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朝刊:2021/01/27

ドル円の膠着感も引き続き、ダウは小幅安。ゴールドも小幅安。オイルは小反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル売りが優勢となり、ドル円も103.55円付近まで値を落とす場面がみられた。きょうは米株が反発して始まるなどリスク選好の雰囲気がみられ、為替市場はドル安の反応が出ているようだ。米株はその後に上げ幅を失っている。ただ、ドル円は様子見気分が強く103円台での膠着した展開に変化はない。朝方に米消費者信頼感指数が発表となり、米消費者のセンチメントがやや低下気味になっていることが示されていたが、感染が過去最多に拡大し、行動制限も再導入されている割には底堅い印象もある。ワクチン接種への期待とともに、12月に600ドルの直接給付を含む、9000億ドルの追加経済対策が成立したことや、それに加えてバイデン大統領からはさらに1.9兆ドルの追加経済対策が打ち出されていることが米消費者のセンチメントをサポートしている模様。ドル円は次第に膠着感が強まっているが、明日のFOMCの結果待ちの雰囲気もあるようだ。今回は政策変更はなく、声明やパウエルFRB議長の会見に注目が集まっている。FOMCメンバーの一部からは年内の資産購入ペース縮小開始の言及も出ていたが、現状からFRBがそれを強調してくる可能性は低く、むしろ慎重姿勢を強調してくるものと見られている。一部からは今週のFOMCを経て市場は、資産購入ペース縮小開始は2022年以降との見方が強まるのではとの指摘も出ている。場合によってはドル売りが強まる可能性も留意されるという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比22ドル96セント(0.1%)安の3万0937ドル04セントで終えた。終値はナスダック総合指数が9.93安の1万3626.07、S&P500が5.74安の3849.62。取引開始前に発表になったジョンソン&ジョンソンと3Mの決算が好調だったことから、寄り付きのダウ平均は上昇して始まった。しかし、買い一巡後は戻り売りが強まり、前日付近まで戻している。更なる上値追いにはもう一段の材料が欲しいところで、引け後のマイクロソフトを始め、明日のアップル、テスラ、フェイスブックなどIT・ハイテク企業の決算を確認したい意向があるのかもしれない。また、明日はFOMCが予定されており、FRBは現在の慎重姿勢を強調してくるとの見方が有力視されているが、それを確認したい意向もあるようだ。IT・ハイテク企業の決算については、引き続き力強い内容が期待されているものの、問題は、市場の期待に応えるのに十分かどうかが注目される。ジョンソン&ジョンソンについては、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力薬であるクローン病治療薬「ステラーラ」が好調な販売を示した。同社のゴースキーCEOは同社が開発しているワクチン候補について、「第3フェーズの臨床試験の結果がまもなく発表され、効果的なデータが示されるだろう」と述べていた。また、バイデン大統領が提唱する1.9兆ドルの追加経済対策については、反対意見も出る中で満額回答は難しいとみられているものの、民主党のシューマー米上院院内総務が、共和党の賛成が必要ない財政調整措置を利用する可能性も示唆している。ただ、バイデン大統領は共和党との協調が好ましいとの意向を示している。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続落、銀は小反発。終値の前日比は、金が4.3~4.0ドル安、中心限月の4月限が4.2ドル安、銀が5.1~7.4セント高、中心限月の3月限が5.4セント高。金4月限は小幅続落。時間外取引では、売り優勢となったが、1850ドルの節目が支持線となり、下値を切り上げた。ドルの弱含みが下支え要因となった。日中取引は、序盤、ドル安から買いが優勢となった。しかしカンファレンスボード発表の1月の米消費者信頼感指数が事前予想、前月の数字を上回ったことがドル高要因となり、上げ幅を削る展開となった。後半から終盤は明日27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)から声明文の発表を控え、手じまい売りの動きが根強く、小安い状態で推移した。 手じまい売り先行ムードとなったが、ドルが対ユーロ、対円ともに下落したことで下値は堅い動きだった。金利の付かない金の投資妙味が薄れるとみた売りが出た。銀3月限は時間外取引で一時軟化したが、金の下値の堅さから戻り歩調となり、小高くなった。日中取引は金が小安くなったことが上値圧迫要因になったが、小高く引けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に反落した。WTIで期近の3月物は前日比0.16ドル(0.3%)安の1バレル52.61ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.16~0.15ドル安。その他の限月は0.21ドル安~横ばい。世界的に新型コロナウイルスの流行が続いていることが上値を抑えた。各国でワクチン接種が行われているものの、接種率はまだ低水準で集団免疫の獲得には遠い。週明け25日時点で米国の接種率は7.14%、英国は10.55%、ドイツは2.15%となっている。来月の春節で中国の流行者数が爆発的に拡大するリスクがあることは懸念要因。中国政府は航空機に搭乗する前の検査を義務付けて移動を抑制しようとしているものの、約1年前の春節を機に新型コロナウイルスが世界的に拡散していったことは記憶に新しく、警戒感は強い。サウジアラビアの首都リヤドで爆発音が聞かれたと伝わったことは支援要因。サウジはイエメンのシーア派武装勢力であるフーシ派から繰り返し攻撃されており、リヤドが狙われた可能性がある。ただ、続報はなく、詳細は不明。時間外取引で3月限は52.29ドルまで弱含む場面はあったが、通常取引の開始を控えてプラス圏に浮上した。一時53.25ドルまで上げた。ただ、上値は重く、マイナス圏に押し戻されて引けた

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて大幅続伸。終値の前営業日比は、2.50~20.75セント高。中心限月の期近3月限は20.75セント高の532.25セント。大豆は軒並み大幅続伸。終値の前営業日比は11.75~26.75セント高。中心限月の期近3月限は26.75セント高の1370.25セント。  米農務省(USDA)が中国向けの大口成約を発表したことを受けて米国内の需給引き締まり懸念が再燃したことで噴き上げる展開となった。3月限は一時は19日の高値に顔合わせしており、暴落となった22日の下げ幅を前日とこの日の続伸で完全に相殺。終値ベースでも15日以来となる530セント台を記録。小麦を含む3銘柄のうち最も上昇率が高く、この日の大豆、小麦、両市場のけん引役となった。3月限は513セントで取引を開始した後のアジアの時間帯の時間外取引では、この日の安値となる508セントまで値を落とすなど、頭の重い足取りを演じた。


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