朝刊:2020/09/16

明日のFOMCに注目が集まるところ。本日はダウは横ばいでゴールドも小幅高。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=105円40~50銭で取引を終えた。きょうからFOMCが始まっている。今回は政策変更は見込まれていないが、市場は枠組み見直しに注目しているようだ。これまでのインフレ目標2%を、平均2%に変更することで、許容範囲を拡大させ、FRBは低金利の長期化を強調して来ると見られている。先日のパウエルFRB議長の講演に引き続き、少なくともそれに向けたヒントは示されるものと期待されているようだ。ドル円は21日線を下放れる展開となっているが、目先は8月安値の105.10/20円水準がサポートとして意識される。心理的節目の105円を試す気配が見られる中で、明日のFOMCの結果にどのような反応を見せるか警戒される。ユーロがNY時間に入って売りに押され、ユーロドルは1.1840ドル付近、ユーロ円は124円台に一時下落した。特段のユーロ売りの材料は見当たらなかったが、きょうから始まるFOMCでは、FRBが低金利の長期化を目指した枠組み見直しに向けて何らかのヒントを出して来るのではとの期待が強まっている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸した。終値はダウ工業株30種平均が2.27ドル高の2万7995.60ドル、ナスダック総合指数が133.67高の1万1190.32、S&P500が17.66高の3401.20。この日発表の中国の経済指標が好調な内容だったことで景気回復に対する楽観的ムードを強め、序盤は買いが優勢となった。きょうからFOMCが始まっている。今回は政策変更は見込まれていないが、市場は枠組み見直しに注目しているようだ。これまでのインフレ目標2%を、平均2%に変更することで、許容範囲を拡大させ、FRBは低金利の長期化を強調して来ると見られている。先日のパウエルFRB議長の講演に引き続き、少なくともそれに向けたヒントは示されるものと期待されているようだ。景気の回復スピードへの懸念もあり、米追加経済対策の協議もなお難航している中で、FRBの低金利の長期化期待は株式市場を強力にサポートしている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が2.4~3.3ドル高、中心限月の12月限が2.5ドル高、銀が9.5~11.9セント高、中心限月の12月限が10.9セント高。金12月限は続伸。時間外取引では、予想以上の中国の経済指標からリスク選好のドル安となったことを受けて堅調となり、1日以来の高値1982.4ドルを付けた。日中取引では、ドルが買い戻されたことを受けて上げ一服となった。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策の長期化を改めて示し、金利のつかない金に資金が流入しやすくなるとの思惑が広がった。銀12月限はドル安を受けて上昇したが、金反落に上値を抑えられた。ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では1964.4~1982.4ドルのレンジで推移、前日比13.9ドル高の1977.6ドルとなった。12月限は、高寄りしたのち、予想以上の中国の経済指標からリスク選好のドル安となったことを受けて堅調となった。買い一巡後はドル安一服を受けて上げ一服となったが、欧州市場で押し目を買われ、1日以来の高値1982.4ドルを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の10月物は前日比1.02ドル(2.7%)高の1バレル38.28ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.99~1.02ドル高。その他の限月は0.63~1.31ドル高。ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸しようとしていることで、供給懸念が高まった。当局の発表によると、米国の海洋油田の生産量は27%減となっているほか、一部の製油所は稼働を一時停止している。ただ、上陸地点は従来の予報よりも東側に移っており、石油関連施設の被害は限定的である見通し。当初「サリー」はルイジアナ州に上陸すると予報されていたが、最新の予報では現地時間の水曜日午前にアラバマ州に上陸すると想定されている。材料視されていないが、国際エネルギー機関(IEA)は月報で2020年の需要見通しを日量20万バレル下方修正し、同9170万バレルとした。原油需要の回復はほぼ一巡し、今年後半はかなり失速すると指摘した。欧州の一部の国で新型コロナウイルスの感染の第2波が確認されていることや、景気後退からの回復に相応の時間を要するとみられていることが弱気な需要見通しの背景。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が反落。終値の前営業日比は3.50~0.50セント安。中心限月の期近12月限は3.50セント安の366.00セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は8.00セント安~2.00セント高。中心限月の期近11月限は8.00セント安の991.50セント。これまで続伸した後で買い一巡感が強まったことに加え、米産地では成熟および収穫に適した天気が広がるとの予報や、収穫進行を受けた現物供給量の増加観測が弱材料となり、売り優勢で運ばれた。この日の安値圏では買い戻しの動きがあったが、この日の下落で11、14日の上げ幅が概ね相殺された。12月限は369セントで取引を開始した後のアジアの時間帯は368~369.50セントンレンジ内での高下となり、欧州の時間帯を迎えても367.50セントを下値支持線にするなど、底堅さを窺わせる足取りとなった。


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