朝刊:2020/04/16

ゴールドは急反落。ダウも大幅反落。オイルは期近が続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=107円15~25銭で取引を終えた。朝方発表になった3月の米小売売上高が前月比で8.7%減となり、予想以上の減少幅だったことがドル円の上げを誘発している。また、4月調査のNY連銀指数もマイナス78.2と記録的な低水準。ウイルス感染の影響で米主要都市が封鎖される中、米経済指標は記録的な弱さになることは市場も、事前に認識はしていたものの、実際に結果を見せられると不安感が募るようだ。トランプ大統領は、感染者の増加ペースが緩やかになりつつあるとし、経済活動再開に向けた指針を近く策定することを明らかにしているが、それは批判も多い。感染拡大のペースは鈍化しつつあるものの、収束の気配は依然としてなく、都市封鎖は長期化するのではとの不安も根強い。米政府やFRBの大胆な積極策が奏功し、市場の不安感は一服こそしているものの、更に景気のV字回復まで織り込んで行って良いのか、迷いが出ているのかもしれない。ドル円は106円台まで下落していたが、107円を割り込むと買いも入るようで、4月初旬にサポートされた水準を維持している。ただ、きょうは米株式市場も大幅に反落し、原油相場が大きな節目の20ドルを一時割り込み、さらには米国債利回りの下げも続く中、上値にも慎重なようだ。ドル買いが優勢となる中、ユーロドルは戻り売りに押されている。前日は強い上値抵抗となっている1.10ドルの水準を試すかにも思われたが、結局失速し、一時1.08ドルまで下落する場面も見られた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比445ドル41セント(1.9%)安の2万3504ドル35セントで終えた。下げ幅は700ドルを超える場面もあった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた過去最悪レベルの経済指標の発表が相次ぎ、投資家心理が悪化した。一時700ドル超下落する場面も見られた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が122.56安の8393.18、S&P500が62.70安の2783.36。朝方発表になった3月の米小売売上高が前月比で8.7%減となり、過去最高の減少だったほか、4月調査のNY連銀指数も-78.2と記録的な低水準となった。ウイルス感染の影響で米主要都市が封鎖される中、米経済指標は記録的な弱さになることは事前に認識してはいたものの、実際に結果を見せられると、不安感が募るようだ。トランプ大統領は、感染者の増加ペースが緩やかになりつつあるとし、米国内での経済活動再開に向けた指針を近く策定することを明らかにしているが、その動きには批判も多く、感染拡大のペースは鈍化しつつあるものの、収束の気配は依然としてなく、都市封鎖の期間も延長されるなど、長期化するのではとの不安も根強い。米政府やFRBの大胆な積極策が奏功し、市場の不安感は一服こそしているものの、更に景気のV字回復まで織り込んで行って良いのか、迷いが出ているのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反落。終値の前日比は、金が29.5~25.3ドル安、中心限月の6月限が28.7ドル安、銀が69.5~62.5セント安、中心限月の7月限が68.7セント安。金6月限は急反落。時間外取引では、利食い売りが出たことや欧州時間のドル高を受けて軟調となった。日中取引では、米経済指標の悪化を受けて押し目を買われたが、利食い売りに上値を抑えられた。ドルが主要通貨に対して上昇し、ドル建てで取引される金先物の割高感が意識された。銀7月限は金軟調やドル高を受けて売り優勢となった。 ニューヨーク金6月限は急反落。時間外取引では1731.6~1759.8ドルのレンジで推移、前日比17.6ドル安の1751.3ドルとなった。6月限は、安寄りしたのち、利食い売りが出たことや欧州時間のドル高を受けて軟調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近5月物は前日比0.24ドル安の1バレル19.87ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.36~0.24ドル安。その他の限月は2.30ドル安~0.23ドル高。新型肺炎による石油需要の落ち込みは厳しく、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が過去最大の減産を行っても過剰在庫が増加し続ける見通しであることが重し。世界的に新型肺炎の流行は最悪期を過ぎたと見られているが、経済活動を再開する時期は不透明。サウジアラビアやロシアが舵取り役であるOPECプラスは来月から日量970万バレルの減産を行う一方、国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の4月の石油需要は日量2900万バレル減となり、史上最悪の月となる可能性がある。米国やインド、中国が戦略備蓄の利用による過剰在庫の吸収を提案・検討しているものの、IEAは詳細を待っているとして正式な発表はまだない。

シカゴコーン・大豆

コーンは揃って続落。終値の前日比は6.75セント~2.00セント安。期近5月限は前日比6.75セント安の319.25セント。期近の主要限月の7本が一代安値を更新。大豆は総じて続落、終値の前日比は9.25~3.75セント安。中心限月の5月限は前日比5.00セント安の842.00セント。米エネルギー情報局の発表で、週間エタノール生産量が減少しているにもかかわらず、在庫が増加していることでエタノール需要の減退懸念が強まったことが弱材料となった。NY原油の軟調も売りを呼ぶ要因となるなか、5月限は一代の安値を更新。その後、下値警戒から買い戻されたものの、終値ベースでも320セント台を回復できずに引けた。5月限は326.00セントで取引を開始し、欧州の時間帯を終えるまでは325セントを下値支持線にしての足織を演じていたが、シカゴの時間帯を迎える頃に急激に軟化した。


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