朝刊:2020/05/07

連休後はオイルは高く貴金属安。パラジウムは大幅安。ドル円も安い。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続伸し、前日比45銭円高・ドル安の1ドル=106円05~15銭で取引を終えた。一時105円99銭と3月17日以来ほぼ1カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。NY時間の終盤に入ってドル円は106円台前半での推移が続いている。きょうのNY為替市場でドル円は下値模索が続いており、106円を割り込む場面も見られた。7週間ぶりの安値水 準。きょうの下げで、強いサポートとして意識された106.50円をブレイクしており、下値警戒感を強めたようだ。この日発表の英欧の指標が弱い内容だったこともあり、欧州通貨が軟調に推移しておりドルが買われている。一方、それ以上に円高の動きが見られ、ドル円を圧迫している状況。ドル買いについては、米国債利回りの上昇がサポートしているようだ。ただし、これについては、米財務省が来週に実施する四半期定例入札が過去最大規模になるなど、需給緩和観測で米国債が売られており、利回りが上昇している格好。また、円高については、米中対立への懸念が根強く、リスク回避の動きも要因としてあるようだ。対ユーロやポンドなどクロス円での買いがドル円を圧迫した。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、ほぼこの日の安値となる前日比218ドル45セント(0.9%)安の2万3664ドル64セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が45.27高の8854.39、S&P500が20.02安の2848.42。経済活動再開への期待から買い先行で始まったものの、買い戻しが続いていた原油が下げに転じたことでダウ平均も伸び悩む動きが出た。2万4000ドルが1つの節目になっているが、その水準を超えて来ると戻り売りも出るようだ。経済活動再開を計画している米州が増えおり、市場も期待感を高めている。トランプ大統領も経済活動再開の強い意向を示しており、新型ウイルスにより死亡者数はさらに増加すると認めうえで、「経済活動を再開しないと薬物摂取や自殺など他の要因で人々の命を犠牲にするだろう」と主張していた。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反落。終値の前日比は、金が20.2~23.6ドル安、中心限月の6月限が22.1ドル安、銀が7.0~10.1セント安、中心限月の7月限が9.5セント安。金6月限は続落。時間外取引では、ユーロの小動きや米中の対立に対する懸念を受けてもみ合いとなった。日中取引では、スイスの精錬所再開を受けて売り優勢となった。銀7月限は経済活動再開が支援要因となったが、金軟調を受けて戻りを売られた。ニューヨーク金6月限は続落。時間外取引では1704.6~1716.6ドルのレンジで推移、前日比2.6ドル安の1708.0ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、米中の対立に対する懸念などが下支えとなった。欧州時間に入ると、ユーロの上値の重さを受けて小幅安となった。外国為替市場でドルがユーロなどに対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金先物は売りが優勢だった。日中取引は、スイスの精錬所再開を受けて売り優勢となった。株安となったが、時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て1683.0ドルまで下落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は6営業日ぶりに反落した。WTIで期近の6月物は前日比0.57ドル(2.3%)安の1バレル23.99ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.87~0.57ドル安。その他の限月は1.22~0.13ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、留出油の在庫が一段と増加したことが重しとなった。新型コロナウイルスの流行が沈静化しつつあるなかで、米国の一部の州は経済活動を再開しガソリン需要は上向きつつあるが、物流が回復しておらずディーゼル燃料の需要は鈍く、航空機向けのジェット燃料消費は落ち込んだままであることから、留出油の在庫は急拡大を続けている。ガソリン需要は前週比80万4000バレル増の日量666万4000バレルとさらに回復した一方で、石油製品

シカゴコーン・大豆

コーンも総じて軟調。期近の主要限月は反落。終値の前営業日比は3.00~1.00セント安。中心限月の7月限は2.75セント安の314.25セント。大豆は期近の主要限月が反落、他は続落。終値の前営業日比は10.50~6.75セント安。中心限月の7月限は7.00セント安の832.50セント。 米エネルギー情報局発表の週間エタノール生産は前週を上回る一方で在庫は減少したが、生産量が依然として過去最低水準に近いなか、エタノール生産用としてのコーン需要不安が重石となった。ただ、週末に米コーンベルトでは気温が低下し降霜リスクが浮上していることで、下げ幅は限定された。


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