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朝刊:2021/01/13

オイルは昨年の2月以来の高値。ダウは反発。ゴールドは反落。

NY為替

きょうのNY為替市場、終盤に入ってドル安が強まり、ドル円は103円台に下落した。米株式市場でダウ平均がプラスに転じてたほか、米国債利回りが序盤の上げを失い、下げに転じたことでドル円も戻り売りに押された格好。午後の米10年債入札が好調だったこともきっかけとなったようだ。市場の一部からは、この4日間、ドルは買い戻しを強めたが、その過程でポジション調整の初期段階が完了した可能性があるとの指摘も出ている。ドルショートは昨年末に10年来の水準まで積み上がっていたが、それもだいぶ解消されつつあるという。過剰感はまだ残っている可能性はあるものの、圧力はだいぶ緩和され、ドル買い戻しの余地が狭まりつつあるとも指摘した。ドル円は104円台半ばの水準を何度か試す動きが見られたものの、上値を拒まれている。市場のドル安期待は根強く、ドル円の上値では実需筋などの売りが旺盛に出るようだ。ドル円は21日線を突破し、反転の兆候が出ているが、ドル買い戻しによるもので円安ではない。持続可能かどうかは議論の余地があるとの指摘も聞かれた。長期的なトレンドはなお下向きであることから、現段階では自律反発の域を出ないという。今後、ドル円の方向感に影響を与えるとすれば、感染拡大による短期的な先行き不安と、長期的なワクチンへの楽観主義との間の綱引きになるという。次の大きな動きは、恐らくその争いがどのように進展するかに依存するという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比60ドル00セント(0.2%)高の3万1068ドル69セントで終えた。終値はナスダック総合指数が36.00高の1万3072.43、S&P500が1.58高の3801.19。終盤にかけプラス圏に浮上した。今週末の大手銀を皮切りに決算発表が始まるが、それを前にしたポジション調整も見られ、前半のダウ平均はマイナス圏に下落する場面も見られた。バイデン次期政権の財政拡大策やワクチンへの期待で米株式市場は、銀行やエネルギー、産業などパンデミックで落ち込んだセクターを中心に買い戻しが強まり、最高値を更新していたが、ここに来てその動きも一服。ただ、下押す動きまでは見られず、下値では押し目買いも断続的に出る中、ダウ平均も後半になってプラスに転じた。民主党がトランプ大統領の弾劾に向けた動きを活発化させている。共和党からは反対の意見も聞かれ、成立は難しいと見られているが、市場はそれによって追加経済対策の実施に遅れが出るのではとの懸念が出ている。しかし、遅れたとしても、数カ月単位の話ではなく、数日か数週間程度の話で問題はないとの指摘も聞かれた。10-12月期決算についてはS&P500企業で前年比9.8%の減益が現段階では見込まれている。ただ、2021年には前年の反動もあり急回復が予想されており、1-3月期は16.4%の増益が見込まれているようだ。10-12月期の大幅減はすでに織り込み済みで、1-3月期以降の急回復の期待を裏付けるヒントが出てくるかが、今回の決算のポイントとなりそうだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続伸。終値の前日比は、金が7.2~6.6ドル安、中心限月の2月限が6.6ドル安、銀が14.5~16.3セント高、中心限月の3月限が15.1セント高。金2月限は反落。時間外取引では、押し目を買われて堅調となった。日中取引では、ドル安一服を受けて戻りを売られたが、売り一巡後は地合いを引き締めた。金利の付かない資産である金が売られた。午後に長期金利が伸び悩むと底堅く推移した。銀3月限は押し目買いが入ったのち、金反落に上値を抑えられた。ニューヨーク金2月限は反発。時間外取引では1841.0~1864.0ドルのレンジで推移、前日比8.9ドル高の1859.7ドルとなった。2月限は安寄りしたのち、押し目を買われて堅調となった。日中取引は、ドル安一服を受けて戻りを売られると、時間外取引の安値を割り込み、1835.8ドルまで下落した。売り一巡後はドル安再開を受けて地合いを引き締めた。押し目を買われる場面も見られたが、リスク回避のドル高が警戒されるなか、戻りは売られた。ただ中長期の景気回復期待からドル安が再開すると、地合いを引き締めた。ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2500.0~2574.5セントのレンジで推移し、前日比22.6セント高の2551.0セントとなった。3月限は安寄りしたのち、押し目を買われたことや金堅調を受けて買い優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は6日続伸した。WTIで期近の2月物は前日比0.96ドル(1.8%)高の1バレル53.21ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.96~0.97ドル高。その他の限月は0.16~0.96ドル高。新型コロナウイルスの流行が収まらず、世界的に経済活動が正常化する時期は見えていないものの、足元の需給悪化をサウジアラビアが減産で食い止める方針であるうえ、ワクチン接種の拡大による流行の抑制が根強く期待されていることが相場を押し上げた。今週、バイデン新政権が数兆ドル規模の景気対策案を公表する予定であることも前向きな流れを後押しした。ただ、調査会社ペトロ・ロジスティクスが昨年12月の石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産遵守率が75%まで低下したと発表したことは重し。減産遵守率は現行の減産目標が設定されてからの最低水準となったもよう。米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報では、米国の需要見通しが下方修正された。2021年は従来の日量1979万バレルから同1951万バレルに引き下げられた。2021年の米原油生産見通しは日量1110万バレルで据え置き。2022年は日量1149万バレルと、生産量は順調に回復しない見通し。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が大幅反発。終値の前営業日比は1.50~25.00セント高。中心限月の期近3月限は25.00セント高の517.25セント。大豆は期近の主要限月は大幅反発。終値の前営業日比は16.25セント安~47.50セント高。中心限月の期近3月限は45.75セント高の1418.25セント。期近3限月が値幅制限(ストップ高)いっぱいまで値を切り上げて取引を終える高騰となった。米農務省(USDA)発表の月例需給報告において20/21年度の期末在庫率予測が引き下げられたことを受けた需給引き締まり懸念が買いを促す要因となった。また、需給にひっ迫懸念が強まった大豆の急騰も強気材料視された。3月限はUSDA月例需給報告発表後は高値に張り付いたまま取引を終了。翌13日の取引では値幅制限は40セントまで引き上げられる予定。この日、3月限は491.50セントで取引を開始。その後のアジア~欧州の時間帯にかけての時間外取引では、米農務省(USDA)発表の月例需給報告待ちのため様子見ムードが強まったことから489.25~494セント台での高下にとどまった。


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