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夕刊:2021/01/21

米国新大統領就任で株価も上昇。日経平均株価は29000円間近。大阪金も続伸。オイルは小幅安。

為替

午前中の日経平均株価や時間外取引の米国株先物の上昇を受け、ドル安、円安の地合いとなっている。米大統領の就任式を混乱なく通過し、マーケット全体に安心感が広がっていることが背景。一方で、ドル円は日銀金融政策決定会合の結果公表を前にポジション調整から振幅しており、午前9時45分ごろに103.67円近辺まで強含んだ後、午前10時15分ごろに103.50円近辺まで軟化するという値動きをみせている。豪ドル円や豪ドル/ドルも全体相場の円安、ドル安を受け、強含みの傾向となっている。午前9時30分に豪雇用統計の結果が発表されたが、市場予想に沿った着地となったため、豪ドルの値動きに与える影響は限定的となった。カナダ円は前日のニューヨーク市場終盤につけた81円台後半の安値からじり高となっていたが、82.12円付近を本日高値に上昇一服の様相。米ホワイトハウスから、バイデン大統領が22日にカナダのトルドー首相と電話会談を行うとの発表があり、カナダから米中西部まで原油を運ぶパイプラインの建設認可問題も話し合うとされ、期待感からカナダドルが買われた。ただ、前日高値を上抜ける展開には至っていない。午後のドル円は103円30銭台まで値を落とす展開となった。東証を含めアジアの株式市場が軒並みの上昇。上海総合が5年ぶりの高値を付け、香港ハンセンが3万の大台を突破するなどの動きに、リスク選好のドル売りが広がった。ドル円は朝方ややしっかりの展開で103円67銭まで。103円台半ばからの売りに慎重な姿勢が見られたことで短期筋の買い戻しを誘った。もっとも戻りは鈍く103円50銭台でもみ合いになると、午後からはドル全面安の動きに押された。ユーロドルは昨日海外市場で1.2070台を付けたが、すぐに1.21台に戻すと1.21ちょうど前後でのもみ合いと、下げ渋りが見られたことで東京市場ではユーロの買い戻しが優勢に。昼前に1.2130台を回復。午後は高値圏もみ合い。午前中はドル円のいったんの買いと、ユーロドルの上昇にしっかりとなったユーロ円。昼前に125円60銭台を付ける動きも、午後はドル円の下げに125円40銭割れまで。日銀金融政策決定会合は金融政策の現状維持を決定。企業への貸し出し増加を支援する金融機関向けの資金供給策の期限を1年間延長し来年6月末までとした。展望レポートでは2020年度の成長見通しを引き下げた。総じて想定内の内容で、発表後の反応は目立たず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比233.60円高の28756.86円。前引けの日経平均株価は前営業日比204円22銭高の2万8727円48銭と反発。東証1部の売買高概算は6億522万株、売買代金概算は1兆2942億6000万円。値上がり銘柄数は1301、対して値下がり銘柄数は773、変わらずは116銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株高を受け広範囲に買い戻され、日経平均は反発した。14日につけた昨年来高値を上回った水準で着地している。米国バイデン新政権が発足し、米追加経済対策など財政出動への期待からリスクを取る動きが強まっている。ただ、昼ごろに明らかとなる日銀の金融政策決定会合の結果を控え、積極的に上値を買う動きも限定的で買い一巡後は伸び悩んだ。半導体関連株に利益確定の売りが目立ち全体相場の上値を押さえる格好となった。売買代金は1兆3000億円近くに達するなど賑わいをみせている。午後は米株高を受けて高寄りすると、その後はプラス圏でのもみ合いとなった。前日の米国株式市場で主要3指数が最高値を更新したことなどから買いが先行した。25日移動平均線のからのかい離率は4.65%前後に拡大しており、過熱感の高まりもあって、高寄り後は上値を伸ばしにくい展開となった。

貴金属

金先限帳入値6239円(前日比+51円)銀先限帳入値86.9円(前日比+1.1円)白金先限帳入値3681円(前日比+22円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて総じて堅調となった。バイデン氏が第46代米大統領に就任するなか、リスク選好のドル安となったことが支援要因になった。米政権の大規模な景気刺激策で景気回復期待が強く、ドル安・株高となった。バイデン氏は就任演説で団結を強調し、「われわれは民主党と共和党、都市部と地方、リベラル派と保守派の無意味な戦いを終わらせなければならない」と訴えた。イエレン次期米財務長官が、上院財政委員会の承認公聴会で、新型コロナウイルス危機の克服を最優先し、積極的に取り組む決意を表明したことも支援要因である。ドル安・インフレ見通しから金の買いが続くかどうかを確認したい。午後の取引は現物相場が一段高となったことで上げ幅を拡大し、先限を含む複数の限月が50円超の上昇で引けた。銀もニューヨーク高を受けて期中中心に4本が上昇。先限は終盤に再上昇し、86.9円で今日の高値引け。前営業日比は、金標準、金ミニが46~62円高、ゴールドスポットが58円高、銀が0.3円安~1.5円高。

石油

原油先限帳入値35220円(前日比-390円)ガソリン先限帳入値46910円(前日比-390円)灯油先限帳入値49370円(前日比-430円)東京石油市場は下落。バイデン新政権の景気対策を期待した買いが一巡し、利益確定の売りが優勢となっている。円相場が1ドル=103円半ばで前日よりも円高・ドル安推移していることや、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油や石油製品の在庫が増加したことも重し。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。日中取引開始後、原油先限は3万5100円まで下落。ただ、夜間取引のレンジ内を維持している。米国の中心的な石油・ガス業界団体のAPIは、バイデン新政権によるキーストーンXLパイプラインの建設許可取り消しを後戻りだと批判した。許可取り消しが米経済の回復を妨げるほか、北米のエネルギー安全保障や、カナダとの関係を損ねると指摘している。午後は総じて反落。為替がドル=103円台前半までさらに円高に振れるなか、前日の海外原油先物が反発したものの、すでに堅調だった前日の国内大引け時点の夜間取引と大差なく、この日のアジアの時間帯の夜間取引も弱含みに推移していることで上値が重くなった。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種の下げ幅は大きくないが、約定した限月はすべてマイナス引けした。国内夜間取引の前半まではそれまでの戻り基調を継続していたが、そこでこの日の高値を付けた後は反落基調となった。前営業日比は、ガソリンが470~280円安、灯油が510円安~変わらず、軽油は出来ずだが、名目値で400円安~変わらず。原油が390~20円安。中京ガソリンは300円安~変わらず、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値241.9円(前日比+3.8円)TSR20先限帳入値 出来ず。ゴムRSS3号は、堅調。寄り付きは、20日の上海夜間が小幅安となったことや円高を受けて、売りがやや優勢となった。だが、日中取引の上海ゴムが総じて買い優勢となると、軒並みプラスサイドに転じた。先限は、一時235.1円と最近のレンジの下限に接近したものの、同水準で下げ渋ると、日中取引の上海ゴムが買い先行となったことで、240.6円まで戻している。依然として235~245円前後を中心としたレンジ相場となっている。現状、ゴム独自の相場を動かすような新規材料も見当たらないことから、しばらくはレンジ相場が継続しそうだ。午後は日中取引の上海ゴムが買い先行となると、軒並みプラスサイドに転じ、終盤は一段高となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は1.4~4.5円高、6月限は同3.8円高の241.9円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は27240円(前日比-340円)とうもろこしは、軒並み下落。夜間取引の急落でテクニカル要因の悪化が警戒され、序盤は期中から期先が400円超の下落で推移。先限は一時500円超の下落となった。20日の取引で軟調に引けたシカゴコーンが夜間取引で反発したことから、下げ幅を縮小したが、戻りは限定的。先限は夜間取引で2万6890円まで急落。日中取引は2万7060円で下げ渋り、2万7290円まで戻したが、2万7200円台前半に再度、軟化。昨夜、2万7000円割れまで値を崩したことで、押し目買いには慎重姿勢が伺える。シカゴ夜間取引が7セント高の急反発となったが、安もちあい状態が続き、軟調に引けた。期近3月限は出来高は3枚だったが1000円安。前営業日比は1000~20円安。先限は同340円安の2万7240円。


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