夕刊:2021/01/07

日経平均株価は大幅上昇で28000円を狙う展開か。大阪金は反落。オイルは小幅高でしっかり。

為替

午前中のドル円は103.25円付近まで強含み。米議会で民主党が多数派を握る見通しとなり、国債の増発が警戒されていることが米利回りを押し上げる傾向にある。米長期債利回りは節目の1%を上回る水準で推移。ただ、米ホワイトハウスと米議会を民主党が握ったことによる「ブルーウェーブ」の実現でリスク選好的なドル安が続くとの見通しがあるなかで、ドル円は前日の高値103.44円を試すような勢いはない。米金利上昇と株高が相反することも、ドルの見通しを不透明にしている。ドル円に連動しユーロ円は127.23円付近まで水準を切り上げたが、ユーロドルの上値が重く、動意は限定的。127円付近が昨年から抵抗となっていることも上値を抑えている。上昇基調にある豪ドル円は80円半ばで上げ一服。2019年4月以来の高値圏にあるが、調整安は限定的。午後のドル円は103円20銭台での推移と、しっかりの展開。ユーロドルが朝の1.2340台、昼すぎの1.2330前後から1.2310割れまで値を落とすなど、ドルは全面高基調。昨日節目の1%を超えた米10年債利回りが高水準での推移を続け1.04%台後半を付ける中、ドル高の流れが継続した。ドル円に関しては日経平均が5日ぶりの反発を見せたことも、リスク選好の円売りを誘った面も。日経平均は大幅高、アジア株も総じて堅調となったが、中国通信3社の上場廃止方針をNY証券取引所が再び示したことで、中国本土株が売られ、香港ハンセン指数もマイナス圏推移となったことで、株高を受けてのドル売りは限定的となり、米長期金利上昇を受けたドル買いの勢いが勝った。ドル主導の展開でクロス円はもみ合い。ユーロ円はユーロ売りの勢いもありやや高値から値を落としたが127円台を維持。ポンド円は140円20銭前後でもみ合いが続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比434.19円高の27490.13円。前引けの日経平均株価は前営業日比497円15銭高の2万7553円09銭と急反発。東証1部の売買高概算は7億6251万株、売買代金概算は1兆4519億7000万円。値上がり銘柄数は1821、対して値下がり銘柄数は302、変わらずは63銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、朝方から主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり日経平均は大幅高。米ジョージア州の上院決選投票は民主党が2議席を獲得したことが伝わり、「トリプルブルー」実現から大型の財政出動が見込めるとの見方がポジティブに働いた。民主党の勝利を評価するというよりも政治的な不透明感が払拭されたことで、売り方の買い戻しを誘った部分も大きい。日経平均は一時570円近い上昇で2万7000円台後半まで上値を伸ばす場面があった。売買代金も前場で1兆4000億円台と大きく膨らんでいる。午後も一段高となった。買い一巡後は上げ幅を縮小した。上げ幅が一時500円を超えるなど大幅高となり、27,500円の節目を上抜く場面も見られた。高値からは上げ幅を縮小したものの、前日と前々日に上値を抑えられた5日移動平均線を回復した。

貴金属

金先限帳入値6386円(前日比-50円)銀先限帳入値90.7円(前日比-0.3円)白金先限帳入値3645円(前日比-33円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となっ米ジョージア州の上院選決選投票で民主党がリードし、米国債の利回りが上昇したことが圧迫要因になった。民主党が2議席を獲得し、上下両院を支配する。追加刺激策の見方から米10年債利回りは1%台に上昇した。米国債の利回り上昇を受けてドルが買い戻され、金の圧迫要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、メンバーらは国債などの買い取りを行う量的緩和を継続していくことで一致した。ただ米国債の利回り上昇を受けて米連邦準備理事会(FRB)が予想より早く資産買い入れを縮小するとの見方も出ている。米株価は景気刺激策に対する期待感からダウ平均株価とS&P500が続伸した。ナスダックはトランプ氏支持者の抗議による混乱を受けて下落した。リスク選好の動きを受けてドルの戻りが売られるかどうかも確認したい。午後の取引は現物相場が下値を切り上げたことから幾分、下げ幅を縮小したが、軟調な地合いは変わらず、期先2本が50円安で引けた。銀もニューヨーク安を受けて2番限以降が売り優勢となった。期先2本は90円割れから戻し、90円台を維持して引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが66~40円安、ゴールドスポットが73円安、銀が1.1円安~1.0円高。

石油

原油先限帳入値34110円(前日比+630円)ガソリン先限帳入値45840円(前日比+410円)灯油先限帳入値48890円(前日比+350円)東京石油市場は堅調。米エネルギー情報局(EIA)の週報を手がかりにニューヨーク原油やブレント原油が昨年2月以来の高値を更新したことが手がかり。新型コロナウイルスの流行が続いていることで需要回復の遅れが警戒されている反面、サウジアラビアが自主的な減産を発表していることも引き続き相場を支えている。円相場1ドル=103円前半で推移し、前日よりも円安推移。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。今週のEIA週報で、ガソリン需要は日量744万1000バレルまで減少した。5月以来の低水準。冬場で自動車の利用が減少しているうえ、新型コロナウイルスの流行が続いていることが背景。午後の石油市場は続伸。為替は1ドル=103円台前半まで円安に振れるなか、前日の海外原油先物が続伸してさらに戻り高値を更新したうえ、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引で一段高となっていることに支援された。この日のドバイ原油の現物も堅調に始まったあと午後からさらに一段高となっている。主要3油種は、原油、ガソリン、灯油すべて全限月が一代高値を更新した。前営業日比は、ガソリンが410~640円高、灯油が350~730円高、軽油は出来ずだが、名目値で400~900円高。原油が610~750円高。中京ガソリンは変わらず~800円高、灯油は変わらず~1200円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値245.0円(前日比+7.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが先行した。しかし日中取引の上海ゴムが、地合いを引き締めたことから、その後は買いが優勢となり、全限がプラスサイドに振れている。中国の景気が回復基調にある。また、米国も昨日のジョージア州上院議員の決選投票で民主党が2議席を獲得したことで、大統領に加え、上下院で多数派となり、いわゆる、トリプルブルーとなった。これにより、4兆ドル規模とみられる大型の財政政策を打たれるとみられる。午後になると、上海ゴムが一段高となったことから、上げ幅を拡大させた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は7.0~9.1円高、6月限は同7.0円高の245.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は26820円(前日比-210円)とうもろこしは、期中先が反落。6日のシカゴ上昇も夜間取引で修正安となった動きを引き継ぎ、序盤から売り優勢。序盤は下値は堅く推移。しかしシカゴ夜間取引が小反落となると、下げ幅を拡大。先限は2万6660円まで一段安となったが、安値を離れ、2万6800円で推移。期先9、11月限も下げ幅を縮小。期中先が軟調。新規売りの材料は特にないが、シカゴコーンの買い過剰感を警戒し、利食い売りが先行ムード。午後も戻り鈍く、2万6700円まで軟化する場面があった。前営業日比は310円安~130円高。先限は同210円安の2万6820円。


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