朝刊:2020/03/06

ダウは再び大暴落。ゴールドは逃避先買いが進み大幅反発。オイルは続落。

NY為替

外国為替市場で円相場は大きく反発し、前日比1円40銭円高・ドル安の1ドル=106円10~20銭で取引を終えた。新型ウイルス感染への懸念が収まらず、市場ではリスク回避の雰囲気が再び強まっている。きょうはカリフォルニア州で死者が初めて確認され、非常事態が宣言されたことがネガティブな雰囲気を広げている模様。米株式市場でダウ平均が再び4桁の下げを一時見せるなど、下げが止まらない状況でドル円を圧迫している。また、米国債利回りの下げも止まらず、米10年債は0.9%を下回る場面も見られた。米経済の先行き不透明感とFRBの追加利下げ期待がドル安を誘発する一方、リスク回避の株安が円高を誘発しており、ドル円を押し下げている、ロング勢も半ば諦めムードになっているのかもしれない。107円割れでは抵抗も見せていたものの、その後は買い戻しの動きが見られていない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比969ドル58セント(3.6%)安の2万6121ドル28セントで終えた。下げ幅は一時1100ドルを超えた。終盤になって一時1147ドル安まで下げ幅を拡大する場面も見られ、下げが止まらない状況となっている。終値の前日比は、ナスダック総合指数が279.49安の8738.59、S&P500が106.18安の3023.94。新型ウイルス感染への懸念が根強く、きょうもリスク回避の株安が続いている。きっかけはカリフォルニア州で死者が初めて確認され、非常事態が宣言されたことがネガ ティブな雰囲気を広げている模様。前日はイタリアで学校閉鎖が発表されるなど、欧米でも新型ウイルス感染の猛威が確認されている。世界経済への影響が懸念される中、株式市場はボトムを見い出せない状況が続いているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が22.1~25.3ドル高、中心限月の4月限が25.0ドル高、銀が12.6~15.5セント高、中心限月の5月限が14.7セント高。金4月限は反発。時間外取引では、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が残るなか、もみ合いとなった。日中取引では、株価急落を受けて急伸し、2月24日以来の高値1673.9ドルを付けた。米株安を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、実物資産の裏付けがあって資金の受け皿となりやすい金先物に買いが向かった。主要国の金利低下が続き、金利の付かない金の投資妙味が増すとの見方も金相場を支えた。銀5月限は金堅調につれ高となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1635.6~1655.2ドルのレンジで推移、前日比10.2ドル高の1653.2ドルとなった。4月限は、安寄りしたのち、カリフォルニア州の非常事態宣言を受けて押し目を買われたが、上値は限られた。欧州時間に入ると、ドル安などを受けて上値を伸ばした。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の4月物は前日比0.88ドル安の1バレル45.90ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.89~0.88ドル安。その他の限月は0.90ドル安~0.10ドル高。5日の総会で石油輸出国機構(OPEC)加盟国は減産目標を日量150万バレル拡大することで合意した。期間は4-6月。中国発の新型コロナウイルスが世界中で流行し、石油需要が減少していることに対応する。ただ、OPECプラスの枠組みのなかで非加盟国であるロシアとカザフスタンは支持をまだ表明しておらず、最終的な合意は6日に行われるOPECプラスの会合に持ち越された。アントン・シルアノフ露財務相は減産が合意出来なかった場合の原油安にロシアは耐えることが可能であると述べている。OPECプラスの現行の減産目標は日量170万バレル。舵取り役であるサウジアラビアの自主的な減産を加えると減産規模は日量210万バレルとなっている。現行の合意の期限は3月末。

シカゴコーン・大豆

コーンは概ね反落。終値の前営業日比は3.25セント安~変わらず。期近5月限は前日比3.25セント安の381.75セント。大豆は総じて軟調。終値の前営業日比は11.00~6.75セント安。中心限月の5月限は前日比10.25セント安の897.00セント。大幅安となった大豆市場の動きや米株式市場に追随する動きが広がり、売り優勢で運ばれた。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高報告は前週からはやや減少しながらも新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるなかにもかかわらず安定的な需要が見られたことを強気材料視する動きも見られたが、全体の基調を転換させるほどのインパクトには乏しかった。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。