夕刊:2021/01/08

日経平均株価は大暴騰で一気に28000台乗せ。30000円も射程距離か。ゴールドは小幅安。白金はしっかり。

為替

前場の外為市場は、ドル円は104.00円ちょうど付近まで上げた。米長期債利回りが1.10%付近まで上昇基調が継続していることがドルの買い戻しを後押ししている。ただ、104円の節目付近は重い。コロナ禍にある米経済の先行きは依然として不透明で、医療従事者のワクチン接種が順調に進んでいないと伝わっているものの、バイデン新政権と上下両院を掌握した民主党が国債の増発による景気支援を続けるとみられていることが米利回りを押し上げている。ユーロ/ドルは1.2235ドル付近、豪ドル/ドルは0.7740ドル付近、NZドル/ドルは0.7239ドル付近までドル高推移したものの、下値は広がっていない。ユーロ円は127円前半、豪ドル円は80円半ば、NZドル円は75円前半で小動き。欧州通貨や資源国通貨がドルに対して弱含んだことが重しだが、ドル円がしっかりと推移していることから値幅は広がっていない。午後のドル円は103円90銭前後での推移。午前中に104円ちょうど前後まで上値を伸ばす場面が見られたが、104円台を買い上げる勢いに欠け、少し調整が入って103円台後半でのもみ合いに。地合いは堅調も、週末であることに加え、この後米雇用統計の発表を控えていることで、高値での買いには慎重姿勢が見られた。ユーロドルは1.2360前後での推移。午前中のドル買い局面で1.2335前後までと昨日海外市場で下値を支えた1.2345前後を割り込むところまで売りが出る場面が見られた。しかし売り一服後は買い戻しが入り、昼前に1.22台半ばを回復すると、午後は1.2260前後の狭いレンジでもみ合った。豪ドルは対ドルで0.7777を付けており、オセアニア市場、東京朝と二度上値を抑えた0.7773をわずかに超える場面が見られた。その後は0.7770前後での推移。豪ドル円は80円78銭台推移。こちらも朝の80円70銭前後を超える水準まで買いが入っている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比648.90円高の28139.03円。前引けの日経平均株価は前日比475円37銭高の2万7965円50銭。東証1部の売買高概算は6億5383万株、売買代金は約1兆4522億円。値上がり銘柄数は1501、値下がり銘柄数は586、変わらずは98銘柄だった。日経平均株価は大幅続伸。前日のNYダウが211ドル高と上昇し、最高値を更新した流れを引き継ぎ買い優勢の展開となっている。一時2万7981円まで値を上げ、2万8000円台に迫った。政府は7日に東京など1都3県に緊急事態宣言を発令したが、全体相場への影響は限られている。為替相場は1ドル=103円80銭台へ円安が進行していることも株式市場にとっての追い風となっている。午後は一段高となり、大きく上値を伸ばした。前日に引き続いて今日も大幅高となった。最近のもみ合いレンジ上限の26,600円台を上抜いており、28,000円の大台に乗せた。1990年8月以来、30年5か月ぶりの高値圏まで上昇した。

貴金属

金先限帳入値6379円(前日比-7円)銀先限帳入値91.0円(前日比+0.3円)白金先限帳入値3705円(前日比+60円)パラジウム先限帳入値8072円(前日比-30円)銀は反発。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられたが、円安が下支えになった。銀はニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。金はドル安・インフレ見通しを背景に押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられた。民主党が上院を支配し、大規模な景気刺激策の見方から米国債の利回りが上昇した。一方、12月の米ISM非製造業総合指数(NMI)は57.2と11月の55.9から上昇した。事前予想の54.6を上回った。ただ新型コロナウイルスの感染急増を受けて雇用が低迷した。今夜は米雇用統計の発表がある。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、米経済が引き続き新型コロナウイルスの影響を受けており、第1四半期は成長が鈍化し、マイナス成長に転じる可能性もあるとした上で、米連邦準備理事会(FRB)は早くても年末までは資産買い入れの縮小に踏み切らないという見方を示した。米国債の利回りが上昇したが、米FRBが緩和的な金融政策を継続すると、金利上昇を抑制するとみられる。米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は、インフレ率が2%に戻るために時間が必要になるため、米FRBは2024年まで政策金利をゼロ%近辺にとどめる公算が大きいと述べた。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けて小幅安となった。銀は円安を受けて堅調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが8円安~7円高、ゴールドスポットが14円高、銀が0.1円安~1.4円高。

石油

原油先限帳入値34500円(前日比+390円)ガソリン先限帳入値46060円(前日比+220円)灯油先限帳入値49230円(前日比+340円)東京石油市場は上昇。バイデン新政権による追加の景気支援が期待されているほか、サウジアラビアが来月から自主的に日量100万バレル減産し、足元の需給悪化を食い止める構えであることが相場を引き続き押し上げている。円相場が1ドル=103円後半で円安・ドル高推移していることや、ニューヨーク時間外取引がしっかりとした値動きであることも支援要因。ロイター通信の調査によると、イランの船舶がベネズエラに到着した。両国は米国の制裁下にあり原油収入が低迷しているが、イランはベネズエラに対して石油のほか食料品などの供給を続けている。午後は続伸。為替が1ドル=103円台後半まで円安に振れるなか、前日の海外原油先物が小幅続伸したものの、前日の国内大引け時点の夜間取引より下落しだか、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が堅調推移していることで、東京石油も堅調に引けた。この日のドバイ原油の現物も堅調に推移している。主要3油種は、原油、ガソリン、灯油すべて全限月が小幅ながら一代高値を更新した。原油は期先2本にETF絡みとみられる限月移行の商いが入り出来高がふくらんだ。前営業日比は、ガソリンが70~400円高、灯油が340~600円高、軽油は出来ずだが、名目値で300~500円高。原油が230~390円高。中京ガソリンは変わらず~1000円高、灯油は変わらず~500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値245.9円(前日比+0.9円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間高、円小幅安を背景に買いが先行した。ただ、日中取引の上海ゴムが、やや伸び悩みをみせていることから、上げ幅を縮小する限月が目立っており、一部限月はマイナスサイドに振れている。先限は、一時248.6円まで水準を引き上げたものの、その後は、上海ゴムが伸び悩んでいることもあり、上げ幅を縮小している。テクニカル的には、目先のポイントは、節目の250円となる。午後は終盤にかけては、上海ゴムが再び地合いを引き締めたことから、全限がプラスサイドで取引を終えた。大引けのRSS3は、前営業日比は0.9~4.6円高、6月限は同0.9円高の245.9円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は27070円(前日比+250円)とうもろこしは、期中先が反発。7日のシカゴ期近が小安くなったが、円安、強気のテクニカル要因に支援され、夜間取引で3ケタ高。日中取引はその流れを引き継ぎ、序盤の取引で期先が3ケタ高。前半の取引で上げ幅を縮小しているが、堅調な値動きを維持。期中7月限は強含みとなり、プラスサイドに浮上。3連休を控えて、薄商い。小口の利食い売りが出ているとみられ、先限は2万6890円まで上げ幅を縮小。場中、円相場が1ドル=104円を試すまでジリ安もシカゴ夜間取引が小安く強弱材料が交錯。新規買いの動きは限定的のようだ。午後に入り、シカゴ夜間取引の上昇から一段高。先限は日中取引で2万7070まで上昇し、今日の高値で引けた。期先11月限は250円高の2万7000円で引けた。期中7月限は前半の取引でプラスサイドに浮上し、他限月につれ高もよう。期近の2本は出来ず。前営業日比は変わらず~250円高。先限は同230円高の2万7070円。


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