朝刊:2020/04/27

ダウは三日連続続伸。ゴールドは反落でオイルは当限が続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=107円45~55銭で取引を終えた。ユーロが対ドルで上げ、円もユーロにつれ高した。前日は日銀が来週の決定会合で、国債の購入枠を撤廃し、社債・CPの買い入れも拡大するとの報道が流れ、ドル円は108円台に上昇する場面も見られた。ただ、108円台での戻り売り圧力は強く、上げは続かず、結局、元の位置に戻している。朝方に3月の米耐久財受注が発表され、前月比14.4%減と予想以上に悪化していたが、反応は皆無。3月分の経済指標の悪化についてはすでに、新鮮味のある材料にはなっていないようだ。むしろ、しばらく先だが、経済活動が再開した後の状況を示す指標を確認したいといった段階に気持ちが移っているのかもしれない。いずれにしろ、次の展開待ちの状況に変化はなく、ドル円は米株をにらみながら、低い波の上での上下動に終始しているようだ。 ユーロドルは買い戻され、一時1.0820ドル近辺まで上昇する場面も見られた。ただ、前日高値の1.0845ドル付近には届いていない。ユーロの先行きに対してネガティブな見方も少なくなく、1.08ドル台に入ると上値が重いようだ。前日のEU首脳によるテレビ会談では、欧州委員会が提案した復興対策は合意できなかった。欧州委員会は2兆ユーロ規模の復興計画を提案した模様。しかし、復興対策が必要との認識では合意しており、財源をどう紐づけるのかについて意見がまとまらな かった模様。詳細も必要としている。5月6日までに再び案を模索するようだ。

NYダウ

きょうのNY株式市場、後半になって買い戻しが強まり、ダウ平均は3日続伸。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が260.01ドル高の2万3775.27ドル、ナスダック総合指数が139.77高の8634.52、S&P500が38.94高の2836.74。取引開始直後は買いが先行し、ダウ平均は続伸して始まった。米国の複数の州から、一部の企業への操業規制解除の計画が発表されており、都市封鎖解除と経済再開への期待感が徐々に高まっている。ダウ平均は200ドル超上昇して始まったが、直ぐに戻り売りが強まり、一時下げに転じる場面も見られた。ボーイングの下げがダウ平均を圧迫した。ボーイングは787ドリームライナーの生産を従来の半分に削減する計画を明らかにした。ただ、後半にかけてIT・ハイテクの買いがサポートし、再び買い優勢となった。来週に決算を控えたアップルやマイクロソフトが堅調。グローバル企業が新型ウイルス感染の影響をどのように捉えているか注目されるところのようだ。ダウ平均は終盤にかけて上げ幅を加速し一時300ドル超上昇する場面も見られた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が9.8~8.9ドル安、中心限月の6月限が9.8ドル安、銀が9.4~2.9セント安、中心限月の7月限が8.1セント安。金6月限は反落。時間外取引はドル高を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われて地合いを引き締めた。日中取引では、株高などを背景に利食い売りが出て軟調となった。COMEXで取引の中心である6月物は前日比9.8ドル安の1トロイオンス1735.6ドルで終えた。前日までの続伸で大きく上げており、週末を前に目先の利益を確定する目的の売りが優勢となった。銀7月限は金軟調につれ安となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、反落。前日比は、プラチナが15.2~12.8ドル安、中心限月の7月限が14.2ドル安、パラジウムが15.70~14.90ドル安、中心限月の6月限は15.70ドル安。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで、期近の6月物は前日比0.44ドル高の1バレル16.94ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.22ドル安~0.44ドル高。その他の限月は0.31~0.15ドル安。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のクウェートが協調減産を前倒しで実施すると伝えられたことが支援要因になったが、買い一巡後は貯蔵施設に対する懸念が残ることから戻りは売られた。一方、米国の原油掘削装置(リグ)数が減少し、押し目を買われてプラスサイドを回復した。改質ガソリンは続伸、ヒーティングオイルは反落。改質ガソリンはおおむね原油次第の値動きとなって押し目を買われた。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は反落、他は期先以外が続落。終値の前営業日比は3.50セント安~0.50セント高。中心限月の7月限は3.00セント安の323.00セント。大豆は期近の主要限月が反落、他は続落。終値の前営業日比は12.50~6.50セント安。中心限月の7月限は7.25セント安の839.50セント。 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う外出制限によるエネルギー需要の低迷を受けてエタノール生産用としてのコーン需要が減退するとの懸念に加え、米産地では今後、コーンの作付けに適した天気が広がるとの観測が重石になった。一時は前日の安値を割り込んだうえ、マイナスサイドでの終了にはなったが、320セント割れから下値は堅く、安値では買い戻されるなど、下落に対する抵抗も窺わせた。


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