朝刊:2020/03/03

ダウは過去最大の上げ幅で終了。ゴールドも大幅反発。オイルも反発。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となり、108円台に戻している。先週のパウエルFRB議長の声明で利下げ期待が急速に高まったことでドル売りが強まり、週明けのドル円は107円ちょうど近辺に下落して始まった。しかし、日銀の追加緩和への期待も高まり、日本株も上昇する中、108.60円近辺まで戻していたが、上値が重く、NY時間にかけて107円台に再び値を戻していた。円の対ユーロ相場は大幅に反落した。同1円60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=120円10~20銭だった。しかし、明日、G7財務相と中銀総裁がウイルス対策で緊急の電話会議を開催すると伝わったほか、IMF、世銀が可能な手段を最大限利用するとも伝わったことから、米株高とともにドル円も買い戻しが出ている。ただ、米利下げ期待が急速に高まる中、ドル安がドル円の上値を抑えている。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、今月のFOMCでの利下げを確実視しているほか、下げ幅は0.5%の大幅利下げを見込んでいる。更に年内は利下げが続き、FF金利の誘導目標の0.5ー0.75%以下への引き下げの確率が70%近くまで高まっている状況。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに大きく反発した。前週末比1293ドル96セント(5.1%)高の2万6703ドル32セントで終えた。上げ幅は2018年12月26日(1086ドル)を上回り過去最大だった。緩和に踏み切り、新型コロナウイルスで減速する世界経済を下支えするとの期待が高まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が384.80高の8952.16、S&P500が136.01高の3090.23。 新型ウイルス感染の世界経済への影響が警戒され各国の株式市場は下げが続いていたが、きょうは各国中銀の支援策への期待感が高まっており、株式市場をサポートしている。特に先週末の引け間際にパウエルFRB議長が、必要に応じて政策金利を引き下げる用意があることを示唆したことが安心感を呼び込んだ模様。更に、G7の財務相と中銀総裁が3日にウイルス対策で電話会議を開催するほか、IMFと世銀が可能な手段を最大限利用すると述べたこと、そして、トランプ政権が今月のFOMC前のFRBによる緊急利下げを支持していると伝わったこともフォローと なっている模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が21.7~28.2ドル高、中心限月の4月限が28.1ドル高、銀が24.0~29.2セント高、中心限月の5月限が28.2セント高。金4月限は反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受けて堅調となった。日中取引では、戻りを売られて上げ一服となった。前週末に大幅安となった反動で買いが優勢となった。世界的に金融緩和が広がれば、金利が付かない資産である金への資金流入が続くとみた買いも入った。銀5月限は金堅調につれ高となったが、日中取引で戻りを売られた。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1576.3~1612.1ドルのレンジで推移、前日比32.8ドル高の1599.5ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受けて堅調となった。立会時間は、株価が急伸したが、1600ドル台で戻りを売られて上げ一服となった。ただ1591.2ドルと下値は限られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の4月物は前週末比1.99ドル高の1バレル46.75ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.98~1.99ドル高。その他の限月は0.75~1.95ドル高。新型肺炎を背景とした世界的な石油需要の減少に対して、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産の規模拡大を行い、相場を下支えすると期待されている。現行の協調減産は日量170万バレルで、3月末が期限となる。今週5~6日の総会で、これまで追加減産に否定的だったロシアが減産を受け入れるかどうかが焦点。ロシアのノバク・エネルギー相は、小規模な追加減産について検討していると述べた。より大規模な減産についての提案は受けていないという。先月のOPECプラスの共同技術委員会(JTC)では、日量60万バレルの追加減産が勧告されている。

シカゴコーン・大豆

大豆、コーンは総じて上昇。売り一巡感や株高から堅調な展開。大豆は軒並み反発。終値の前営業日比は7.00~9.75セント高。中心限月の5月限は前日比8.25セント高の901.00セント。依然として新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が見られながらも、これまでの下落とその後の安もみを受けて売り一巡感が強まったことに加え、アジアや米国株式市場の堅調な足取りが買いを支援した。コーンは総じて上昇。終値の前営業日比は変わらず~8.25セント高。期近5月限は前日比7.25セント高の375.50セント。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。