朝刊:2020/02/27

ダウは三日連続続落。ゴールドも続落。原油も続落。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は下げ一服。きょうはリスク回避の雰囲気が一服し、ドル円をサポートした。前日は新型ウイルス感染に関連したリスク回避の雰囲気が強まり、ドル円は一時110円を割り込む場面が見られるなど、先週の大幅な上げを帳消しにする動きが見られていた。ただ、新型ウイルス感染に改善の兆しは特にない。きょうはブラジルでも感染例が確認されており、5大陸に感染が広がっている。ユーロ相場は対ドルで小幅に上昇している。米疾病対策センター(CDC)は「米国内で感染が起きると予想している」と述べ、その場合の政府が講じる学校閉鎖やイベントの中止などに繋がる可能性があるとしている。供給と需要両サイドに悪影響が及ぶ可能性があるが、規模や期間がどの程度になるのかは不明。なお、トランプ大統領が現地時間の夕方に声明を発表する見通し。米株式市場も序盤の上げから失速するなど、依然として市場の動きが不安定な中、ひとまず110円台は維持しているものの、ドル円の上値は重い。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落した。前日比123ドル77セント(0.5%)安の2万6957ドル59セントで終え、昨年10月下旬以来の2万7000ドル割れとなった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が15.16高の8980.77、S&P500が11.78安の3116.43。 寄り付きはここ数日の急落もあり値ごろ感からの買い戻しも見られ、ダウ平均は一時461ドル高まで買い戻されていた。しかし、次第に上値が重くなり序盤の上げを失っている。 新型ウイルス感染に関しては特に改善の兆しはなく、きょうはブラジルでも感染例が確認されており、5大陸に感染が拡大している。米疾病対策センター(CDC)は「米国内で感染が起きると予想している」と述べ、その場合の政府が講じる学校閉鎖やイベントの中止などに繋がる可能性があるとしている。トランプ大統領が現地時間の夕方に声明を発表する見通し。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が8.2~6.6ドル安、中心限月の4月限が6.9ドル安、銀が35.8~35.4セント安、中心限月の5月限が35.4セント安。金4月限は続落。時間外取引では、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念から押し目を買われて堅調となった。日中取引では、株高を背景に利食い売りが出たが、株高が一服すると、地合いを引き締めた。朝方に米株式相場が大幅に上昇した場面でリスク回避時に買われやすい金が売られた。週初に7年ぶりの高値をつけた後とあって、目先の利益を確定する目的の売りが出やすい面もあった。もっとも、取引終了にかけて下げ幅を次第に縮めた。新型コロナへの懸念は根強く、現物資産の裏付けがある金先物に逃避的に資金を移す動きは続いている。銀5月限は金の戻りが売られたことにつれ安となったのち、売り一巡後は下げ一服となった。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1636.5~1657.1ドルのレンジで推移、前日比3.2ドル安の1646.8ドルとなった。4月限は、安寄りしたのち、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が続落した。WTIで期近の4月物は前日比1.17ドル安の1バレル48.73ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.18~1.17ドル安。その他の限月は1.17~0.29ドル安。新型コロナウイルスの感染が世界各地に広がっていることで、石油需要が減少する見通しであるほか、減速していた世界経済がさらに失速することが警戒されている。欧州ではイタリアに続き、オーストラリア、クロアチア、スイス、ドイツなどで感染者が報告されている。ドイツのシュパーン保健相は新型肺炎の「流行が始まった段階」にあるとの認識を示した。ブラジルでも感染が確認されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比2.25セント安~変わらず。期近5月限は前日比2.00セント安の374.50セント。大豆は総じて小幅続伸。終値の前営業日比は0.75セント安~3.75セント高。期近5月限は前日比3.75セント高の892.00セント。 新型コロナウイルスの中国外での感染が拡大するなか、世界経済への影響に対する懸念が高まると同時にコーンの需要に対する弱気な見方が強まり、売り優勢で運ばれた。5月限は引け前に前日の安値を割り込んだが、安値では警戒感が強まって買い戻され、下げ幅を縮小した。5月限はこの日、アジアの時間帯は様子見となった後、欧州の時間帯に値位置を切り上げ、シカゴの時間帯序盤にかけて378.00セントの高値を付けたものの、その後に急速地合いを崩した。


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