朝刊:2020/03/09

ダウは続落で元気なし。ゴールドは小幅続伸。オイルは三日続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=105円30~40銭で取引を終えた。売りが売りを呼ぶ展開となり、105円台に急落。NY時間の早朝には一時105円を割り込む場面も見られた。 新型ウイルス感染の影響を警戒した動きが止まらない。感染者数は全世界で10万人以上に達しており、米国内でもきのう、新たに4つの州で感染が確認されている。サプライチェーンなど経済への影響が警戒される中、この日発表の米雇用統計は力強い内容となったものの反応はない。きのう米議会が78億ドルの新型ウイルス対策を承認し、トランプ大統領も署名したが、規模が小さいとの指摘も出ているようだ。投資家のリスク許容度が一気に低下し、資金は安全資産である米国債に急速に流れ込んでいる。そのため利回りが急低下しており、米10年債利回りは一時0.65%台まで低下した。

NYダウ

米株式相場は続落した。ダウ工業株30種平均は前日比256ドル50セント(1.0%)安の2万5864ドル78セントで終えた。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、景気や企業業績への懸念が一段と強まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が162.98安の8575.62、S&P500が51.57安の2972.37。新型ウイルス感染への影響を警戒した売りが止まらない。感染者数は全世界で10万人以上に達しており、米国内でもきのう、新たに4つの州で感染が確認されている。サプライチェーンなど経済への影響が警戒される中、この日発表の米雇用統計は力強い内容となったものの反応はない。きのう米議会が78億ドルの新型ウイルス対策を承認 し、トランプ大統領も署名したが、規模が小さいとの指摘も出ているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が0.6~4.4ドル高、中心限月の4月限が4.4ドル高、銀が15.9~12.8セント安、中心限月の5月限が13.00セント安。金期近4、5月限が一代高値を更新。金4月限は小幅続伸。時間外取引では、新型コロナウイルスの感染拡大から買い意欲が強く、大幅高となり、1690ドルを試した。利食い売りを吸収し、1680ドル台後半で推移。日中取引では、2月の米雇用統計が強気の数字となり、序盤で上げ幅を縮小。米株式市場が続落で始まると、再度、上げ幅を拡大した。しかし中盤に高値警戒感から売りが膨らみ、上げ幅を削る場面があった。しかしドル安、株安で押し目買い意欲は強く、堅調な値動きとなり、小高く引けた。利食い売りと押し目買いが交錯し、大商いとなった。米株安を受けて実物資産の裏付けがある金が買われた。ただ、このところ相場が大きく上昇した後の週末とあって、目先の利益確定売りも出て安く推移する場面もあった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に3日続落した。WTIで、期近の4月物は前日比4.62ドル(10.1%)安の1バレル41.28ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.89~0.88ドル安。その他の限月は4.30~1.06ドル安。新型コロナウイルスの感染拡大懸念のなか、米株が下げ止まらない様相となり、前日の石油輸出国機構(OPEC)総会で決定した日量150万バレルの追加減産をこの日のOPECプラスの閣僚級会合で合意しなかったことで、売り圧力が強まった。 直近の安値を下回ったことで、チャート面からの売りも出て下げ幅が大きくなった。期近から軒並み一代安値を更新した。5月限は、アジアの時間帯の46ドル台前半からほぼ右肩下がりの展開が続き、米国の時間帯の午後には41.05ドルまで崩れた。一代安値を更新するとともに、期近ベースで2016年8月以来の安値水準となり、40ドル台割れも現実味を帯びてきた。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が続落。終値の前営業日比は7.25セント安~1.00セント高。期近5月限は前日比5.75セント安の376.00セント。 大豆は総じて軟調。終値の前営業日比は5.75セント安~3.75セント高。中心限月の5月限は前日比5.75セント安の891.25セント。新型コロナウイルスの感染拡大懸念のなか、米株が下げ止まらない様相となり、原油も急落したことで、シカゴ穀物も軒並みリスクオフの動きが鮮明になった。コーンはこの日デイリーベースでの大口輸出成約が報告されたものの、貿易収支で発表された1月のコーン輸出が前年同月比で半分以下となったことで、輸出面はあまり支援材料とならなかった。

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