朝刊:2020/03/26

ゴールドは反落。ダウは久方ぶりの続伸。オイルも続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばい。前日と同じ1ドル=111円15~25銭で取引を終えた。米経済対策が合意に至り、景気が下支えされるとの見方から低リスク通貨とされる円は売りが先行した。朝方はロンドン市場午後の流れを受けて若干ドル売りの動き。ロンドン市場での高値が111円50銭台で抑えられ、昨日NY市場午後につけた111円71銭を付けきれなかったことでいったん利益確定の動きが広がった。その後は昼前にかけてドル買いの動きが優勢に。2兆ドル規模の景気対策への期待感がドル買いを支える展開に。クロス円もしっかりで、ユーロドルが121円台に乗せる場面も。米株は寄り付きでダウ平均が続伸もナスダックがマイナス圏とまちまち。その後いったんは株高が進行、ダウ平均株価は700ドル超の上昇も、そこから800ドル以上下げてマイナス圏に沈むなど不安定な展開に。下げ一巡後は買いが強まり、一時1300ドル超の上昇で22000ドルを回復するなど、力強い展開に。こうした動きを受けてドル円でもドル高円安が優勢となり、一時111円68銭と、前日の高値に3銭と迫る動きを見せた

NYダウ

きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。昨日は2112ドル高と上げ幅の過去最大を更新する動き。今日は序盤からプラス圏推移で、朝方に700ドル超の上昇を見せた後、いったんマイナス圏まで調整が入ったが、昼前に再び株高が優勢となり、一時前日比1300ドル超の上昇。22000ドルの大台に乗せる動きとなった。その後も高値圏での推移が続いていたが、夕方になって利益確定売りの動きが優勢となり、終値ベースでは500ドル弱まで上げ幅が縮小した。 終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が495.64ドル高の2万1200.55ドル、ナスダック総合指数が33.56安の7384.30、S&P500が28.23高の2475.56。米株式市場は売りが目立つ中で、大きく買われる日が見られるという流れが続いており、ダウ平均が二日続けてプラス圏推移を見せるのは2月上旬以来のこととなる。上げた次の日にはマイナス圏という流れが続いたことで、引けにかけて利益確定売りの動きが出やすくなった面も。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続伸。終値の前日比は、金が30.2~27.4ドル安、中心限月の6月限が29.0ドル安、銀が57.6~61.6セント高、中心限月の5月限が61.6セント高。 金6月限は反落。時間外取引は、6日以来の高値1698.0ドルを付けたのち、利食い売りなどが出て上げ一服となった。日中取引では株高やドル安などを背景に押し目を買われた。銀5月限は株高やドル安を受けて堅調となり、16日以来の高値1493.0セントを付けた。 前日に大幅高となった反動で、ひとまず利益を確定する売りが出た。米株が戻りを試す展開となり、リスク回避の際に買われやすい金先物相場の重荷となった面もあった。ニューヨーク金6月限は反落。時間外取引では1609.0~1698.0ドルのレンジで推移、前日比38.7ドル高の1624.6ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、米国の景気対策に対する期待などを受けて堅調となり、6日以来の高値1698.0ドルを付けた。その後は米上院と政権幹部が景気対策で合意すると、利食い食い売りなどが出て上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の5月物は前日比0.48ドル高の1バレル24.49ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.48~0.96ドル高。その他の限月は1.14~1.24ドル高。新型コロナウイルスの感染拡大による深刻な景気後退の影響を緩和するため、2兆ドル規模の米景気対策法案が成立する見通しとなったことが相場を押し上げた。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では、新型肺炎を背景とした外出自粛などによる石油需要の減少が鮮明となった。米石油需要はさらにしぼむ見通し。EIA週報で石油製品需要は前週比207万7000バレル減の日量1940万バレルまで急減。このうちガソリン需要は前週比85万9000バレル減の日量883万 7000バレルだった。製油所稼働率は前回の86.4%から87.3%まで上昇。原油生産量は前週比10万バレル減の日量1300万バレルと過去最高水準を維持。急激な原油安は今のところ生産量の減少につながっていない。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸。前営業日比は出来高の細い先限が1.00セント安だが、それ以外が0.50~2.75セント高。期近5月限は前日比1.25セント高の348.50セント。大豆は期近の中心限月が反落。終値の前営業日比は5.25セント安~8.75セント高。中心限月の5月限は前日比5.25セント安の881.50セント。 これまで下落した後で値ごろ感が強まったことに加え、米農務省(USDA)が大口成約を発表したことが買いを支援した。ただ、米エネルギー省の発表で米国内のコーン由来のエタノール生産量が前週に比べて減少していることが明らかになったことが重石となり、上げ幅は限定的。中心限月の5月限は一時は350セント台に値を乗せていたが、終値ベースでは350セント台を維持できなかった。


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