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朝刊:2021/01/20

休場明けはダウは反発。ゴールドもしっかり。オイルも反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でリスク選好の雰囲気が広がる中、為替市場はドル安が優勢となった。ただ、ドル円は円安が下支えし、104円台に戻す場面もみられた。104円台前半には強い上値抵抗が観測される中、目先は今月高値の104.40円が意識される。きょうは米国債利回りが上昇し、インフレ期待を示すブレークイーブン・レートは10年物で一時2.112%まで上昇し、2018年10月以来の水準まで上昇した。バイデン次期大統領は1.9兆ドル規模の追加経済対策を提案しており、市場のインフレ期待は強い。一方、米株が伸び悩んだこともあるが、ドル円は104円台に入ると上値が重くなる。足元の感染拡大は依然として収束の気配を全く見せていないものの、市場は、今後ワクチンの展開が進むにつれて下期の景気回復への期待を強めている。リスク回避のドル需要は減少が期待されている中、ドル円の上値に積極的にはなれないようだ。きょうは次期米財務長官に指名されているイエレン前FRB議長の米上院財政委員会での指名公聴会が実施され、「米企業の競争力を上げるためのドル安は望まない」と述べていた。また、財政については「安定させる必要があるが、いまは支援が最優先」としている。中国については最も重要な戦略的競争相手としたうえで、「不公正な慣行に対応する準備がある」と厳しい姿勢を示していた。人権侵害にも言及。ただ、市場はある程度、想定範囲内であったこともあり、大きな反応は見られなかった。ユーロドルは買い戻しが優勢。前日は1.2055ドル付近まで下落していたが、きょうは一時1.2145ドル付近まで上昇。目先はフィボナッチ38.2%戻しの水準が1.2165ドル付近に来ており意識される。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前営業日である15日に比べ116ドル26セント(0.4%)高の3万0930ドル52セントで終えた。前日比は、ナスダック総合指数が198.68高の1万3197.18、S&P500が30.66高の3798.91。先週は3連休を前に調整の動きが出ていたが、連休明けのきょうは買いが先行して始まった。ダウ平均は一時272ドル高まで上昇する場面が見られたものの、買いが一巡すると伸び悩む動きが出ていた。市場は、今後ワクチンの展開が進むにつれて下期の景気回復への期待を強めており、株式市場のモメンタムは強い。しかし、今後、決算が本格化して来る中で、下期の景気回復期待を裏付けるヒントが何か出るか期待している面もあり、上値に慎重になっているようだ。ただ、市場からは調整リスクはあるものの、弱気相場入りの可能性は低く、押し目買いを推奨する声も聞かれる。きょうは次期米財務長官に指名されているイエレン前FRB議長の米上院財政委員会での指名公聴会が実施された。イエレン氏は雇用に焦点を置く姿勢を強調したほか、大胆な行動が必要との認識を示した。財政については「安定させる必要があるが、いまは支援が最優先」としている。中国については、最も重要な戦略的競争相手としたうえで、「不公正な慣行に対応する準備がある」と厳しい姿勢を示していた。人権問題にも言及していた。ただ、市場はある程度、想定範囲内であったこともあり、大きな反応までは見られていない。ダウ採用銘柄ではアメックスやボーイングが指数をサポートしたほか、シェブロン、3M、マイクロソフト、セールスフォースが堅調。一方、ゴールドマンが下落したほか、ウォルグリーン、ナイキが軟調。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発した。終値の前日比は、金が8.5~10.3ドル高、中心限月の2月限が10.3ドル高、銀が44.8~45.4セント高、中心限月の3月限が45.4セント高。金2月限は反発。ドル安が支援材料。ドルは対円では堅調に推移したが、対ユーロで下落したことから買い優勢となった。15日に大幅安となったが、米国が祝日の18日に時間外取引で小反発。19日のアジア~欧州市場でも堅調な値動きを継続した。19日の日中取引開始後、ドル安ムードから買い戻され、上げ幅を拡大した。上げ幅を縮小したが、ドルの反発力の弱さ、米10年債の利回り上昇が一服していることから10ドル以上の上げ幅を維持して引けた。米中間の緊張、世界的に新型コロナウイルス感染拡大などを強材料にリスクヘッジから金を買う動きは根強いとみられるが、19日は主要な米経済指標の発表がなく、20日にバイデン新大統領の就任式を控え、慎重にならざるえない環境。それ故、買い戻し主導の自律反発にとどまる動きだった。ドルの代替投資先とされる金先物に買いが入った。銀3月限は反発。ドル安を背景に買いが先行し、19日の時間外取引で50セント以上の上げ幅を維持して推移。日中取引開始後は金が上げ幅を縮小で上値が抑えられたが、15日の下げ幅の半分程度の戻り幅を維持して引けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の2月物は前営業日の15日に比べ0.62ドル(1.2%)高の1バレル52.98ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.56~0.62ドル高。その他の限月は0.09ドル安~0.54ドル高。バイデン新政権の発足を控えて堅調に推移した。すでに発表されている第1弾の景気対策のほか、第2弾の景気対策への期待が根強いなかで買いが優勢だった。イエレン新財務長官によると、第2弾はインフラ投資を含む米競争力強化を目指す内容となる見通しであるうえ、バイデン次期大統領はパンデミック下での増税を望んでいないとも語り、短期的な増税懸念は払拭された。年明けをピークとして世界的な新型コロナウイルスの流行が若干落ち着きつつあることも支援要因。日々の感染者数は引き続き高水準だが、米国や英国、ドイツなどでは流行がやや下火となっている。1日あたりの死者数の伸びも鈍化した。ただ、イスラエルやアラブ首長国連邦(UAE)を除くと、各国のワクチンの接種率は10%未満であり、集団免疫の獲得は視野に入っていない。国際エネルギー機関(IEA)は月報で、2021年の需要見通しを日量30万バレル引き下げた。新型コロナウイルスの流行を抑制するため再び都市封鎖を強いられている国が多く、石油需要の回復までさらに時間を必要とすると指摘されてる。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が続落。終値の前営業日比は7.75セント安~4.00セント高。中心限月の期近3月限は5.50セント安の526.00セント。大豆は期近の主要限月は大幅続落。終値の前営業日比は31.75~1.25セント安。中心限月の期近3月限は31.00セント安の1385.75セント。軟調となった前営業日の流れを受けて利益確定の売りが続いたことや、週末に南米産地で降雨が発生したことが弱材料視された。また、大豆の軟調な足取りも下押し要因となり、期近限月は売り優勢で運ばれた。一方の期先は、USDAが大口の輸出成約報告を明らかにしたことが強気要因となり堅調で終えている。531.50セントで取引を開始した後に値を落としながらも525セントを下値支持線として意識する足取りとなり、欧州の時間帯には530セント台を回復する動きを見せた。ただ、シカゴの時間帯を迎えると前営業日の軟調な足取りが意識されるなか、手仕舞い急ぎの売りが膨らんだうえ、南米諸国の降雨、大豆安が弱材料視されるなか下値を探る足取りに転じた。


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