朝刊:2021/01/06

ダウは昨日の下げからしっかり反発。ゴールドも続伸。オイルも大幅反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は102円台での下値模索を続け、下値警戒感を強める動きがみられた。前日は102.70円付近まで下落し、昨年12月の安値を一時下回っていたが、103円台に戻していた。102円台の下値を試す動きが続いたこともあり、103円台を維持できるか注目されたが、現在までの動きを見た限りではドル円の方向感は下のようだ。一時102.60円近辺まで下落。ドル安バイアスは衰えることはなく、ドル円を再び102円台に落としている。この日発表のISM製造業景気指数が予想外の強い内容となったものの、ドル円の買いの反応は一時的で、次第に103円が強い上値抵抗に変化している様子もうかがえる。本日は米ジョージア州の2名の上院議員の決選投票に注目が集まっている。情勢は五分五分といったところだが、現在確定している米上院の議席は共和党が50、民主党が48となっている。共和党が2名もしくは1名当選すれば、共和党が上院で過半数を獲得する。民主党が2名当選すれば、議席は同数となるが、議会で投票が二分した場合はハリス次期福大統領が上院議長として決定票を投じることから民主党に有利に働く。もし、共和党が勝利し、ねじれ議会になった場合、税制改正や財政拡大策、インフラ投資などバイデン次期政権および、民主党が押し進めようとしている政策の実現性が不安定になるとみられている。為替市場のシナリオは様々出ているが、民主党が2議席を確保した場合、バイデン政権の財政赤字拡大策とインフレ期待の高まりからドル安シナリオを見込む声が多い。ただ、共和党でもドル高を見込む声は少数派となっている。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比167ドル71セント(0.6%)高の3万0391ドル60セントで終えた。終値はナスダック総合指数が120.51高の1万2818.96、S&P500が26.21高の3726.86。前日のダウ平均は一時700ドル超下落するなど年始から売りが強まったが、その反動もあって、きょうは買い戻しが先行して始まった。しかし、上値での戻り売り圧力もあり下げに転じる場面もみられた。感染拡大が一向に収束をみせず、欧州では都市封鎖を延期する動きも出る中で、景気の先行き不安が高まっている。ただ、全般的には景気回復への期待感は強く、下値では押し目買い意欲も強いようだ。この日発表のISM製造業景気指数が予想外に強い内容となったこともフォローとなった。本日は米ジョージア州の2名の上院議員の決選投票に注目が集まっている。情勢は五分五分といったところだが、現在確定している米上院の議席は共和党が50、民主党が48となっている。共和党が2名もしくは1名当選すれば、共和党が上院で過半数を獲得する。民主党が2名当選すれば、議席は同数となるが、議会で投票が二分した場合はハリス次期福大統領が上院議長として決定票を投じることから民主党に有利に働く。もし、共和党が勝利し、ねじれ議会になった場合、税制改正や財政拡大策、インフラ投資などバイデン次期政権および、民主党が押し進めようとしている政策の実現性が不安定になるとみられている。また、明日の米大統領選の上下両院合同会議での選挙人投票の集計も注目される。バイデン氏の勝利が覆される可能性は低いとみられているものの、流動化するリスクは意識しているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が7.7~8.2ドル高、中心限月の2月限が7.8ドル高、銀が27.7~29.1セント高、中心限月の3月限が27.6セント高。金2月限は続伸。時間外取引では、米ジョージア州の上院選の決選投票を控えて上げ一服となったが、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引では、予想以上の米ISM製造業景気指数を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になったが、株高から押し目は買われ、昨年11月9日以来の高値1957.0ドルを付けた。ドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金に買いが入った。銀3月限はドル安や金堅調などを受けて買い優勢となり、昨年9月16日以来の高値2785.0セントを付けた。ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では1938.4~1954.6ドルのレンジで推移、前日比5.9ドル高の1952.5ドルとなった。2月限は安寄りしたのち、米ジョージア州の上院選の決選投票を控えて上げ一服となったが、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引は、買い優勢で始まったのち、予想以上の米ISM製造業景気指数を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。ただ株高から1941.8ドルで押し目を買われると、序盤の高値を上回り、昨年11月9日以来の高値1957.0ドルを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反発した。WTIで期近の2月物は前日比2.31ドル(4.9%)高の1バレル49.93ドルで終えた。終値の前営業日比は、期近2限月が前日比2.25~2.31ドル高。その他の限月は1.18~2.17ドル高。前日合意できなかった石油輸出国機構(OPEC)プラス会合だが、この日サウジアラビアの自発的な大幅減産で2~3月に全体として増産しないことが決定したことで、再び噴き上げる展開となった。これにより前日のイランによる韓国船籍のタンカー拿捕や、濃縮ウランの製造再開などの強材料も再びクローズアップされた。期近2月限は50ドル台に乗せたが、期近の50ドル台乗せは昨年2月26日以来。期近2月限は、アジアの時間帯の時間外取引では47ドル台前半で軟調に始まったが、結局この時に付けた47.24ドルがこの日の安値となり、その後は戻す展開となり、欧州の時間帯の時間外取引では48ドル台に乗せた。その後米国の時間帯には急騰して、一気にこれまでの高値を抜けて50ドル台に乗せた。高値は50.20ドルまであった。その後は50ドルの節目を挟んだもみ合いとなっている。この日OPECプラスが合意に達したのは、サウジアラビアだけが大幅減産を担う一方、残りの参加国は生産を据え置くか小幅に引き上げて、全体として増産しないというもの。サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は5日、2~3月に自発的に日量100万バレル減産することを明らかにした。一方、その期間ロシアは同6万5000バレル、カザフスタンが同1万バレル増産することが認められた。決裂した前日の協議では、ロシアとカザフスタンがOPECプラスとしての減産規模を2月も日量50万バレル縮小するよう主張、他の産油国は現行水準の据え置きを求めていたという。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて堅調。終値の前営業日比は3.00~8.25セント高。中心限月の期近3月限は8.25セント高の492.50セント。大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は18.00~34.00セント高。中心限月の期近3月限は34.00セント高の1347.00セント。全限月が一代高値を更新した。大幅高となった大豆に歩調を合わせた。また、引き続きアルゼンチン産地での乾燥とこれを受けた生育不良懸念、そして同国での輸出停止に対する懸念が買いを支援した。ただ、連日、一代の高値を更新した後で買い警戒感が強まり、前日には調整色の強い足取りを展開していたこともあって高値を離れた。この日は期近の主要限月は一代の高値を更新するには至らなかったが、堅調に引けた。期近3月限は485セントで寄り付き、その後、アジアから欧州の時間帯序盤までは483.50~485セントのレンジ内でのこう着状態となった。欧州の時間帯に地合いを引き締めて480セント台後半に値を伸ばしながらも489セントを超えると売り直されていたが、シカゴの時間帯を迎えると大豆市場が地合いを引き締めるに伴って買いの手が広がったことで値位置を切り上げて490セントの節目を突破。


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