朝刊:2020/10/16

本日ダウはほぼ横ばい。ゴールドも小幅続伸。オイルも小反落。為替も小動き。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=105円35~45銭で取引を終えた。ただ、上値は重い状況に変化はない。きょうはリスク回避のドル買いがドル円の下値をサポート。英国、フランス、ドイツといった欧州主要国で感染第2波が拡大しており、新感染者は過去最多に膨らんでいる。その状況下で、各国政府が再び活動制限の導入を発表しており、市場には再び不安感が広がっている模様。封鎖措置も復活するのではとの見方も出ているようだ。米与野党の追加対策協議も依然として出口が見えない中で、年内の合意成立への期待が後退。少なくとも大統領選までの合意への期待はほぼ無くなったとまで見られている。投資家のリスク許容度が失われたわけではなさそうだが、目先は11月3日の米大統領選までは慎重に臨みたいといった雰囲気も強いようだ。ドル円は105円を下回ると買いオーダーも観測され、積極的に105円割れをトライする雰囲気まではない。しかし、21日線を下回る水準での推移が続いており、下値警戒感は強い状況に変化はない。ユーロドルは戻り売りに押され、1.26ドル台に下落する場面も見られた。きょうの下げで21日線を下放れる動きが見られており、明日以降の動きが警戒される。 ユーロは対円でも下落しており、ユーロ円は123円ちょうど付近まで下落した。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比19ドル80セント(0.1%)安の2万8494ドル20セントで終えた。新型コロナウイルスの感染急増で英仏が外出規制などを強め、投資家心理を冷やした。終値はナスダック総合指数が54.86安の1万1713.87、S&P500が5.33安の3483.34。序盤のNY株式市場は売りが強まり、ダウ平均は300ドル超下落して始まった。英国、フランス、ドイツといった欧州の主要国で感染第2波が拡大しており、感染者は過去最多に膨らんでいる。その状況下で各国政府が再び活動制限導入を発表する中で、市場には再び不安感が広がっている模様。ドイツは否定しているが、都市封鎖措置も復活するのではとの見方も出ている。米与野党の追加対策協議も依然として出口が見えない中で、年内の合意成立への期待が後退していることも、引き続き株式市場の重石となっているようだ。少なくとも大統領選までの合意への期待はほぼ無くなったと見られている。しかし、全体的には楽観的なようだ。下値では押し目買い意欲もあるようで、投資家のリスク許容度が失われたわけではなさそうだ。銀行株中心に買い戻しも活発に入り、序盤の下げをほぼ取り戻している。きょうもモルガンスタンレーが決算を発表するなど、今週は米大手金融の決算が発表になっていた。内容自体は悪くはないものの反応は鈍い。今後、決算が本格化して来るが、大統領選を控える中で、市場の反応は鈍いのではとの懸念も広まっていた。しかし、後半にかけて見直し買いが活発に出ていたようだ。この日の決算を受けてウォルグリーンが上昇していることもサポートとなった模様。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が0.8~1.9ドル高、中心限月の12月限が1.6ドル高、銀が21.9~16.9セント安、中心限月の12月限が17.1セント安。金12月限は小幅続伸。時間外取引では、米国の追加経済対策の合意期待後退や欧州の新型コロナウイルスの感染拡大などリスク回避のドル高を受けて軟調となった。日中取引では、株安一服などを受けて押し目を買われて小幅高となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇したため、ドルの代替投資先とされる金先物には売りも出て上値は重かった。銀12月限は、時間外取引で軟調に推移したのち、金反発を受けて下げ一服となった。ニューヨーク金12月限は小幅続伸。時間外取引では1893.2~1908.2ドルのレンジで推移、前日比12.4ドル安の1894.9ドルとなった。12月限は、安寄りしたのち、押し目を買われる場面も見られたが、米国の追加経済対策の合意期待後退や欧州の新型コロナウイルスの感染拡大などリスク回避のドル高を受けて軟調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに小反落した。WTIで、期近の11月物は前日比0.08ドル(0.2%)安の1バレル40.96ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.10~0.08ドル安。その他の限月は0.21ドル安~0.47ドル高。欧州を中心に新型コロナウイルスが再流行し、社会・経済活動の制限が再び強化されていることが重しとなった。夜間の外出禁止令や、レストランやパブなどの営業時間短縮、市民の移動制限が行われている。米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、世界全体の一日あたりの感染者数は過去最多を更新する傾向にある。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では石油製品需要が底堅く推移し、相場を下支えした。ハリケーン「デルタ」が米メキシコ湾岸に上陸した影響はあったが、原油や石油製品の在庫が減少し、コロナショックで積み上がった過剰在庫の取り崩しが続いている。戦略備蓄(SPR)を除く原油と石油製品の在庫は14億233万8000バレルまで減少し、5月以来の低水準となった。EIA週報で原油生産量は1050万バレルまで減少した。米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、15日時点でも米国の海上油田の24%が生産を引き続き停止している。製油所稼働率は75.1%まで低下。石油製品需要は日量1947万5000バレルまで拡大。季節的にガソリン消費は低調だが、留出油の需要が増加した。穀物の収穫期にあり、輸送のための燃料需要が拡大しているもよう。

シカゴコーン・大豆

コーンも期近の主要限月が続伸。終値の前営業日比は0.50セント安~7.25セント高。中心限月の期近12月限は7.25セント高の403.75セント。大豆は期近の主要限月が続伸。終値の前営業日比は、2.50セント安~6.00セント高。中心限月の期近11月限は6.00セント高の1062.25セント。  中国国内のコーン価格上昇を受け、同国向けの輸出期待が高まったことが買いを支援した。また、産地での乾燥が続くなか、生育不安が高まり急伸した小麦市場の堅調な足取りや、小麦減産とこれに伴うコーンの代替需要拡大観測も買いを支援。この日12月限は終盤に値位置を切り上げて1月23日以来となる終値ベースでの400セント(4ドル)乗せを達成した。396セントで取引を開始した後のアジアの時間帯は概ね、396~399セントのレンジで高下し、アジアの時間帯後半から欧州の時間帯にかけて400セント(4ドル)に達したところを売られて軟化した。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。