バックナンバー2021

朝夕刊
1月
2月
3月
Winner's_door
1月
2月

朝刊:2021/02/01

ダウは600ドル以上安の3万ドル割れ。ゴールドは反発。オイルは小幅続落。

NY為替

ニューヨーク為替市場でドル円は一時104.95円付近まで上昇し、105円をうかがう動きがみられた。米株式市場でダウ平均が一時3万ドルを割り込むなどリスク回避の雰囲気も見られたものの、円安の動きがドル円を押し上げている。本日は月末の取引ということでポジション調整が活発に出たようで、ショートカバーを誘発した可能性はありそうだ。米国債利回りが上昇していることもドル円をサポート。ドル円は3月以降、下降トレンドを続けているが、本格的なリバウンド相場に入るか注目の動きが出ている。目先は105円台を回復し、本日105円台半ばに来ている200日線を試す展開になるか注目されるところではあるが、105円台に入ると戻り待ちの売りも多そうだ。今週のFOMCでパウエルFRB議長は大方の予想通りに慎重姿勢を強調していた。足元の感染拡大の状況からは、FRBが出口戦略に着手するにはまだまだ材料不足で、バイデン大統領が提唱している追加経済対策もまだ協議が始まっていない。ドル安モードに大きな変化があるとも考えられず、ドル円はいまのところ、自律反発の域は出ていないとも思われる。ユーロドルは買い戻しが優勢。米株は売りが強まったが、リスク回避のドル買いは出ていない。本日は月末の取引ということで、ポジション調整が出ているのかもしれない。一時1.21ドル台半ばまで上昇していたが、本日の21日線が1.2175ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比620ドル74セント(2.0%)安の2万9982ドル62セントで終えた。ダウ平均の下げ幅は一時700ドルを超え3万ドルを割り込んだ。終値はナスダック総合指数が266.46安の1万3070.70、S&P500が73.14安の3714.24。本日が月末ということでそれに絡んだ利益確定売りが活発に出たようだ。ジョンソン&ジョンソンのワクチンの臨床試験の結果が市場に不安感を与えたとの指摘も出ている。同社は1回接種型のワクチンを開発しているが、4万4000人余りを対象に実施された臨床試験で、中程度から重度の症状を予防する有効性が66%となった。特に重症化の予防では85%、入院と死亡の予防では100%の有効性がそれぞれ示されたという。ただ、すでに接種が始まっている、ファイザーやモデルナのワクチンと比較すると、有効性66%は低い数値となっていることから、市場は嫌気している模様。ワクチン接種と有効性への疑問が広がっているとの声も出ている。そのほか3Mの下げがダウ平均を圧迫。同社が製造したPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)が長年に渡って水道を汚染してきたとして、南カリフォルニア州の都市ダウニーが同社とデュポン社を提訴した。ゲームストップやAMCは急反騰。個人投資家に人気のオンライン証券ロビンフッドが一部銘柄の取引制限を解除すると発表したことで再び動意づいている模様。なお、AMCは追加株式発行の可能性を含め資本増強を模索していると伝わっていた。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.2~9.6ドル高、中心限月の4月限が9.1ドル高、銀が97.0~99.2セント高、中心限月の3月限が99.2セント高。金4月限は反発。時間外取引では、押し目買いが入ったことや欧州時間のドル安を受けて堅調となった。日中取引では、8日以来の高値1878.9ドルを付けたのち、株安を受けて戻りを売られて上げ一服となった。米株安を受けて投資家が運用リスクを回避する動きを強め、逃避資金の受け皿となりやすい金先物の買いにつながった。銀3月限はドル安や金堅調が支援要因となり、6日以来の高値2777.0セントを付けたのち、上げ一服となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1841.2~1872.0ドルのレンジで推移、前日比27.1ドル高の1868.3ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、戻りを売られる場面も見られたが、押し目買いが入ったことや欧州時間のドル安を受けて堅調となった。日中取引は、ドル安を受けて堅調となり、8日以来の高値1878.9ドルを付けた。その後はドル安一服や株安を受けて戻りを売られて上げ一服となり、1845.7ドルまで下落した。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が後退し、ドル安に振れたことが支援要因になった。ECBは、新型コロナウイルス禍で打撃を受けている域内経済に対し、利下げによる押し上げ効果はほとんど期待できないと考えている。一方、新型コロナウイルスのワクチン配布の遅れなどを受けて株安に振れたことが上値を抑える要因になった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の3月物は前日比0.14ドル(0.3%)安の1バレル52.20ドルで取引を終えた。終値の前営業日比は、期近2限月が前日比0.16~0.14ドル安。その他の限月は0.18~0.14ドル安。新型コロナウイルスの感染が全世界で1億人に達したことが報じられるなか、ダウ平均株価をはじめ欧米の株式が急落したことに圧迫されたが、2月からサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産に入ることや、直近の米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が急減していたことなどで下値も堅かった。3月限は、アジアの時間帯から欧州の時間帯の時間外取引では、52ドル台前半を中心に比較的小幅なもみ合いが続いた。そのあと欧州の時間帯後半から米国の時間帯前半にかけて大きく戻す展開となり、この日の高値となる53.25ドルを付けた。しかし、後半はほぼ上げ幅を失い52ドル台前半まで値を消して結局小幅安で引けた。米ジョンズ・ホプキンズ大学が27日に新型コロナウィルスの感染者が世界全体で1億人を超えたことを明らかにしたが、AFPが29日の日本時間午後8時現在でまとめた集計によると、感染者は1億0143万6360人、死者数は219万1865人となっている。サウジアラビアは2~3月に日量100万バレルの自主減産を行う予定。コモンウェルス銀行のアナリストによると、これにより、石油輸出機構(OPEC)プラスの減産が、1月の日量720万バレルから同812万5000バレルに増加する見込みという。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅高。終値の前営業日比は、3.50~12.50セント高。中心限月の期近3月限は12.50セント高の547.00セント。米農務省(USDA)がこの日で4営業日連続で大口輸出成約を明らかにしたことで、今後USDAが月例需給報告での輸出見通しを上方修正するだろうとの見方が浮上し、また中国のコーン輸入に関して、在中国の米農務官が1月のUSDA見通しを上回る予想をしたことで再び買い意欲が強まった。さらにブラジル産地の多雨傾向で二期作コーンの作付けが停滞していることなども支援材料となった。期近3月限は、アジアの時間帯の時間外取引から上伸して一時的に540セント台に乗せる場面もあった。欧州の時間帯に入ると、540セント台乗せから544セント台まで上伸したが、米国の時間帯に入ると、いったん急落して534セント台まであった。その後再び急反発して550セント台に乗せて、一代新高値となる553.75セントを付けた。ただし、そのあと上げ幅を削り、引けで550セント台を維持することはできなかった。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。