朝刊:2020/10/02

米雇用統計を明日に控え、ダウは後半失速。ゴールドは反発。オイルは反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル105円50~60銭で取引を終えた。ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官の米追加対策の協議に市場の関心が集中する中、ドル売り・円売りの動きが出ており、ドル円は挟まれた格好となった。ペロシ下院議長とムニューシン米財務長官は前日の協議でも合意できなかったが、両氏とも交渉は前進しており、今後も続けると述べていた。ムニューシン長官はテレビインタビューで、「対策案は1.5兆~2.2兆ドル規模になるとみており、適正な妥協案なら受け入れる用意がある」と語っていた。また、ホワイトハウスのマケナニー米報道官はきょうの会見で「トランプ政権は提示案を1.6兆ドルに引き上げている」と語っていた。一方、「ペロシ議長は合意にかなり懐疑的な口調だった」との報道も伝わった。様々な情報が錯綜する中で、市場も成り行きを見守っているが、基本的には先行きへの期待は根強い。また、9月からのリスク回避はあくまで調整であり、それも一段落との見方が支えとなっている。明日は米雇用統計の発表が控えているが、それを通過して、市場がどのような反応を見せ、第4四半期の相場に入って行くか注目される。ドル円は105.70円から上は抵抗が強い一方で、105円台前半には買い圧力も観測されている。21日線が105.60円付近に来ており、その水準で次のアクションを待っている状況のようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。前日比35ドル20セント(0.1%)高の2万7816ドル90セントで終えた。前日比は、ナスダック総合指数が131.96高の1万1299.47。きょうのNY株式市場、本日から10月相場に入ったが、序盤は幅広い銘柄に買いが先行し、ダウ平均は続伸して始まった。市場は協議が難航している米追加経済対策の合意への期待を高めていたようだ。ペロシ下院議長とムニューシン米財務長官の前日の協議で合意はなかったが、両氏とも交渉は前進しており、今後も続けると述べていた。ムニューシン長官はテレビインタビューで、「対策案は1.5兆~2.2兆ドル規模になるとみており、適正な妥協案なら受け入れる用意がある」と語っていた。また、ホワイトハウスのマケナニー米報道官はきょうの会見で「トランプ政権は提示案を1.6兆ドルに引き上げている」とも語っていた。ダウ平均は取引開始直後に259ドル高まで上昇したが、その後は伸び悩む動きが見られ下げに転じている。政治専門サイトのポリティコが「ペロシ議長は合意にかなり懐疑的な口調だった」と伝えた。与野党は価値観を共有できておらず、ペロシ議長は子供の扶養控除に言及し、民主党は大幅縮小に承諾しているものの、共和党はゼロを主張しているという。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が20.5~21.0ドル高、中心限月の12月限が20.8ドル高、銀が74.1~76.2セント高、中心限月の12月限が76.0セント高。金12月限は反発。時間外取引では、米国の追加経済対策の合意期待などを背景にリスク選好のドル安となったことを受けて堅調となった。日中取引では、株高が一服したが、押し目を買われると、テクニカル要因の買いが入って堅調となった。外国為替市場でドルが対主要通貨で下落し、ドルの代替投資先とされる金先物が上昇した。銀12月限は、。ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では1890.0~1908.0ドルのレンジで推移、前日比10.3ドル高の1905.8ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、米国の追加経済対策の合意期待などを背景にリスク選好のドル安となったことを受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の11月物は前日比1.50ドル(3.7%)安の1バレル38.72ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.50~1.46ドル安。その他の限月は1.41~0.44ドル安。新型コロナウイルスの再流行が重しとなった。スペインの首都マドリードでは近日中に都市封鎖が再導入される見通し。フランスではコロナ警戒レベルが引き上げられており、来週には首都パリ付近のレストランやバーが営業停止となる可能性が高まっている。英国でも感染者数が再び急増しているが、ユースティス英環境相は全土の都市封鎖を回避する意向を示している。一日あたりの新規感染者数が増加しているロシアでは、モスクワ市長が企業に対して一部の従業員の在宅勤務を要請した。米国で追加景気対策が合意に至っていないことも重し。民主党のペロシ下院議長は協議に望みはあると語ったが、共和党との溝は埋まっておらず、合意は実現していない。石油輸出国機構(OPEC)が増産していることも圧迫要因。減産目標を課されていないイランやリビアの生産が上向いている。ロイター通信の調査によると、輸出が再開したリビアの生産量は日量27万バレルまで増えた。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸。終値の前営業日比は0.50セント安~3.75セント高。中心限月の期近12月限は3.75セント高の382.75セント。大豆は期近の主要限月は変わらず。終値の前営業日比は5.00セント安~0.25セント高。中心限月の期近11月限は変わらずの1023.50セント。  前日に続いて9月1日時点の四半期在庫量が事前予想を下回ったことが強気材料視された。また、週間純輸出成約高報告も200万トンを超える強気な内容だったことも買いを後押しした。12月限は一時は3月4日以来の高値となる385.50セントまで上昇。その後、上げ幅を縮小しながらも380セント台を維持して終えたが、高値からは値を落として引けたことで上げ一巡感が強まっている。12月限は379セントで取引を開始した後にいったん売り込まれてこの日の安値となる378セントまで値を落としたが、その後は地合いを引き締めて380セント台での高下となった。


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