夕刊:2021/01/14

日経平均株価は29000円目前でしっかり。大阪金は日中売り込まれるも値を戻して終了。オイルは小幅安。

為替

外為市場、クロス円は東京序盤で強含みとなった後、午前10時過ぎからその動きが一服したものの、中盤になって再び上昇している。序盤ではドル円が実需筋のドル不足の観測から仲値にかけて上昇し、つれてクロス円も強含んだ。午前11時30分ごろからは米国債利回りの上昇を受けて、ドル円が再度上昇しており、クロス円も全面高となっている。午前11時10分ごろに12月の中国貿易収支の結果が発表され、黒字は市場予想を上回った。これを受けて豪ドル買いに反応し、豪ドル円は80.56円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7755ドル近辺まで上昇した。午後のドル円は104円ちょうど前後での推移となった。バイデン新大統領が本日発表予定の追加経済対策について、同氏の顧問が2兆ドル規模になると同紙に近い複数の議員に伝えたと報じられ、11時過ぎに一気にドル買いが進み、ドル円は104円20銭前後まで。もっともすぐに調整が入り104円ちょうど前後に値を落とすと、その後はもみ合いが午後まで続いた。ユーロドルも1.2136までと前日NY市場の安値をわずかに更新するところまでユーロ売りドル買いが入る展開も、すぐに1.21台半ばへ値を戻し、こちらも午後はもみ合い。ユーロ円は126円台半ば近くまで上昇するなど、追加経済対策期待でリスク選好の動き。もっともドル主導の展開が続く中で値幅は限定的。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比241.67円高の28698.26円。前引けの日経平均株価は前営業日比392円42銭高の2万8849円01銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は6億5128万株、売買代金概算は1兆4205億5000万円。値上がり銘柄数は1108、対して値下がり銘柄数は962、変わらずは118銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は寄り付きこそやや売りが先行したが、その後すぐにプラス圏に切り返し、あとは次第高の展開となった。前引けは400円近い上昇でほぼ高値圏で着地した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、バイデン新政権下での大型の景気刺激策に対する期待からリスクを取る動きが加速した。半導体関連や銀行株などが牽引し上値指向が継続した。また、先物を絡めた売り方の買い戻しが全体相場の上げ足を助長する形に。中小型株よりも大型株への買いが目立つ状況で、全体売買代金も前引け段階で1兆4000億円台と高水準。午後は大きく上値を伸ばした。買い一巡後は高値警戒感から終盤にかけて上げ幅を削った。一時上げ幅を520円超まで伸ばして、28,900円台まで上昇して、29,000円の大台に肉薄した。大台の手前で足踏みすると、終盤にかけて上げ幅を急速に縮小した。

貴金属

金先限帳入値6174円(前日比-35円)銀先限帳入値85.1円(前日比-0.3円)白金先限帳入値3672円(前日比+75円)パラジウム先限帳入値7948円(前日比+43円)金、銀は総じて下落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル安を受けて下げ一服となった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて総じて小幅安となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州諸国でロックダウン(都市封鎖)の延長などが決定された。イタリアは、非常事態宣言を4月末まで延長すると表明した。ドイツのシュパーン保健相も、感染拡大を抑制するための措置を2月初めまでに全て解除することはできないとした。スイスも制限措置の強化を発表した。ユーロの戻りが売られ、金の上値を抑える要因になった。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、一部のユーロ圏諸国が新たな制限措置を打ち出しているが、3月末までに解除され、ワクチン接種が進めば、今年の景気回復を見込むECBの予測に影響はないとの認識を示した。米10年債利回りは1.09%に低下した。長期債の入札で堅調な需要が示されたことを受けて低下した。12月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇し、事前予想と一致した。米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、全ての事象から米インフレ率上昇が示唆されているとしながらも、米連邦準備理事会(FRB)が超緩和的な金融政策を引き揚げる時期について言及するのは尚早との考えを示した。またクラリダ米FRB副議長は、インフレ率が2%に到達するまで利上げを見送る考えを改めて表明した。米下院は、トランプ大統領の支持者が連邦議会議事堂に乱入した事件を巡り、反乱を扇動したとして大統領を弾劾訴追する決議案を採決し、賛成多数で可決した。米共和党のマコネル上院院内総務は、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案が下院で可決されたことを受け、上院は来週弾劾裁判を開始すると発表した。ただ最終的な判決が下されるのはトランプ氏の任期終了後になるとしている。午後の取引は現物価格の下値切り上げから下げ幅を縮小したが、戻りは限定的で30円超の下落で引けた。銀はドル建て現物相場の下落を受けて総じて小幅安となった。前営業日比は、金標準、金ミニが38~32円安、ゴールドスポットが36円安、銀が1・0円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値35550円(前日比-550円)ガソリン先限帳入値47240円(前日比-640円)灯油先限帳入値49970円(前日比-570円)東京石油市場は下落。バイデン次期大統領の会見を控え、海外原油が調整安となったことが国内市場を圧迫している。新たな景気対策案は数兆ドル規模との言及はあったが、発表が近づくなかで内容をめぐる警戒感が高まっているもよう。会見は日本時間の明日9時15分から行われる。円相場が1ドル=103円後半で推移し、前日よりも円安推移していることは支援要因。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。日中取引開始後、原油先限は3万5430円まで軟化。ただ、夜間取引の安値である万3万5380円付近では下げ渋った。本日は石油輸出国機構(OPEC)が月報を公表する。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっていることから需要見通しは下方修正される見通し。事前の報道によると昨年12月の減産遵守率は低下するもよう。午後の石油市場は総じて反落。このところの騰勢に対する修正安。為替は再び104円台に乗せる円安となったものの、前日の海外原油先物が下落したことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引はもみ合いとなっているが、この日のドバイ原油の現物は下落している。主要3油種は、灯油3月限を除き全て下落した。また、原油は引き続きETF絡みの商いの限月移行で期先2本の出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが870~640円安、灯油が900円安~変わらず、軽油は出来ずだが、名目値で900~600円安。原油が890~550円安。中京ガソリンは400円安~変わらず、灯油は510円安~2000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値238.4円(前日比-0.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近高・期先高。寄り付きでは、上海夜間安を背景に期先は軟調に推移したが、期近は供給不安などからしっかりとなった。その後、日中取引の上海ゴムが一時地合いを引き締めたものの、再び軟化したことから、売りがやや優勢となっている。その後も、一目均衡表の雲の下限がある1万4350元付近で戻りを抑えられている。チャート的には、昨年12月30日の安値1万3570元を下抜くと、一段安が見込まれる。ゴムRSS3号の期近は上昇を続けているが、期先の環境は期近と大きく違うようだ。供給不安が解消、もしくは需要減少などの話が出てくると、相場が崩れる可能性がある。午後は終盤に地合いを引き締めたことで、先限を除いてプラスサイドに振れて取引を終えた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は0.6円安~8.0円高、6月限は同0.6円安の238.6円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は27690円(前日比-260円)とうもろこしは、総じて反落。13日のシカゴコーンは期近が続伸したが、高値を離れたことで、とうもろこしは夜間取引から期先が売り優勢。期近5、7月限にその動きが波及し、つれ安となった。先限は夜間取引で2万8070円の高値をつけたが、反落。日中取引の序盤に2万7640円まで下落。いったん下値を切り上げたが、シカゴ夜間取引安から2万7620円まで下落。小口の押し目買いは感じられるが、シカゴコーンの買い過剰感が警戒され、期先中心に利食い売り先行ムードで軟調。先限は2万7600円割れとなると、2万7550円前後まで下落か。午後は戻り鈍く期先11月限とともに200円超の下落で引けた。前営業日比は260円安~330円高。先限は同260円安の2万7690円。


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