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夕刊:2021/03/08

オイルは4桁高で上昇勢い強し。日経平均株価は軟調。貴金属はしっかり。

為替

外為市場は全般的に前週末のクローズに比べてややドル安・円安の水準にあるものの、方向感に欠ける展開になっている。週明けの債券市場で米国債利回りが不安定な値動きとなっていることが背景にあり、これを受けて時間外取引の米国株先物も上げ幅を縮小する場面がみられ、日経平均株価が一時大幅高になったにもかかわらず、リスク選好のドル安や円安は限定的となっている。豪ドル/ドルは0.7700ドル付近、豪ドル円は83円台半ばで小動き。7日発表の中国2月貿易収支は好結果となったが、豪ドル買いの動きは限定的。中国外相の「海警法は国際法に完全に合致」、「米国に内政干渉しないよう警告」などの発言も伝えられており、中国の全国人民代表大会が開会中であることから、引き続き警戒されている。午後の東京外為市場で、ドル円は108円台前半でのもみ合いが続いた。昼前にドル高が強まる局面で108円49銭を付ける場面が見られたが、上昇はそこまで。その後調整が入る展開に。米雇用統計の好結果を受けて先週末一時108円60銭台まで上昇も、上値はそこまで。その後は108円台前半に値を落としてもみ合いとなっており、ここからの上値追いには慎重な姿勢が見られる。もっともドル全面高基調が続く中、下がると買いが出る展開。ユーロドルは1.1910台での推移。午前中にドル高基調が強まる中で1.1930手前から売りが出たユーロドルは、昼過ぎに1.19割れまで値を落としたが、その後安値から若干買い戻しが出ている。昼前のユーロの下げに129円30銭台から129円割れまで値を落としたユーロ円も、少し調整が入っているが、戻りは限定的で129円00銭台での推移に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比121円安の28743.25円。前引けの日経平均株価は前営業日比61円71銭高の2万8926円03銭と反発。東証1部の売買高概算は8億767万株、売買代金概算は1兆4660億2000万円。値上がり銘柄数は1341、対して値下がり銘柄数は736、変わらずは117銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウなど主要株指数が反発したことを受け買い戻しが優勢となった。注目された2月の米雇用統計は雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回り、景気回復期待が一段と強まる一方、米長期金利の上昇を警戒する動きもくすぶっている。ECB理事会やFOMCなどを控え、この結果を見極めたいとの思惑から積極的な買いも入りにくい状況で、前場終盤になって上げ幅を縮小している。なお、値上がり銘柄数は全体の6割を占め、売買代金は1兆4600億円台と活況。午後は上げ幅縮小から下げに転じた。上昇したところでも25日移動平均線(8日時点、29,323.61円)までは戻せず、その手前の一目均衡表の基準線(8日時点、29,172.16円)に上値を抑えられるなど、上昇の動きが継続しにくくなっている。

貴金属

金先限帳入値5948円(前日比+45円)銀先限帳入値90.9円(前日比+1.9円)白金先限帳入値3955円(前日比+68円)パラジウム先限帳入値 できず金、銀は反発。金はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、上げ一服となったが、ドル建て現物相場の押し目を買われたことから堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となった。2月の米雇用統計が事前予想を上回り、ドル高に振れたが、米国債の利回り上昇が一服すると、ドル高が一服した。米雇用統計は非農業部門雇用者数が37万9000人増と、事前予想の18万2000人増を上回った。失業率は6.2%と1月の6.3%から低下した。ただ職探しをあきらめた人もおり、数字は見た目ほどよくないとみられている。米10年債利回りは一時1.625%と昨年2月以来の高水準となったが、上昇が一服した。先物市場でファンド筋が売り方に転じており、買い戻す動きが出ると、利回り上昇は一服するとみられる。米上院で追加経済対策法案が可決された。米下院に戻され、9日に採決される。米大統領の署名を経て成立する見通しであり、リスク選好の動きが戻るかどうかも当面の焦点である。午後に入ると、ドル安一服を受けて上げ一服となった。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが43~55円高、ゴールドスポットが42円高、銀が1.1~2.1円高。

石油

原油先限帳入値44700円(前日比+2080円)ガソリン先限帳入値57230円(前日比+1910円)灯油先限帳入値57980円(前日比+1970円)東京石油市場は急伸。多くの限月が2000円超の上げとなっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスが4月も減産規模をほぼ維持することで過剰在庫の減少ペースが早まると想定されているほか、イエメンの武装勢力であるフーシ派がサウジの石油関連施設が集中する地域を攻撃したことが相場を押し上げている。続報は乏しく、サウジの被害は限定的だったようだが、フーシ派による攻撃が最近強まっていることが警戒されている。円相場は1ドル=108円半ばで推移し、先週末からの円安・ドル高水準を維持。週明けの米長期債利回りは1.59%付近で推移し、前週比で2BPほど上げている。景気回復期待が根強いほか、原油相場の一段高でインフレ懸念が高まりつつある。石油市場は大幅続伸。為替が1ドル=108円台前半でやや円安に振れるなか、5日の海外原油先物が大幅続伸して、さらに週明けのアジアの時間帯の夜間取引でも急伸してさらに一代高値を更新する展開となっていることに支援された。またこの日のドバイ原油の現物も急騰している。主要3油種では、この日も軒並み2000円内外の急伸幅となり、全限月がさらに一代高値を更新した。また、この日も原油の期先2本にETF絡みとみられる限月移行の商いが入り出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが1800~2150円高、灯油が1970~2180円高、軽油は出来ずだが、名目値で1900~2400円高。原油が1720~2250円高。中京ガソリンは変わらず~2720円高、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値270.9円(前日比+1.0)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、上海夜間が大幅高となったうえ、原油高や株高などの強材料が重なったことを受けて、買いが先行する展開となっている。ただ、買い一巡後は、やや上げ幅を削っている。ゴムRSS3号先限は、上海夜間高や株高を受けて、一時279.0円まで水準を引き上げた。だが、節目の280円の手前では、売り物も多く、上げ幅を削っている。日中取引の上海ゴムがしっかりとした動きを見せる中での下落であり、ゴムRRS3号市場は、少し買われ過ぎているようだ。ただ、先週の値動きをみると、下値は260円付近でしっかりとなっていることから、目先、270円付近を中心にもみ合いながら、上値を探る展開となりそうだ。午後は値を下げる場面はあるも先限は270円台をキープして終える。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は30200円(前日比+720円)とうもろこしは、続伸。シカゴコーンの上昇や、円相場が1ドル=108円台前半の円安に振れたことを受けて買い優勢で始まった。序盤の買いが一巡すると、上げ一服となったが、押し目は買われて堅調となった。とうもろこしは堅調。先限は2月26日以来の高値3万0250円を付けた。シカゴコーンが南米の天候不順を受けて上昇したことに加え、円相場が1ドル=108円台前半の円安に振れたことが支援要因になった。また米上院で追加経済対策法案が可決され、週明けに株高・ドル安とリスク選好の動きとなった。米国債の利回り上昇に対する懸念が残るが、リスク選好の動きが続くと、シカゴコーンの支援要因になりそうだ。7・9・11月限の3本が一代高値を更新した。また先限が再び3万円台を回復した。前営業日比は変わらず~790円高。先限は同720円高の3万0200円。


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