夕刊:2021/01/25

週明け日経平均株価は反発でスタート。大阪金は軟調。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場は材料難のなかで全般に株価にらみの展開となっている。オセアニア市場では前週末のニューヨークと同水準でもみ合いとなっていたが、日経平均株価や時間外取引の米国株先物の上昇を受け、午前10時台まではドル安、円安傾向となった。ただ、午前11時台に入るとその動きは一服。なお、ドル円は103.89円近辺まで上昇し、前週末22日の高値に並んだが、高値更新や104円台の回復には至っていない。NZドルが堅調。NZドル円は74.75円付近まで、NZドル/ドルは0.7201ドル付近まで強含んだ。ニュージーランド政府が朝方、前日に新型コロナウイルスへの感染が報告された隔離終了後の帰国者1人について、南アフリカ由来の変異種に感染したと公表した。ただ、市中感染はみられないとしており、NZドル売りにはつながっていない。メキシコ円はもみ合い。メキシコのロペスオブラドール大統領が新型コロナウイルスに感染したと報じられたが、症状は軽いとされ、マーケットに与える影響は限定的のようだ。午後のドル円は103円70銭台での狭いレンジでもみ合いとなった。朝からのレンジは20銭となっており、動意に欠ける展開が一日続いている。ユーロドルも1.21台後半でのもみ合いが続いており、主要通貨は軒並み様子見ムード。米追加経済対策期待が継続しており、日経平均をはじめとしてアジア株全般に上昇が見られるなど、リスク選好の動きが優勢も、為替市場の反応は限定的。新規材料に欠けるだけに、週初のアジア市場で積極的に仕掛ける動きが見られず。リスク選好の動きの中で、先週末は堅調な動きを見せたクロス円も、週明けは落ち着いた動きとなっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比190.84円高の28822.29円。前引けの日経平均株価は前営業日比135円98銭高の2万8767円43銭と反発。東証1部の売買高概算は5億3861万株、売買代金概算は1兆342億6000万円。値上がり銘柄数は1384、対して値下がり銘柄数は709、変わらずは92銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は総じて買い優勢の展開となり、日経平均は反発に転じた。今週は企業の決算発表が本格化するほか、FOMCなどが予定されているが、足もとは先高期待が強い。日経平均は朝方こそ売り買いが交錯し前日終値を下回る場面もあったが、中盤以降は次第に買いが厚くなった。半導体関連の一角が買われ全体相場を牽引する形となっている。前場の売買代金は1兆円を上回った。午後はプラス圏で推移した。一時下げに転じたものの、すぐに切り返してプラス圏に転じるなど、底堅い動きを見せた。上昇したことで、25日移動平均のからのかい離率は4.28%前後に拡大している。

貴金属

金先限帳入値6182円(前日比-24円)銀先限帳入値85.4円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3650円(前日比-20円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて小幅安。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、小幅高となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀も戻りを売られて小幅安となった。1月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合指数が47.5となり、前月の49.1から大きく低下した。新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)でサービス部門が大きな打撃を受けた。リスク回避の動きを受けて金は軟調となった。一方、1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は59.1と、昨年12月の57.1から上昇し、2007年5月以来13年8カ月ぶりの高水準となった。ニューヨーク市場でドル高が一服すると、金は下げ一服となった。米上院財政委員会は22日、イエレン前連邦準備理事会(FRB)議長の財務長官への指名を全会一致で承認した。米上院本会議での採決は今夜、行われる見通しであり、承認されるとみられている。午後に入ると、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。銀も戻りを売られて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが24~12円安、ゴールドスポットが17円安、銀が0.2円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値34950円(前日比+40円)ガソリン先限帳入値46400円(前日比-120円)灯油先限帳入値49150円(前日比-70円)午前の東京石油市場は小動き。先週末の海外原油は下落したものの、下値が限られたことから国内市場の動意は鈍い。米エネルギー情報局(EIA)の週報はあまり材料視されていない。円相場が1ドル=103円後半で円安・ドル高推移していることは支援要因。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。ブルームバーグの調査によると、24日時点で米国の新型コロナウイルスのワクチン接種率は6.82%まで上昇した。英国では10.21%と大台にのせている。その他の主要国では、ドイツが1.96%、イタリアが2.28%、フランスが1.58%と依然として低水準。午後は油種間でまちまち。原油は総じて小幅高、ガソリン、灯油は総じて小幅安。為替がドル=103円台後半のもみ合いとなるなか、22日の海外原油先物は下落したが、すでに22日の国内大引け時点の夜間取引が下落していたことであまりインパクトはなく、比較的小幅な値動きとなった。また、この日のドバイ原油の現物は小じっかりと推移している。主要3油種では、総じて小幅に原油高の製品安の値動きとなり、クラックスプレッド(製品と原油のサヤ)が総じて小幅に縮小した。前営業日比は、ガソリンが120円安~変わらず、灯油が90円安~30円高、軽油が出来ず、原油が変わらず~60円高。中京ガソリンは240円安~変わらず、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値230.0円(前日比-8.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近2、3月限が小高く、期先3本は上海安を映し軟調。寄り付きは、22日の上海夜間の下落を受けて、売りがやや優勢となった。売り一巡後は、2、3月限は小高く推移し、期先3本は売り物がちの展開となっている。本日、納会を迎える1月限は出来ず。昨年12月限の納会値は292.0円だったが、現時点の1月限の価格は337.9円となっており、45.9円もの上ザヤとなっている。ただ、ラニーニャ現象の影響による樹液採取作業(タッピング)の障害や新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ゴム従事者が減少していることから、今後、供給はタイトになるとみられ、納会で大崩れの可能性は低そうだ。ポイントは、2月限がどこまで1月限にサヤ寄せするかとなりそうだ。先限は終盤にかかる午後2時半頃から下げ足を速めた。229円まで下落し、最近のレンジ相場を下放れた。1月限は3.0円安の335円で納会。TSR20は出来ず。ただし帳入値は7.0円安~1.0円高。     

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は26240円(前日比-710円)とうもろこしは、総じて続落。22日のシカゴコーンの急落から2番限以降が3ケタ期先の下げが目立ち、期先3本は500円超の下落で推移。先限は下値を切り上げ、序盤で2万6390円まで戻した。その後、2万6300円を挟んでもみ合った後。午前10時過ぎに2万6400円台に乗せ、2万6430円まで戻した。ここまで日足は3日連続の陰線状態となり、チャートは弱気に傾きつつある。ファンダメンタルズが強気なシカゴ大豆が期近3月限が夜間取引で1310セント割れで続落で推移していることからコーンのつれ安を警戒すべき場面。午後は期先11月限とともに一段安。先限は2万6120円まで値を沈めた。安値を放れたが11月限とともに700円超の下落で引けた。前営業日比は730~360円安。先限は同710円安の2万6240円。


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