朝刊:2020/04/09

ゴールドは小反落もダウは大幅反発。オイルも反発。

NY為替

きょうのNY為替市場、ドル円は序盤に買い戻しが強まり、109円台を回復する場面が見られたものの、再び108円台に値を落としている。ただ、下押す動きまではなく、底堅さは堅持している。前日は原油相場や米株がNY時間の後半になって急速に売りが強まったことから、ドル円も108円台半ばまで値を落としていた。NY州や英国で新型ウイルス感染による死者が再び加速の傾向を見せていたものの、原油も株式も落ち着いた反応を見せていることから、ドル円も下値での買い戻しが出ているようだ。午後になってNY州のクオモ知事が会見し、きのうの同州の新型ウイルス感染による死亡者数は779人と過去最多となったと報告した。ただ、米株式市場でダウ平均は日中高値圏を維持しており、米国債利回りも下げの動きを強めていない。前日にクオモ知事は、死者数は遅行指標だと述べ、入院患者や集中治療室の利用、人工呼吸器装着率の伸び鈍化は、感染防止のための人との距離を置く「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)」の効果が出ていることを示していると指摘していた。いまのところ市場も冷静な反応を示しているようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比779ドル71セント(3.4%)高の2万3433ドル57セントと、3月11日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。一時800ドル超上昇した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が203.64高の8090.90、S&P500が90.57高の2749.98。 きのうは一時900ドル超上昇したにもかかわらず、後半にかけて原油相場と伴に失速し、結局、下げて終了した。きょうも序盤は買い先行で始まったが、すぐに戻り売りに押されたが、プラス圏を維持し、上げ幅を広げる展開が見られた。NY州のクオモ知事が新型ウイルス感染による死亡者数は779人と過去最多となった報告。ただ、米株式市場でダウ平均は上昇を維持している。前日にクオモ知事は、死者数は遅行指標だと述べ、入院患者や集中治療室の利用、人工呼吸器装着率の伸び鈍化は、感染防止のための人との距離を置く「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距 離)」の効果が出ていることを示していると指摘していた。市場も冷静な反応を示していたようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は期近が小反発、銀は反落。終値の前日比は、金が0.1ドル安~1.5ドル高、中心限月の6月限が0.6ドル高、銀が27.5~19.3セント安、中心限月の5月限が27.5セント安。金6月限は小反発。時間外取引では、新型コロナウイルスの終息期待などを背景に押し目を買われて堅調となった。日中取引では、ユーロ高一服に上値を抑えられた。銀5月限は金堅調につれ高となったが、日中取引のユーロ高一服を受けて反落した。ニューヨーク金6月限は小反発。時間外取引では1670.7~1692.4ドルのレンジで推移、前日比2.1ドル安の1681.6ドルとなった。6月限は、安寄りしたのち、手じまい売りが出たが、新型コロナウイルスの終息期待などを背景に押し目を買われて堅調となった。立会時間は、押し目を買われ、1695.8ドルまで上昇した。その後は、ユーロ高一服に上値を抑えられた。新型コロナの悪影響を和らげるために世界各国の中央銀行が金融緩和を続け、当面は金市場に資金が流入しやすい環境になるとの見方が買いを誘った。6日夜にほぼ18年ぶりの高値を付けたが、上昇基調が継続するとの見方も買いを誘った。新型コロナウイルスの終息期待などを背景に堅調となった。ニューヨークで死者数が増加したが、新たな感染者は減少した。ただ行動規制を緩和した場合、コロナ流行の第2波が警戒されており、先行き懸念が残っている。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTIで期近の5月物は前日比1.46ドル高の1バレル25.09ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.46~1.48ドル高。その他の限月は0.51ドル安~1.89ドル高。9日に予定されている石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心としたオンライン会合で、前例のない規模の協調減産が合意に至ることが期待されている。新型コロナウイルスによる需要の崩壊で過剰な在庫が積み上がっており、備蓄能力を使い切る前に生産量を抑制することが急務となっている。アルジェリアのアルカブ・エネルギー相は「会合は間違いなく有益なものとなる」、「減産規模は日量1000万バレルに達する可能性がある」と述べた。OPECプラスの舵取り役であるサウジアラビアやロシアは先月の会合後に対立を強めていたものの、米国の仲介もあって減産協議を再開することになった。ただ、ロシアやサウジは、米国が生産量を調整することが協調減産の条件であるとしている。9日の会合には米国、英国、ノルウェー、カナダなどが招待されているほか、10日には臨時の20カ国・地域(G20)エネルギー相会合が行われる。G20の議長国であるサウジアラビアが発表した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前日比は1.75セント安~変わらず。期近5月限は前日比1.50セント安の330.00セント。 大豆は総じて堅調、期近の中心限月のみ小幅続落。終値の前日比は0.25セント安~7.25セント高。中心限月の5月限は前日比0.25セント安の854.50セント。米国のエタノール生産量が大幅に減少していたことが弱材料となった。9日の原油価格は堅調ながら、依然としてNY原油の期近限月が20ドル台での推移となっていることでエタノール需要の減少懸念が根強いなかでの減産だった。終値ベースで330セント台は維持したが、取引レンジは前日のレンジ内にとどまった。5月限は332セントで取引を開始した後はジリ高歩調で運ばれ、欧州の時間帯後半になるとこの日の高値となる334セントに何度も顔合わせする場面も見られた。新型コロナウイルスの感染拡大が欧州ではピークアウトしつつあるとの見方が買いを支えた。


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