例を過少報告しているリスクもある。突然事態が悪化する可能性はあるものの、市場は足元の好調な米企業決算や経済指標、そして、FRBのサポート姿勢から、上値追いの動きを続けている。中国経済への影響は必至ではあるものの、米経済への影響は最小限に留まるとの見方が増えつつある模様。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続落。終値の前日比は、金が1.0~1.8ドル高、中心限月の4月限が1.5ドル高、銀が10.1~9.9セント安、中心限月の3月限が10.0セント安。金4月限は反発。時間外取引では、中国の新型肺炎の感染者の増加ペースが鈍化したことを受けて軟調となった。日中取引では、押し目を買われたが、ドル高・株高を受けて上げ一服となった。新型肺炎への懸念の後退を背景に、逃避資金の受け皿となりやすい金には売りが先行した。銀3月限はドル高などを受けて売り優勢となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1564.4~1571.8ドルのレンジで推移、前日比1.0ドル安の1569.1ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、中国の新型肺炎の感染者の増加ペースが鈍化したことを受けて戻りを売られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTIで期近の3月物は前日比0.37ドル高の1バレル49.94ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.23~1.24ドル高。その他の限月は0.44ドル安~1.23ドル高。中国で新型コロナウイルスの感染拡大は止まっていないものの、感染者数の拡大ペースが鈍化する兆しがあり、事態が沈静化し石油需要の落ち込みが回復することが期待されている。主要な米株価指数は過去最高値を更新。ドルインデックスは昨年10月以来の高値を更新したが、あまり材料視されておらず、重しにはならなかった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では原油在庫が増加し、昨年12月以来の水準まで再び積み上がってるが、ほとんど材料視されなかった。冬場の需要期のピークを過ぎており、ヒーティングオイルを含む留出油の在庫は十分に確保されていることから、週報の材料としての存在感は時期的に薄くなっている。米原油生産量は前週比10万バレル増の日量1300万バレルと、節目水準で足踏みが続いている。米製油所稼働率は88.0%まで小幅に上昇したが、昨年末をピークに稼働率は低下している。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは総じて反発。終値の前営業日比変わらず~3.25セント高。期近3月限は前日比3.25セント高の383.00セント。大豆は期近の主要限月が続伸。終値の前営業日比は3.50セント安~7.75セント高。期近3月限は前日比7.75セント高の892.50セント。 中国での感染拡大は続いているが、数週間の間に落ち着くとの見通しが浮上するなか、新型肺炎懸念が後退し買い安心感が強まった。大豆の堅調な足取りやアジア、欧米株式市場の上昇、原油高も強気材料となった。終値ベースでも380セント台を回復したが、依然として1月30日以来の取引レンジ内にとどまっている。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。