朝刊:2020/11/25

ダウは3万ドル突破。ゴールドは大幅続落。オイルは期近は続伸。ドル円は104円台半ばで推移。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場は、NY時間に入ってドル円は買い戻しを強めており104.75円近辺に一時上昇した。特に買いを強める材料は出ておらず、前日同様の展開が見られている。今週は感謝祭ウィークだが、それに向けてポジションの巻き戻しが断続的に出ている可能性もありそうだ。今月の9日にもドル円は急速に上昇したが、上げを維持できずに失速している。今回も感謝祭休暇明けにその動きにならないか警戒される。ただ、市場の雰囲気は良好で、ロンドン時間にはリスク選好のドル売りから、ドル円は104円台前半に伸び悩む動きが見られていた。トランプ政権がバイデン政権への移行プロセスに着手し始めたのではとの期待が高まっている。米連邦政府の財産管理を担当する一般調達局のマーフィー局長が、「トランプ政権がバイデン氏の就任に向けて連邦政府の資源を利用できるようにしている」と語った。トランプ大統領もツイッターでその動きを認めている。ただ、トランプ陣営はバイデン氏への投票を無効にする法的な勝利を勝ち取ることができなかったとしても、良い戦いを続けるとも述べていた。また、バイデン氏が次期財務長官にイエレンFRB前議長を指名する意向を示していることも市場はポジティブに捉えているようだ。米財務省とFRBの協調が強まり、金融緩和や財政拡大への期待が高っている。イエレン氏が財務長官に就任すれば、ドルはさらに下落する可能性があるとの指摘も出ている。米財務省とFRBの調和を生み出し、現在の財政拡大および金融緩和を支援し、さらなるドル安につながる可能性のあるという。上院によって承認された場合、イエレン氏は女性で初めての財務長官となる。同氏は女性初のFRB議長でもあった。

NYダウ

米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比454ドル97セント(1.5%)高の3万0046ドル24セントと初めて3万ドルを上回って終えた。前日比は、ナスダック総合指数が147.54高の1万2028.17。きょうのNY株式市場でダウ平均は初の3万ドルの大台に乗せている。足元の感染は拡大が続いているものの、ワクチンが景気を早期に回復させるとの期待感も高まっている。きょうはトランプ政権がバイデン政権への移行プロセスに着手し始めたのではとの期待もサポート。米連邦政府の財産管理を担当する一般調達局のマーフィー局長が、「トランプ政権がバイデン氏の就任に向けて連邦政府の資源を利用できるようにしている」と語った。トランプ大統領もツイッターでその動きを認めている。ただ、トランプ陣営はバイデン氏への投票を無効にする法的な勝利を勝ち取ることができなかったとしても、良い戦いを続けるとも述べていた。バイデン氏が次期財務長官にイエレンFRB前議長を指名する意向を示したことも市場はポジティブに捉えたようだ。米財務省とFRBの協調が強まり、金融緩和維持や財政拡大への期待が高っている。幅広い銘柄に買いが入る中、エネルギーや銀行、産業といったパンデミックで圧迫されていたセクターへの買い戻しが強まっている。銀行株については米国債利回りの上昇のほか、イエレン氏が次期財務長官に就任すれば、銀行規制を緩和しつつ経済を押し上げる可能性が高いとの期待もあるようだ。一方、IT・ハイテク株も概ね堅調。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が33.7~33.0ドル安、中心限月の2月限が33.2ドル安、銀が34.7~33.2セント安、中心限月の3月限が34.7セント安。金期近2月限は続落。時間外取引では、アジア時間の午前中は小幅続落でとどまっていたが、午後から下げ幅を拡大。欧州時間ではドルの買い戻しが続いたことで下げ幅を拡大した。日中取引では、引き続きワクチンが景気を回復させるとの期待感が強いことや、トランプ政権がバイデン政権への移行プロセスに着手し始めたとの観測から米国株が買い優勢となり、ニューヨークダウが3万ドルの大台に乗せたことでドルの買い戻し優勢から、軟調な展開を強いられた。後半から終盤の戻りは鈍く、この日の安値圏からやや下げ幅を縮小程度の戻しで引けた。期近12月限から2月限に限月移行が進むなか、サンクスギビングデー前にテクニカル要因悪化を受け、手じまい売りが先行した商状。1800ドル接近で打診買いはあったが、安値から大幅に戻す反発力はなかった。一時は1797.1ドルと4カ月ぶりに1800ドルを下回る場面があった。新型コロナワクチンの早期実用化の期待から、リスク回避の際に買われやすい金先物は売りが優勢だった。銀3月限はドル堅調や金続落を受けて売り優勢となり、一時23ドル(2300セント)に接近する下落となった。23ドル割れは回避され、下げ幅を縮小したが、軟調に引けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近1月物は前日比1.85ドル(4.3%)高の1バレル44.91ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.83~1.85ドル高。その他の限月は0.14ドル安~1.79ドル高。米国で年内にも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、感染者数の爆発的な拡大を抑制すると期待されている。ワクチンにより経済活動が正常化すると、石油製品全般の需要が押し上げられる見通し。特にジェット燃料の需要回復が期待されている。10月以降、米国では一日あたりの感染者数が拡大傾向にあり、20万人の大台に迫っている。米政府一般調達局が大統領選で勝利したバイデン氏への政権移行を容認し、現職のトランプ米大統領が協力する構えであることも相場を押し上げた。混乱した米大統領選の終了が視野に入っている。各州の再集計後もバイデン氏の勝利は揺らいでいない。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国は来週の会合で来年からの増産を一時見送ることで合意する見通し。日量200万バレル規模の増産が数カ月間に渡って延期される公算だが、まだ最終的な意見調整が行われているもよう。減産目標をこなすためにイラクでは財政がひっ迫するなど、現行の日量770万バレルの減産はかなりの負担となっている。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は1.00セント安~2.50セント高。中心限月の期近12月限は0.75セント安の425.75セント。大豆はまちまち。終値の前営業日比は、0.25セント安~2.00セント高。中心限月の期近1月限は0.25セント安の1191.25セント。サンクスギビングデーの休場を控えるなか、玉整理種主体の展開となるなか売り方優勢で運ばれた。シカゴコーンは、旺盛な輸出、南米の乾燥懸念が買いを支援するなか、中心限月の12月限は連日一代の高値を更新する続伸となっていたが、これが高値警戒を強めていたため玉整理のための転売の動きが拡大。ただ、依然として南米では乾燥気味の天気が続いていることや、米国のコーン輸出拡大期待がサポート要因となったため、下げ幅は限られている。この日、12月限は中盤にかけて値を落としながらも後半に盛り返す足取りとなった。425.75セントで取引を開始した後のアジアの時間帯は424セントを割れに当初は抵抗を見せながらも、これを割り込むと崩れの様相を呈して416.50セントの安値まで値を落とした。アジアの時間帯後半から欧州の時間帯の後半まで416.50~419.25セントとこの日の安値圏でもちあったが、欧州の時間帯後半から持ち直し、シカゴの時間帯には420セント台を回復。安値でもちあったことで売り修正の動き一巡感が強まり、その後は引けにかけて値位置を切り上げる足取りを展開。


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