朝刊:2020/05/27

ダウは経済活動再開への期待ムードから大幅反発。ゴールドは株の反動安。オイルはしっかり反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に上昇した。前週末比05銭円高・ドル安の1ドル=107円50~60銭で取引を終えた。米経済活動の再開で景気が持ち直すとの見方が強まり、流動性確保のためのドル買いが一服した。ドルと円がリスクに対して同方向に動いており値動きがない。きょうの市場はリスク選好の雰囲気が強まっており、米国を始め、世界各国の株式市場が大きく上昇している。引き続き経済再開への期待感が市場を押し上げている。各国政府が緊急事態宣言の解除に動く中、それに伴って追加対策を検討していることも、市場の期待感に結びついている模様。 ワクチン開発が活発化していることも市場のムードを押し上げている。きょうはバイオテクノロジーのノババックスが新型ウイルス向けのワクチンの臨床試験を開始したとのニュースが伝わっていた。また、米国が新型ワクチンの年内実用化を目指し、10万人余りのボランティアを対象に最も有望なワクチン候補を幾つか試す治験を計画しているとも伝わった。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅に反発した。前週末比529ドル95セント(2.2%)高の2万4995ドル11セントと、3月10日以来2カ月半ぶりの高値で終えた。上げ幅は一時700ドルを超え、2万5000ドル台を一時回復した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が15.64高の9340.22、S&P500が36.32高の2991.77。引き続き経済再開への期待感が株式市場を押し上げている。きょうはアジアや欧州株が上昇しており、米株も買われた。各国政府が緊急事態宣言の解除に動く中、それに伴って追加対策を検討していることも、市場の期待感に結びついている模様。ワクチン開発が活発化していることも市場のムードを押し上げている。きょうはバイオテクノロジーのノババックスが新型ウイルス向けのワクチンの臨床試験を開始したとのニュースが伝わっていた。また、米国が新型ワクチンの年内実用化を目指し、10万人余りのボランティアを対象に最も有望なワクチン候補を幾つか試す治験を計画しているとも伝わった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が29.9~24.5ドル安、中心限月の6月限が29.9ドル安、銀が10.7~8.6セント安、中心限月の7月限が9.8セント安。金期近6月限は大幅反落。時間外取引からアジア、欧州株の上昇を背景に利食い売り先行ムードとなった。日中取引開始後も米株の上昇から、手じまい売りの動きが強まり、修正安ムードが強まった。ドルは上値重く推移したが、米10年債利回り上昇が嫌気され、戻りは鈍く引けた。今月12日以来の安値となる1700ドルまで下落。ただし1700ドル割れはなく、下値は堅い動きでもあった。現物市場は1710ドル割れは買い拾われた。期近6月限は1705.6ドルで引け、現物価格に対して下ザヤとなった。米経済活動の再開が好感され、米株式相場が大幅に上昇。リスク回避目的で買われやすい金の売りを誘った。銀7月限は反落。時間外取引は堅調に推移。日中取引は金が軟調に推移から利食い売り先行ムードとなり、修正安となった。大口投機家の買い越しが19日現在で3万枚を超えていたが、この日は利食売りが先行したもよう。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の7月物は前週末比1.10ドル(3.3%)高の1バレル34.35ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.10~1.12ドル高。その他の限月は1.03~1.23ドル高。新型コロナウイルスを抑制するための制限が各国で解除されつつあることから石油需要は回復している一方で、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が減産を行っているため、供給過剰だった需給が数ヶ月以内に均衡するとの期待が高まっている。米製薬大手のメルクは新型コロナウイルスのワクチン2種を開発すると発表した。米ノババックスはワクチンの第1相臨床試験を開始し、7月にも結果を公表する。ロシアは早ければ来月にも需給が均衡化し、過剰在庫の取り崩しが始まると見ている。需給が好転しているなかでも、OPECプラスが6月までとしていた日量970万バレルの減産を7月以降も継続する見通しであることも支援要因。サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートは現行の減産規模の延長を望んでいるもよう。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反発。終値の前営業日比は0.50~1.25セント高。中心限月の期近7月限は1.00セント高の319.00セント。大豆は期近が大幅反発。終値の前営業日比は5.75~13.75セント高。中心限月の期近7月限は13.75セント高の847.00セント。大豆高に追随する場面が見られながらも高値では売られており、上昇に対する抵抗を窺わせる足取りとなった。この日は、中国の経済支援策を受けて大豆需要が拡大するとの見方が強まったことや、中国向けの大口成約が発表されたことを受けて大豆が大幅反発。コーン市場でもこれに追随する買いが見られた。米産地での洪水に対する懸念や、米農務省(USDA)発表の輸出検証高が100万トン台を維持したことも買いを支援する要因になった。ただ、高値からは値を落として取引を終えており、320セントの上値抵抗の強さを窺わせる足取りとなっている。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。