朝刊:2020/07/20

ドル円は107円を挟んで持ち合いで推移。ダウは続落。ゴールドは反発。オイルは小幅続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=106円95銭~107円05銭で取引を終えた。18日、19日と行われるEU首脳会議への期待感がユーロ買いにつながった。ユーロドルはロンドン市場での高値を超え、昨日の高値もわずかながら上回る1.1444まで。その後の戻りも鈍く、ユーロは堅調地合いを維持した。ユーロドルでのユーロ高ドル安もあり朝方はそれまでのレンジの中ながら若干ドル安円高気味の推移となったドル円は、その後週末を前にしたポジション調整などに抑えて円高進行が優勢に。ドル円は107円を割り込んで、106円90銭台まで値を落とした。大台割れ後も目立った売りが出るような流れにはならず、落ち着いた動きとなったが戻りは鈍く、106円台後半での推移が続いた。ユーロ円は当初ユーロ高の流れの中で122円58銭を付ける動き。ロンドン市場で121円台から122円台前半まで上昇した流れがNY朝にさらに強まった格好。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比62ドル76セント(0.2%)安の2万6671ドル95セントで終えた。午前中に一時プラス圏まで浮上する場面も見られたが、石油、金融などの下げが重石となり、ほとんどの時間は小幅ながらマイナス圏での推移に。ハイテクなどは買いが優勢で、ナスダックはプラス圏での推移となっている。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が62.76ドル安の2万6671.95ドル、ナスダック総合指数が29.36高の1万0503.19、S&P500が9.16高の3224.73。昨日NY市場引け後に発表されたネットフリックスの決算は、業績が予想外に横ばい圏。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で会員数が大幅に増加していただけに、増益を見込んでいた市場の失望を誘う形で大きく売りが出た。朝方はこうした売りに警戒感が見られる場面も。新型コロナウイルスのワクチン開発において、初期段階でのテストで参加者全員に抗体が見つかったことが報じられ、15日の市場で大きく買われた米バイオ大手モデルナは今日も大きく買いが入り、16%近い上昇に。15日朝に高値を付けた後は、利益確定売りなども出ていたが、今日の動きで15日の高値をしっかり超える展開となった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が6.9~9.7ドル高、中心限月の8月限が9.7ドル高、銀が18.8~26.0セント高、中心限月の9月限が19.1セント高。金8月限は反発。時間外取引では、世界的に新型コロナウィルス感染拡大に歯止めがかからないことなどに支援され、買いが先行。日中取引では7月のミシガン大学消費者信頼感指数など、複数の米経済指標が弱気の数字となり、ドル安となったことに支援され、買い意欲が刺激され、上げ幅を拡大した。1813.9ドルで頭打ちとなり、前日の高値1816.2ドルが抜けず、中盤の取引で週末を控えた利食い売りなどで上げ幅を縮小する場面があった。後半から終盤にかけてジリ高となり、1810ドルで引けた。新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、実物資産の裏付けがあってリスク回避の際に買われやすい金先物に資金が向かいやすかった。外国為替市場でドルが対主要通貨で下げ、ドルの代替投資先とされる金が買われた。銀9月限は時間外取引で戻り売り圧力が強く、1960セントが抵抗線となり、小安くなった。日中取引に入ると、金がドル安から堅調になったことに支援され、地合いを引き締めた。金と同様に前日の高値(1987セント)が抵抗線となった。しかし堅調な値動きは続き、前日の下げ幅を1日で取り戻す上昇となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の8月物は前日比0.16ドル(0.4%)安の1バレル40.59ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.18~0.16ドル安。その他の限月は0.16ドル安~0.08ドル高。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米国の時間帯序盤にダウ平均株価が下落したことで、下振れする場面もあったが、その後は米国の稼働中の原油掘削装置数が減少していたこともあり、小幅安水準まで戻してもみ合いで推移し、この日は、今週の焦点だった石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産縮小が決定されて、ひとまず材料出尽くしとなったことや、来週21日の8月限の納会を控えて、ポジション調整主体の比較的小幅な値動きとなった。8月限は、アジアの時間帯の時間外取引では、午前は40ドル台後半でもみ合いとなっていたが、午後から欧州の時間帯の前半にかけて40ドル台前半まで軟化。そのあと欧州の時間帯後半に40.90ドルの高値を付けたあと、米国の時間帯の序盤には40.02ドルまで急落して、この日の安値を付けた。その後は再び40ドル台半ばまで戻してもみ合いとなった。

シカゴコーン・大豆

コーンは続伸。終値の前営業日比は0.25~2.75セント高。中心限月の12月限は2.25セント高の339.75セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は0.50~4.50セント高。中心限月の11月限は.4.00セント高の895.00セント。米コーンベルトでは雨勝ちの天気予報となっているものの、大豆が中国向けとみられる大口の輸出成約報告で上伸したことに支援されて、コーンも前日の戻り地合いを継続した。コーン自体も中国向けとみられる大口輸出成約がこのところ合計で300万トンを超えており、また、この日は未確認ながら韓国が27万5000トンを買い付けとの観測が流れていたことも好感された。


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