朝刊:2020/07/07

休日明けダウは好調で459ドル高。ゴールドは小幅続伸。オイル小幅反落。ドル/円は上昇。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=107円35~45銭で取引を終えた。一方で円安も見られており、ドル円はドル安・円安に挟まれ107円台での膠着相場が続いていた。107円台が居心地の良い水準になっているようだ。ただ、後半になると売りも見られ、107円台前半に値を落としている。市場は先週の強い米雇用統計を受けた楽観的ムードが続いており、経済再開と感染第2波の綱引きの中で、足元の予想を上回る米経済指標や、巨額の財政刺激策、大胆な金融緩和策が引き続きムードを支えている。この日は6月のISM非製造業景気指数が発表になっていたが、57.1と予想以上に強い内容となった。ただ、為替市場は素直にドル買いの反応が見られ、米株式市場は逆に伸び悩む動きも見られた。先週発表の製造業のデータが予想外に強い内容だったことから、サービス業も強い内容が期待されていた。その期待通りになったことで、一旦材料出尽くし感が出ているのかもしれない。ISM指数は企業へのアンケート調査だが、新型ウイルス感染で急激に落ち込んだ分、企業のセンチメントは急速に改善を見せたように思われる。むしろ反動の面が強く、今回のISMの数字は額面通りに受け取らないほうが良いのかもしれない。一方、ユーロドルは買い優勢となり1.13ドル台を回復。21日線の水準を回復しており、1.15ドルを目指す動きとなるか、明日以降の動きが注目される。ドイツ連銀の動きもフォローとなっている模様。先週、ドイツ財務省とドイツ議会はECBがドイツ憲法裁判所の要求を満たしたため、ドイツ連銀はECBの債券購入の実施と執行に引き続き参加することが許されるとの判断を表明した。その判断にドイツ連銀も従う意向とも伝わっており、ユーロ買いに安心感を与えているようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、連休前の2日と比べ459ドル67セント(1.8%)高の2万6287ドル03セントと3週間ぶりの高値で終えた。前日比は、ナスダック総合指数が226.02高の1万0433.65、S&P500が49.71高の3179.72。感染第2波は拡大が続いており懸念となってはいるものの、市場は先週の強い米雇用統計を受けた楽観的ムードを続けているようだ。経済再開と感染第2波の綱引きの状態にある中で、足元の予想を上回る経済指標や巨額の財政刺激策、大胆な金融緩和策が引き続き市場のムードを支えている。ここに来て中国の景気回復への期待も高まって来ており、米株式市場をサポートしているようだ。ダウ平均は200日線に蓋をかぶせられている格好となっているが、その水準を再び試に行くか注目される。本日は2万6250円付近に来ており顔合わせしている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が3.2~6.4ドル高、中心限月の8月限が3.5ドル高、銀が24.7~27.6セント高、中心限月の9月限が26.0セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、株高を受けて戻りを売られたが、ドル安や新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けて押し目を買われた。日中取引では、リスク選好のドル安を受けて堅調となった。外国為替市場でドルが主要通貨に対して売られたのも、ドルの代替投資先とされる金先物の買いにつながった。株高を受けて上値は重かった。銀9月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金8月限は続伸。時間外取引では1779.2~1790.6ドルのレンジで推移、前日比0.1ドル高の1790.1ドルとなった。8月限は、安寄りしたのち、株高を受けて軟調となったが、ドル安や新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けて押し目を買われた。日中取引は、米ISM非製造業総合指数の上昇などを受けてリスク選好の動きとなるなか、ドル安を受けて堅調となった。1799.0ドルまで上昇したのち、上げ一服となったが、押し目は買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に3営業日ぶりに反落した。WTIで期近の8月物は連休前の2日と比べ0.02ドル安の1バレル40.63ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.03~0.02ドル安。その他の限月は0.03ドル安~0.17ドル高。6月の米ISM非製造業景気指数や5月のユーロ圏小売売上高などが急回復したことがコロナショック後の景気見通しを改善させ、相場を支えた一方、世界的に新型コロナウイルスの流行が悪化していることが上値を抑えた。世界最大の石油消費国である米国の感染者数の累計は300万人に迫っているほか、インドでは新規感染者数の伸びが加速している。米国内ではカリフォルニア州やフロリダ州、テキサス州など南部の州を中心に一日あたりの新規感染者が拡大する傾向にある。ただ、感染が悪化している州の多くでは新たな死者の増加が抑制されており、第1波の当時のように感染者数の拡大に沿って死者数は増加していない。来週、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国は共同技術委員会(JTC)や共同閣僚監視委員会(JMMC)を行う。先週、ロシアのノバク・エネルギー相は来月から予定通り減産規模を縮小するとの見通しを示している。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は0.50セント安~4.00セント高。中心限月の期近9月限は3.00セント高の346.50セント。大豆は反発。終値の前営業日比は6.00~9.50セント高。中心限月の期近11月限は9.50セント高の906.25セント。米産地ではシルキングの時期を迎えるなか、米産地南西部では高温乾燥が広がると予測されていることを受けて生育懸念が広がったことが買いを支援した。また、米農務省(USDA)によるメキシコと中国向けの大口成約の発表も強気材料となった。9月限は349.25セントで取引を開始した後、350.00セントの高値まで上昇した。その後は、前週の急伸後の修正が続いたことで次第に値位置を切り下げる足取りを展開したが、アジアの時間帯は中国の景気回復期待が下値を支える要因になったほか、米産地では高温乾燥が見込まれていることが強気要因となったため、プラスサイドを維持して取引を終えている。


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