朝刊:2020/08/17

ゴールドは大幅反落。ダウは横ばい。オイルはドル続落円は反発し106円台半ばへ。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は6営業日ぶりに反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=106円55~65銭で取引を終えた。今週は何度か107円台に乗せたものの、上値を拒まれている格好。全体的にドル安の流れは続いている中で、株高・円安の動きが一服しており、ドル円を軟調にしてたようだ。この日の米小売売上高が予想を下回ったこともドル円を圧迫。ただ、自動車や建材を除けば、予想を上回っており、さほど弱い内容でもない。7月末で週600ドルの失業給付上乗せ措置が一旦終了した中で市場からは、きょうの米小売売上高は米個人消費の先行きに不安を示す内容との見方も出ているが、失業中の米国民が多い中で、自動車や建材といった大物消費財までは購入意欲は高まらないものと思われる。追加経済対策では、依然として与野党の対立が続いており、協議自体がストップしている状況。共和党からは1兆ドル規模の提案が出ているのに対して、民主党側は3兆ドル規模の提案を行っている。きのう民主党のペロシ下院議長は「共和党が2兆ドルの提案を持って来れば協議に戻る」と語っていた。市場では、いずれ成立すると楽観的だが、依然として議論が行き詰まる中で、市場も慎重になっているものと見られる。なお、ロイター通信が、明日予定していた米中貿易合意の6ヵ月検証を延期と伝えた。新たな日程は設定されていないという。ただ、為替市場の反応は限定的だった。一時104円台前半まで下落したドル円だが、8月に入って買い戻しが続き、21日線も回復している。ただ、107円台、そして、107円台前半に来ている100日線には慎重なようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発し、前日比34ドル30セント(0.1%)高の2万7931ドル02セントで終えた。終値は、ナスダック総合指数が23.20安の1万1019.30。朝方は続落して始まったものの、売りが一巡すると下げ渋る動きも見られた。序盤は取引開始前に発表になった7月の米小売売上高が予想を下回ったことで株式市場も上げを一服させたようだ。ただ、下押す動きまでは見られ、ぞの後は買い戻しも見られている。追加経済対策やワクチン開発への期待、そして、決算も予想ほどは悪化しなかったこで、安心感から株式市場は再び上値追いの動きを見せていた。しかし、追加経済対策で与野党の対立が続いており、議論自体がストップしている状況。共和党からは1兆ドル規模の提案が出ているのに対して、民主党側は3兆ドル規模の提案を行っている。きのう民主党のペロシ下院議長は「共和党が2兆ドルの提案を持って来れば協議に戻る」と語っていた。市場は、いずれ成立すると楽観的だが、依然として議論が行き詰まる中で、上値にも慎重になって来ているものと見られる。なお、この日の米小売売上高は予想を下回る内容だったが、自動車や建材を除けば、予想を上回っていた。7月末で失業給付の上乗せが一旦終了した中で、市場からは、米個人消費への先行きに不安を示す内容との見方も出ているが、失業中の米国民が多い中で、自動車や建材といった大物消費財までは購入意欲は高まらないものと思われる。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が21.9~19.6ドル安、中心限月の12月限が20.6ドル安、銀が167.1~162.9セント安、中心限月の9月限が162.9セント安。金12月限は反落。時間外取引では、予想外に減少した中国の小売売上高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、調整局面に対する警戒感から戻りは売られた。日中取引では、ドル安が下支えになったが、買い一巡後は手じまい売りなどが出て軟調となった。低金利が長引き、金利が付かない金の投資妙味が高まるとの見方が金先物買いを後押ししてきたが、目先の利益を確定する売りが優勢だった。銀9月限はドル安が下支えとなる場面も見られたが、金軟調につれ安となった。ニューヨーク金12月限は反落。時間外取引では1945.3~1970.0ドルのレンジで推移、前日比13.6ドル安の1956.8ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、予想外に減少した中国の小売売上高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、調整局面に対する警戒感から戻りは売られた。日中取引は、予想以下の米小売売上高などを背景としたドル安を受けて押し目を買われた。ただ週末前の手じまい売りなどが出て1965.5ドルで上げ一服となった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て1939.1ドルまで下落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の9月物は前日比0.23ドル(0.5%)安の1バレル42.01ドルで取引を終えた終値の前営業日比は期近2限月が0.23~0.21。ドル安、その他の限月は0.17~0.07ドル安。中心限月の9月限は0.23ドルドル安の42.01ドル。ややドル安に振れたものの、新型コロナウィルスによる需要減退懸念が根強いなか、欧州株が軟調で米株も上値が重かったため、支援材料難の様相となり、上値が重くなった。ただ、値動きは大きくなく、こう着商状となった。米国の時間帯の後半に米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数の減少したことが報じられ、さらにロイター通信が、今後中国向けの米国の原油輸出が増加する見込みと報じたことで、安値からは下げ幅を縮小した。9月限は、アジアの時間帯の時間外取引では42ドル台前半でやや強含みで推移していたが、欧州の時間帯に軟化して41.80ドル台割れまで崩れた。その後米国の時間帯に入りいったん再び42ドル台に乗せたが、中盤に再び崩れて、この日の安値となる41.62ドルを付けた。しかし、後半は大きく戻して42ドル台を再び回復した。ロイター通信が、米トレーダー、海運業者、中国の輸入業者筋の話として伝えたとこによると、中国の国営石油会社が、8~9月積みで米国産原油を少なくとも2000万バレル運ぶためのタンカーをブッキング中という。

シカゴコーン・大豆

コーンは小幅まちまち、期近の主要限月は小幅安。終値の前営業日比は1.00セント安~0.25セント高。中心限月の12月限は0.75セント安の338.00セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は4.25セント安~0.75セント高。中心限月の11月限は0.75セント安の898.75セント。前日の大幅続伸の騰勢もこの日は一服して、週末を控えた利食い売りで上値が重くた。前日は取組高が3万枚以上減少して、売り方の踏み(損切り覚悟の手じまい)上げだったことが判明して、それが一巡した形。一方、アイオワ州を中心とした強風被害の調査や復旧作業が進行中で、今後のイールド低下はほぼ必至の状況のため、下値も支えられた。12月限は前日340セント台に乗せたが、この日は335.25~339.25セントの値動きにとどまり、340セント台に届かず4セント幅のもみ合いとなった。


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