朝刊:2020/07/02

ADP雇用統計は改善傾向がみられ、ダウは反発。ゴールドは安い。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比50銭円高・ドル安の1ドル=107円40~50銭で取引を終えた。この日発表になった6月のISM製造業景気指数が52.6と予想外に強い内容となったことから雰囲気が改善している。2019年2月以来の水準に上昇しており、世界経済減速への懸念が高まっていた新型ウイルス感染前以上に改善。ISM指数は企業へのアンケート調査だが、経済再開に伴う生産再開で急激に落ち込んだ分、製造業のセンチメントは急速な改善を示したようだ。また、ADP雇用統計も発表され、予想ほどではなかったが、改善傾向が続いている。特に前回分は大幅な減少だったが、大幅増に修正された。前回の米雇用統計を受けての修正。この日も感染の最新情報が流れていたが、アリゾナ州やカリフォルニア州の1日の新規感染者は過去最多を記録しており、感染第2波への懸念は根強い。ただ、きょうは新型ウイルス向けのワクチン開発のニュースも流れ懸念も一服していたようだ。午後になってFOMC議事録が公表され、注目のイールドカーブコントロール(YCC)については、さらに分析必要との見解で一致していたことが明らかとなった。ガイダンス強化については、大半の当局者が明瞭化を主張していた。ただ、市場の反応は限定的。YCCに関してFRBは現段階では消極的と見られており、その見方を踏襲する内容となっている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比77ドル91セント(0.3%)安の2万5734ドル97セントで終えた。終値はナスダック総合指数が95.86高の1万0154.63。序盤は買い先行で始まった。感染第2波への懸念が強まる中で、ワクチン開発への期待感が買いを呼び込んだようだ。ファイザーとドイツのバイオNテックが開発している新型ウイルス感染向けワクチンの初期の臨床試験で好結果が出たことが市場のムードを高めた模様。この日発表になった6月のISM製造業景気指数が52.6と予想外に強い内容となったこともフォローとなっている。2019年2月以来の水準に上昇し、世界経済減速への懸念が高まっていた新型ウイルス感染前以上に改善。ISM指数は企業へのアンケート調査だが、経済再開に伴う生産再開で急激に落ち込んだ分、製造業のセンチメントは急速な改善を示したようだ。ただ、上値での戻り圧力も強まっている。この日も感染の最新情報が流れていたが、アリゾナ州やカリフォルニア州の1日の新規感染者は過去最多を記録しており、感染第2波への懸念は根強い。ダウ平均も終盤に下げ幅をやや広げている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が20.6~18.4ドル安、中心限月の8月限が20.6ドル安、銀が42.4~30.5セント安、中心限月の9月限が41.9セント安。金8月限は反落。時間外取引では、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念やドル安を受けて一代高値1807.7ドルを付けたのち、利食い売りなどが出て上げ一服となった。日中取引では、株高や米経済指標の改善を受けて軟調となった。銀9月限は6月2日以来の高値1885.0セントを付けたのち、金反落を受けて戻りを売られた。ニューヨーク金8月限は反落。時間外取引では1790.1~1807.7ドルのレンジで推移、前日比5.4ドル安の1795.1ドルとなった。8月限は、安寄りしたのち、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念やドル安を受けて地合いを引き締め、一代高値1807.7ドルを付けた。欧州時間に入ると、利食い売りなどが出て上げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の8月物は前日比0.55ドル(1.4%)高の1バレル39.82ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.55~0.58ドル高。その他の限月は0.22~0.67ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、過去最高を更新していた原油在庫が減少に転じたことで供給過剰の解消が近いとの期待感が高まった。米製油所稼働率は75.5%と低水準だが、コロナショック後は順調に上向いている。原油輸入量が日量596万9000バレルまで減少したことも在庫減に寄与した。高止まりしていたサウジアラビアからの原油輸入がピークアウトしている。ただ、EIA週報で石油製品需要は前週比99万5000バレル減の日量1735万3000バレルだった。原油生産量は日量1100万バレルで前週比横ばい。原油在庫は減少したものの、原油と石油製品の在庫の合計はさらに増加し、統計開始以来の最高水準を塗り替えた。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅続伸。終値の前営業日比は3.00~10.25セント高。中心限月の期近9月限は9.00セント高の350.50セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は9.50~19.00セント高。中心限月の期近11月限は16.75セント高の899.00セント。前日に続き、米農務省(USDA)発表の今春の作付面積が3月末時点の作付意向面積から約500万エーカーもの縮小となったことが強気材料視されるなか、買い優勢となった。また、米コーンベルトでの高温乾燥予測、そして週間エタノール生産が増加したにもかかわらず、在庫の減少が続いていることも買いを支援した。9月限は一時、3月31日以来の水準まで上昇し、350セント台を維持したまま終了。期近9月限は340.75セントで取引を開始した後に買われながらも345セントを上値抵抗にしての展開が続いていたが、欧州からシカゴの時間帯にかけて上昇。


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