朝刊:2020/12/09

感染拡大が落ち着きを取り戻す観測からダウは反発。ゴールドは続伸。オイルは小幅続落。

NY為替

ニューヨーク為替市場のドル円は104円台前半での膠着が続いた。NY時間に入ってややドル買いが優勢となりドル円をサポートしている。ただ、リスク回避のドル買いではある。市場は米経済対策と感染拡大の行方を見守っている。米与野党は包括的歳出法案と新型ウイルス支援の追加経済対策の両方で協議は難航しており。11日夜としていた期限を延長する方向で調整している。超党派から9080億ドル規模の追加経済対策が出ているが、州・地方自治体向け支援などでまだ妥協点を見出せていない。また、1.4兆ドル規模の包括的歳出法案についても対立しているようだ。現在の暫定予算が11日で期限切れとなるが、1週間のつなぎ予算を採決する見通し。一方、米国での感染拡大は続いており、これまで1480万件超の症例が確認され、新規感染も7日間平均で過去最多を記録している。一部の州や都市では、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を強化する意向。クオモNY州知事は、外食を制限する可能性を示唆しており、「病院が臨界点に達した場合はより厳しい制限が課されるだろう」と述べていた。目先の景気への不安感は高まっているものの、一方でワクチン普及による来年の景気への期待感も根強い。きょうはリスク回避のドル買いが出ているが、ドルの上値は依然として重い印象だ。ドル円は前日と雰囲気に変化はなく、本日104.35円付近に来ている21日線の下での推移に留まる一方で、103円台に入ると買いオーダーも出ているようだ。ユーロドルは1.21ドル台前半での上下動に終始。今月に入ってリスク選好のドル売りが一服して来ており、ユーロドルも次第に上値が重くなって来ている印象だ。一方で下押す動きまでは見られず、10日のECB理事会待ちといった雰囲気となっている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比104ドル09セント(0.3%)高の3万0173ドル88セントで終えた。終値はナスダック総合指数が62.83高の1万2582.77、S&P500が10.29高の3702.25。序盤は売りが先行したものの、売りが一巡すると買い戻しも入り、ダウ平均はプラスに転じた。3万ドルが強い下値抵抗となっている模様。市場は米経済対策と感染拡大の行方を見守っている。米与野党は包括的歳出法案と新型ウイルス支援の追加経済対策の両方で協議は難航しており。11日夜としていた期限を延長する方向で調整している。超党派から9080億ドル規模の追加経済対策が出ているが、州・地方自治体向け支援などでまだ妥協点を見出せていない。また、1.4兆ドル規模の包括的歳出法案についても対立しているようだ。現在の暫定予算が11日で期限切れとなるが、1週間のつなぎ予算を採決する見通し。一方、米国での感染拡大は続いており、これまで1480万件超の症例が確認され、新規感染も7日間平均で過去最多を記録している。一部の州や都市では、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を強化する意向。クオモNY州知事は、外食を制限する可能性を示唆しており、「病院が臨界点に達した場合はより厳しい制限が課されるだろう」と述べていた。目先の景気への不安は高まっているものの、一方でワクチン普及による来年の景気への期待感も根強く、下値では押し目買いも入る模様。英国ではきょうからワクチン接種が開始された。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は小反落。終値の前日比は、金が8.5~9.0ドル高、中心限月の2月限が8.9ドル高、銀が10.8~5.6セント安、中心限月の3月限が5.8セント安。金2月限は続伸。時間外取引では、ドル小幅高に上値を抑えられたが、小高く推移した。日中取引では、新型コロナウイルス感染拡大を背景に序盤、買い優勢となり、上げ幅を拡大し、先月23日以来の高値となる、1879.8ドルをつけた。前半の取引で売りを浴び、上げ幅を削った。最近の米10年債の利回り上昇傾向が警戒されたことから上値を抑えられた。しかし後半から終盤は再上昇となり、堅調に引けた。主要な米経済統計の発表がないことや、10日に欧州中央銀行理事会を控えていることで伸び悩んだが、約半月ぶりの高値圏で堅調な足取りとなった。米長期金利が一時低下し、金利の付かない金の投資妙味が意識された面もあった。銀3月限は、時間外取引から修正安となった。日中取引では2501。5セントをつけ、先月17日の高値に顔合わせした。その後、売り優勢ながらも金続伸に支援され、下げ幅を縮小し、小安く引けた。小幅安も日足は3日連続の陽線引けとなり、押し目買いの根強さを示すチャートとなった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の1月物は前日比0.16ドル(0.3%)安の1バレル45.60ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.16~0.15ドル安。その他の限月は0.13ドル安~0.21ドル高。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に足元の石油需要が落ち込んでいることが相場を圧迫した。米カリフォルニア州の大部分では外出制限など厳しい措置が再導入されているほか、レストランなどの営業が制限されている。ドイツでは来年1月10日までとなっている制限措置の強化が必要であるとの声が強い。フランスでは制限措置を緩和するほど感染状況が改善しておらず、現状の外出制限などが長引く可能性がある。英国でワクチン接種が始まったことは下支え要因。介護施設の入居者やそのスタッフ、80才以上の高齢者や前線での医療従事者、ソーシャル・ケア・ワーカーなどに対して優先的に接種が開始される。米国の景気対策協議の前進が期待されていることは支援要因。ただ、共和党のマコネル上院院内総務は超党派案を支持しておらず、十分な進展はみられない。本日このあと、米共和党幹部とムニューシン米財務長官らが協議する予定となっている。時間外取引で1月限は45.14ドルまで下落した。一時プラス転換する場面はあったが、上値は重かった。通常取引開始後も前日終値付近では売りに押され、マイナス圏で引けた。改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は小幅に反発した。需給が引き締まっているなかで、ヒーティングオイルは底堅い。

シカゴコーン・大豆

コーンは揃って反落。終値の前営業日比は4.25~1.25セント安。中心限月の期近3月限は4.25セント安の419.75セント。大豆は総じて続落。終値の前営業日比は、12.75セント安~0.25セント高。中心限月の期近1月限は12.75セント安の1145.75セント。          引き続きブラジル産地で降雨となり、土壌水分の乾燥が緩和されていることが弱材料視された。また、2桁の下げ幅を記録した大豆の軟調に追随する売りが見られたことも価格を下押す要因となった。期近3月限は422.50セントで取引を開始した後に買われて424.50セントの高値をアジアの時間帯につけたが、その後は次第に値位置を切り下げる足取りを展開した。欧州の時間帯を終えるまでは420セント割れに対する抵抗を見せていたが、シカゴの時間帯を迎えるとこれを割り込んだことで、420セントが上値抵抗線に転じるなかでの高下を展開。


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