朝刊:2020/09/10

ダウは4営業ぶりにようやく反発。ゴールドも反発。オイルも期近2限は反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=106円15~25銭で取引を終えた。木曜日から祝日を経て火曜日まで米株式市場が大幅安となり、リスク警戒からのドル高円高の動きが広がっていた。しかし、昨日は利益確定の動きもあって米株が反発。これまでの調整もあってドル安円安の動きに。ドル円はロンドン市場での105円台後半から106円台を付ける動き。NY市場で株高の動きが午後まで続いたこともあり、一時106円27銭まで上値を伸ばした。ユーロドルは1.1750台から1.1834まで大きく上値を伸ばした。ドル安の動きに加え、ユーロ自体にも買いが入っていた。10日のECB理事会で経済成長見通しが引き上げられ、年内緩和期待が後退するとの思惑が背景に。レーンECB専務理事が、直近の物価鈍化を懸念する発言を繰り返しており、市場では比較的早い段階での追加緩和の可能性が意識されていた。ユーロ円はユーロ高と円安双方向から持ち上げられ、ロンドン市場の124円60銭台から125円60銭台へ1円強の上昇へ。ポンドは対EU通商交渉への警戒感もありロンドン市場で値を落としたが、NY市場ではドル安の動きもあって、上値を伸ばし、1.2880台から1.3020台まで。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発した。前日比439ドル58セント(1.6%)高の2万7940ドル47セントで終えた。先週木曜日から昨日まで祝日を挟んで3営業日連続での大幅安となったNY株式市場は、いったん利益確定の動きなどによる買い戻しが広がる展開となった。直近の下げを主導したIT・ハイテク関連株に買い戻しが目立つ展開。 終値は、FTSE100指数が前営業日比82.54ポイント高の6012.84ポイント、仏CAC40指数が前営業日比69.46ポイント高の5042.98ポイントとなっている。フランクフルト(独)市場は、DAX指数が前営業日比268.88ポイント高の1万3237.21ポイントとなっている。ダウ採用銘柄ではマイクロソフトが4.26%高、アップルが3.99%高、セールスフォースが3.80%高とIT・ハイテク関連が軒並みの大幅上昇。もっともマイクロソフトは一時5%を超える上昇を見せており、上値からは少し調整が入る展開に。そのほかキャタピラーが2.81%高、ホームデポが2.89%高と軒並みの上昇で、30銘柄中26銘柄が上昇を示した。ウォルグリーンが大きく下げたほか、昨日上昇していたディズニーに調整売り。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が10.9~11.7ドル高、中心限月の12月限が11.7ドル高、銀が6.0~9.4セント高、中心限月の12月限が9.2セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えてドル高に振れたことを受けて軟調となった。日中取引では、ECB最新予測で経済見通しへの自信深めていることが示唆されると伝えられ、ユーロ高に転じたことを受けて地合いを引き締めた。外国為替市場で主要通貨に対してドル安が進み、ドルと逆の動きになりやすい金先物には買いが入った。銀12月限は日中取引のドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では1926.3~1941.7ドルのレンジで推移、前日比10.6ドル安の1932.6ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えてドル高に振れたことを受けて軟調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は5営業日ぶりに反発した。WTIで期近の10月物は前日比1.29ドル(3.5%)高の1バレル38.05ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.22~1.29ドル高。その他の限月は0.39~1.16ドル高。米石油協会(API)や米エネルギー情報局(EIA)の週報の発表を控えて買い戻しが優勢だった。北半球の夏場の需要期が終わり、コロナショック後の需要回復が鈍化することが警戒されているものの、先週のEIA週報に続き、需要が失速するのか不透明。先週分の内容はハリケーン「ローラ」が米メキシコ湾岸に上陸した影響が現れていた。米株式市場が反発したことも支援要因。英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学は開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、副作用の疑いで治験を一時中断したものの、英FTによると来週にも再開する可能性があるという。EIAが発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、今年の米原油生産見通しが下方修正された一方、米国の需要見通しが引き上げられたことは支援要因。世界全体の需要見通しも上方修正された。米国の2020年の石油需要は従来の日量1834万バレルから銅1846万バレルに、2021年については従来の同1994万バレルから同2003万バレルに引き上げられた。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は1.50セント安~変わらず。中心限月の期近12月限は1.50セント安の360.25セント。大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は出来高の薄い先限が2.50セント安だが、それ以外は0.50~6.75セント高。中心限月の期近11月限は5.75セント高の978.75セント。米産地の気温低下を受け、作柄悪化懸念が強まったが、11日に米農務省(USDA)月例需給報告の発表を控えているため様子見ムードが強く、玉整理主体の足取りにとどまった。なお、この日12月限は3.25セントの狭いレンジ内での高下にとどまった。12月限は、アジアの時間帯の終了時、シカゴの時間帯序盤と時おり売り崩される場面が見られたが、下落したところはすぐに買い拾われており、底堅さも窺われる足取りとなった。シカゴの時間帯は序盤に358.00セントの安値まで売り込まれたが、その後は買い戻しの手が広がり引けにかけて値位置を切り上げる足取りを展開。


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