朝刊:2020/05/01

ゴールドもダウも大幅反落。セルインメイの到来か。オイルの期近は続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=107円15~25銭で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が理事会で一部の市場予想に反して量的金融緩和の拡大を見送り、対ユーロで円が大きく下落。対ドルでも円売りにつながった。本日のロンドンフィキシングにかけて急速にドル売りと円売りが強まり、ドル円は一時107.50円近辺まで上昇した。今週は月末に絡んだ実需のフローが断続的に出ているとの見方が流れていたが、きょうは月内最終売買日で、ロンドンフィキシングにかけて大量に出たようだ。これまでリスク回避のドル買い・円買いが優勢となっていたが、経済活動の再開も視野に入る中、月末を機にファンド勢のリバランスの動きが加速したものと見られる。積み上がったドルと円のロングポジションの調整が一斉に出たものと思われる。ドル円はフィキシングを通過すると戻り売りも出て、106円台に値を落としていたが、終盤にかけ原油高をきっかけに買い戻しを強めた格好。なお、朝方発表された米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことが、戻り売りを誘発した模様。申請件数は383.9万件となり、市場の一部からは、わずか6週間で3020万人の米国人が失業者になっており、失業率が23.8%まで上昇することを示唆しているとの指摘も聞かれた。

NYダウ

きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が288.14ドル安の2万4345.72ドル、ナスダック総合指数が25.16安の8889.55、S&P500が27.08安の2912.43。前日は大幅高となったこともあり、きょうは利益確定売りが強まった。月末ということもあり、買い戻しが一服していたようだ。朝方発表された米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことが、戻り売りを誘発した模様。申請件数は383.9万件となり、市場の一部からは、わずか6週間で3020万人の米国人が失業者になっており、失業率が23.8%まで上昇することを示唆しているとの指摘も聞かれた。ダウ平均は寄り付き直後に大幅に下落した後、FRBが新たな企業向け貸付制度であるメインストリート貸付プログラムの要件を緩和し、対象を拡大すると発表したことで、株式市場も下げ渋る動きが見られた。ただ、戻りは鈍く、一時446ドル安まで下げ幅を拡大する場面も見られた。結局、ダウ平均は節目となっている2万4000ドルの水準を下回って終了している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が19.2~17.1ドル安、中心限月の6月限が19.2ドル安、銀が34.2~28.4セント安、中心限月の7月限が34.2セント安。金6月限は続落。時間外取引では、ドル安一服が圧迫要因となったが、押し目は買われて堅調となった。日中取引では、欧州中央銀行(ECB)の金利据え置きや米国のインフレ圧力後退を受けて手じまい売りなどが出て軟調となった。取引終了後は買いが優勢になる場面もあった。午後の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を受け、金融緩和が長期間続くと受け止められ、金利が付かない金の買いを誘った。 銀7月限は金軟調につれ安となった。 ニューヨーク金6月限は続落。時間外取引では1723.3~1737.0ドルのレンジで推移、前日比18.2ドル高の1731.6ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、ドル安一服を受けて戻りを売られたが、ドル安が再開すると、押し目を買われて堅調となった

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに大幅に反発した。WTIで期近の6月物は前日比2.72ドル(22.0%)高の1バレル15.06ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.73~3.78ドル高。その他の限月は0.93~2.18ドル高。前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で需要が回復していることが確認された一方、供給が減少する見通しであることが相場を押し上げた。日々2万人超の新たな感染者が見つかるなど、米国で新型コロナウイルスの流行は続いているが、一部の州では経済活動が再開している。季節的にガソリン需要が上向く時期であることも相まって、V字回復とまではいかないまでも石油需要のさらなる持ち直しが期待されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは揃って続伸。終値の前営業日比は2.00~7.00セント高。中心限月の7月限は5.50セント高の320.00セント。大豆は軒並み続伸。終値の前営業日比は5.50~18.50セント高。中心限月の7月限は17.75セント高の855.25セント。米農務省(USDA)が発表した週間純輸出成約高が強気な内容だったことが好感されて買い優勢となった。また、29日に発表された週間エタノール在庫において在庫が減少したことが改めて意識されるなか買い戻す動きも見られ、一時は4月27日以来の高値となる322.25セントまで上昇。高値では転売が見られたが終値で320セントを回復した。 315.00セントで寄り付いた7月限は、アジアから欧州の時間帯は316.50セントを上値抵抗にする小動きとなったうえ、欧州の時間帯終盤には312.50セントの安値まで下押される場面が見られたが、USDA発表の週間純輸出成約高が前週を大幅に上回る強気な内容だったことが好感されて買い優勢に転じた。


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