朝刊:2020/02/21

ドル円も急上昇。112円台へ入る。ダウは反落。ゴールドは更に続伸。

NY為替

本日はNY為替市場でドル円は112円台に上昇。米株に調整の動きが強まり、ドル円も伸び悩む動きを見せたものの買いの動きは続いている。前日の急上昇の流れを引き継ぎ、112.20円付近まで上昇する場面も見られた。2日間で200ポイント超上昇した格好。一時111円台に下落したものの、終盤には112円台に戻している。円の対ユーロ相場も大幅に続落した。基本的にドル高の流れがサポートしているものの、今回のドル円の上昇については 様々な見方が聞かれる。年金基金をはじめとした日本の機関投資家の大口買いが断続的に入ったとの見方や、新興国通貨の下落、そして、日本経済のリセッションへの警戒感も言われているようだ。消費増税後の日本のGDPの大幅なマイナス成長を見せられ、日本でのウイルス感染拡大も重なり、海外勢からは円はもはや逃避通貨ではないといった声も聞かれる。ただ、何が突然に円安を誘発したかは明確な答えを見い出せていない模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比128ドル05セント(0.4%)安の2万9219ドル98セントで終えた。新型肺炎の拡大に終息の兆しが見られず、中国を中心に景気や企業業績の下押し要因になるとの懸念が強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が66.22安の9750.97、S&P500が12.92安の3373.23。寄り付きは売りが先行したものの、直ぐに買い戻しも入り、序盤は底堅さも見せていた。しばらく前日付近でのもみ合いが続いたが突如、IT・ハイテク株中心に売りが強まった。特段の悪材料は伝わっていなかったが、ウイルス感染の影響を市場は再認識し始めたのではとの見解も聞かれた。 中国でのウイルス感染の新規感染者数は減少しているものの、日本や韓国など他国への拡大が深刻化しており、サプライチェーンへの懸念は根強い。きょうは中国人民銀行が1年物ローンプライムレート(LPR)を0.1%引き下げた。予想通りではあったものの、市場からは物足りないとの反応も出ていた模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.5~9.1ドル高、中心限月の4月限が8.7ドル高、銀が0.8~1.7セント高、中心限月の3月限が0.8セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、日本のクルーズ船での死者を受けて押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられた。日中取引では株安を受けて堅調となり、一代高値1626.5ドルを付けた。 銀3月限はドル高が圧迫要因となる場面も見られたが、金堅調を受けて押し目を買われた。金先物相場は6日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比8.7ドル高の1トロイオンス1620.5ドルで取引を終えた。一時は1626.5ドルと中心限月として2013年2月以来、7年ぶりの高値を付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.49ドル高の1バレル53.78ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.39~0.49ドル高。その他の限月は0.08ドル安~0.32ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が市場予想ほど増加せ ず、石油製品在庫が取り崩されたことが相場を押し上げた。今冬の製油所稼働率は昨年末でピークアウトしているが、1月末以降は再び上向いており、原油在庫の取り崩し圧力がやや強まっている。今回の週報で製油所稼働率は89.4%まで上昇した。ただ、石油製品需要は日量2000万バレルの節目をまたいだ推移を続けており、消費に強さはみられない。米原油生産量は日量1300万バレルと、過去最高水準で横ばい。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは軒並み続落。終値の前営業日比3.25~1.00セント安。期近3月限は前日比2.00セント安の378.50セント。大豆は揃って反落。終値の前営業日比は7.75~4.50セント安。期近3月限は前日比4.50セント安の892.75セント。新型コロナウイルスの中国国内での感染ペースが鈍化しながらも、他国での感染拡大を受け、これが経済に当たる影響に対する懸念が弱材料となった。また、米農務省(USDA)が示した2020年コーン作付面積予測が事前予測を上回っていたこと、大豆市場の軟調な足取りも弱材料となった。3月限は終値ベースで380セントを割り込んだが、依然として1月30日以降の取引レンジ内での高下にとどまっている。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。